天国と地獄の英会話
困っている外国人を助けよう(10)
前回は、
「皆さんが日本で、困っている外国人を助ける場合、
二重の意味で上の立場、つまり、強い立場にあるので、
何も恐れることは無い」
という話でしたね。
そして、その終わりに出した宿題、
「なのになぜ、日本で、困っている外国人を助けるのを恐れる日本人が多いのか」
について、少しは考えましたか?
それは、一言で言うと「英語が怖い」からでしょう。
そのような方々は、きっと、知らないうちに「英語恐怖症」にかかっておられるのです。
その原因は、
今までの誤った英語や英会話の教授法や学習法にあります。
つまり、
英語に日本語を縛りつけて覚え、思い出させ、
英語の様々な能力において完璧になることだけを目指してやまない、
まずいことこの上ない方法で長年英語や英会話を学んでこられたからでしょう。
このような方々が、
外国人を相手に本物の会話をする時は、
「完璧な英語力だけで、一気に正しく相互意思伝達をしていかねばならない。」
と思い込まれるのも無理ありません。
そして、本物の英会話をする段になると、
「相手の言う英文(や英語の語句)を一気にきちんと聞き取り、
その内容に関する様々な事実をよく知っていて、常に適切な考えを持ち、
それを一気に正しく英文(や英語の語句)で表現しなければならない。」
などという、英語のネイティブスピーカー達でさえ不可能なこと。
これをしなければならない、という強迫観念だけに駆られ、
他のこと(=私が今お話しているようななこと)には頭が行かないようになられるのも
無理ありません。
そうだとすると、本物の英会話とは、する機会があれば恐ろしいもの、
そして、すれば辛く苦しいもの以外の何物でも無いでしょう。
本物の英会話は、そのようなものでは全く無いのに。
それはとても気楽で楽しいものなのに。
何という誤解でしょう!
何という隔たりでしょう!!
私には、天国と地獄の隔たり!?のようです。
天国に向かう方法と地獄に向かう方法!!
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