3月4日母を訪ねた。
インフルエンザということで母は個室から出ることは禁止されていた。
京都土産の饅頭を食べてと言ったが、食欲がないと食べなかった。
熱は微熱であり、咳もなかった。
帰り際に事務室に寄り訊ねると、先週から母以外でインフルエンザの感染は無いという。
そして今日11日、ホームを訪ねる前に弟嫁に会った。
彼女によると母はインフルエンザでなかったという。
内科医による誤診であった。
ウィルス検査をすることもなく、安易に診断したのであろう。
4日の後、母は気管支に炎症があり、投薬を受け、薬の副作用なのか眼の周り、口の周りに炎症が起こったという。
薬は変更したというが、今日はまだ大きく口を開けると痛いということで、大きく口を開けることを控えていた。
気のせいかこの2週間で母のアルツハイマー病による記憶障害が進んだように思えた。
今日から大相撲が始まるよと教えたが、嬉しそうでなかった。
一人暮らしの時は必ず大相撲のテレビ中継は見ていたのだが。
また1年前の地震・津波・原発事故のことを覚えていない。
今日買った新聞には去年の地震のことが大きく掲載されているが、母にを見せたら、読んでみるという。
帰り際には、自分は病気ではないのだから、頻繁に来ることはないという。
1年後においでという。

帰る前にTVで東日本大震災の追悼式を見た。
国の失策・無策による福島原発事故のことを想うと、「君が代」の起立斉唱には怒りを覚えた。
国家の責任を痛感するなら、この日くらいは「君が代」は控えるべきだった。
その後の野田総理の言葉も白々しかった。