「朝鮮半島 核危機の源流 失敗の本質を問う」シリーズ。

元駐北朝鮮ロシア公使 アレクサンドル・ウォロンツォフ。

 

公使「北朝鮮にとっては体制の安全が何よりも重要だ。それを保証することができるのは米国だけだ、と考えている。

北朝鮮との交渉では、対等な立場で相手をリスペクトする姿勢が不可欠だ。彼らは態度や言葉を通じ、相手が自分たちを尊重しているかどうかを敏感に判断する。」

共同通信編集委員・磐村和哉「安全保障面で中国には頼れないという深い溝が中朝間にはある。ただ、少なくとも日韓に対する米国の「核の傘」に対抗する手段としても、自ら核を保有することを決断していたことは間違いない。