老人ホーム(「適合高齢者専用賃貸住宅」)の母を訊ねた。
ドアをノックしたが返事がない。
鍵はかかっているから在室のはずであり、何度か叩いたところ母のかすかな声がきこえて、ドアがあいた。
パジャマ姿であった。
布団に寝ていたようで、起こしてしまったわけである。
眠たくはなく、横になって安静にしていたようである。
風邪をひいたとのこと。
咳が時々出ている。
「インフルエンザ」かと訊くと「違う」という。
椅子に座り、卓を見るとメモがあり、「インフルエンザだから部屋から出ないでください」とあった。
私に「風邪」が伝染しないよう、口に手を当てしゃべる。
24日に内科に行っている。その時の体温が37.6度。
今日26日朝は37.2度である。
ここ数十年、母が風邪をひいたり、インフルエンザにかかったということは聞いたっことがなかった。
老人ホームのように集団生活するようになると病気に感染することは避けられないようである。
帰りがけにヘルパーの方にホームでインフルエンザが流行っているのか訊ねたところ、母一人とのことである。
母は現在週2回、別の介護施設でデイサービスを受けている。
21日、23日に行っている。
このデイサービスの時に感染したに違いない。
デイサービスのインフルエンザ防止体制に問題があったということである。
母の住む老人ホームで新たなインフルエンザの患者さんが出ないことを願う。
次のインフルエンザ患者が出た場合、母が感染元だと決めつけられる可能性がある。