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映画「神は死んだのか」を見た。
原題は「GOD’S NOT DEAD」である。
邦題の「神は死んだのか」は日本人向けにはうまくつけている。
映画のHPには宗教学者の島田裕巳など識者がコメントを載せている。
http://www.godsnotdead.jp/#container

私の感想を一言でいえば「無神論者」を小馬鹿にした映画である。でも、面白かった。
大学の無神論者の哲学の教授が受講する学生に白紙の用紙に「GOD IS DEAD」と書かせ、署名を迫る。そう書けば、単位を取得できると「脅迫」する。いわゆる「アカハラ(アカデミックハラスメント)」である。一人の敬虔なクリスチャンの学生が拒否する。
教授はその学生に「では神の存在を証明しろ」という。証明できたかどうかは講義を受講している他の学生を陪審員として審判することになる。
学生は図書館から文献を集め、必死になって勉強して、論戦で教授をやりこめてしまう。
教授は過去に母を病気で亡くしており、その時彼は神に必死で母を助けてくれるよう祈ったが、助けてくれなかったから、神を恨み、無神論者になったと白状する。
私に言わせれば、教授はエセ無神論者であり、クリスチャンの学生も「神の存在」は証明していない。ただディベートで教授に勝ったにすぎないのだ。
その後、教授は神の存在を肯定するようになるが、青信号の横断歩道を渡っているときに、信号無視した無神論者の車にひき逃げされてしまう。そこに居合わせた牧師が教授に問う。「あなたは神の存在を信じていますか」と。教授は泣きながら「イエス。死にたくない」という。牧師は「神を信じていなかったら即死だった。あなたには懺悔する時間があってよかった」とか言う。

「神は死んだ」ということは「神は生きていた。神は存在したことがある」ということになる。初めから教授は負けていた。

この映画に大川隆法氏を思わせるような人物を登場させて欲しかったなぁ。