私の母は以前、交通事故に巻き込まれむちうちを体験しました。なんでも、母が停車しているときに後ろからお年寄りの運転する車がぶつかってきたというのです。止まっていたところに急にぶつかってきたので、痛みよりも最初は驚きのほうが大きかったそうです。相手のスピードもそこまで速くなかった上、事故の直後は体に痛みも傷もなかったためその場は車の修理だけで場をおさめたそうです。
しかし、その数日後の朝、首を寝違えたような痛みで飛び起きたというのです。家族から、それはむち打ちではないか、病院に行ったほうがいいと勧められ、仕事を休み病院に行くことを決めたそうです。整形外科に行ってみると、首の筋肉、靭帯を痛めているということでした。
そのうち背中や肩、首にも痛みが走ってくるでしょうと言われ、急に怖くなったそうです。場合によっては、運動制限や腕や手の指にシビレが起こる人もいるそうです。特に女性のほうが男性よりも首が細く、筋量が少ないため、むち打ちになりやすいと言われたと言っていました。むち打ちは、首の痛みの中でも比較的軽いほうではありますが、痛みが持続するということで、通院することになりました。
その日から病院の先生に言われたように、全身を休め、頸椎カラーを装着するようになりました。素人がマッサージをするのは危険で、炎症状態や筋肉の張りをみながら治療する必要があるそうです。よって、病院での通院では筋肉をほぐしながら鍼灸治療を行ったということでした。
母は比較的軽いほうだったのでよかったのですが、重度の人になると脳神経外科に通わなくてはいけない人もいるそうです。ある程度通院すれば症状も軽くなってきたので、その後は先生のアドバイスの元、家庭で正しい姿勢やリラックスすることを心掛けたと言っていました。
その後、痛みが残ったので近くの接骨院も行きました。その先生は優しくてとっても親身になってくれました。いまでも実家に帰るときにその接骨院を思い出します。