日本経済新聞の金曜日の夕刊に「シネマ万華鏡」という映画評論の欄がある。
毎週5作品を評価して、星マークをつけている。5人の評者が一作品ずつ評価している。
今日、見ようとしていた「怪しい彼女」と「ダイバージェット」も採点されており、星二つであった。
星二つは「それなりに楽しめる」という評価である。
これで一気に見に行く気がなくなった。
あと3作品は「リアリティのダンス」、「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」であり、いずれも星四つで「見逃せない」という評価である。このうち2作品は行く予定にしていた。「ジゴロ・イン・ニューヨーク」は夕刊を読む3時間前に見てしまっていた。ウディ・アレンは相変わらず味のある演技であったが、私の評価では星二つであった。途中居眠りもした。ユダヤ人社会をよく知っている人であれば、居眠りもせず楽しめたであろう。この作品の評者はライターの岩永久美であり、つぎのように述べている。「描かれているのは主人公と相棒との関係や、顧客との関係、家族との関係。関係性を築くという、誰もが子供の頃から普通にしていることを、掘り下げていく」とある。「へぇー、知らなかったなー」という感じである。

今月いっぱいで「日経新」の購読を中止にすることになっている。