結婚した新郎新婦はどちらも大学の友達であり、新郎の信也にいたっては長い付き合いです
高校ではクラスも部活も同じで、大学では学科も同じ
まさに青春時代を平日も休日も共に過ごした仲です
そんな信也からは二次会の幹事&司会を頼まれていました
頼まれた時は素直に嬉しくて
(まさかあんなに大変だとは思わなかったからね笑)
2人にとって特別な良い日にしてもらいたいと、頑張りました^ ^
では挙式あたりから順を追って話しましょう
まず一週間前くらいから大学の友達とのLINEはめちゃくちゃ賑わってました
二次会で流すBGMについてみんなで話したり、音響を自分たちで用意しなくちゃいけなくなった時にムーブ1台会場に突っ込もうとしたり、、、
いつもと変わらぬ雰囲気で既に楽しかった(^ ^)
当日の朝もかなりLINEが飛び交います
誰が何分に着くだとか、
耕輔が財布忘れたとか、
(ちなみに耕輔は新幹線で来ました)
ツルが前泊してるだとか、
駐車場使えんのかだとか、
みんなだんだん盛り上がって行く中、1人だけだんだんテンションが下がっていく人が
そう、京介である
彼は朝からホテルに駐車しても大丈夫なのかどうかを心配しながら会場に向かっていたが、本当に心配すべきは駐車場ではなく道路交通状況だったのである
当日は10:30から挙式の予定だったのだが、
9:58の時点で彼はLINEにこう呟いたのだ
「渋滞...」
会場は台場
彼は箱崎
かなり急げば間に合いそうだが、運悪く渋滞に捕まってしまったそうだ
このメッセージを受けて既に会場に集まっているメンツは大笑い
そしてみんなが思った
「やはり京介は信也に起こしてもらわなければ間に合わないのか」
「京介どうなるかなぁ~」なんて話していると
10:08
彼からついに
「式出れない...」
あと20分ある!頑張れ京介!
しかし、結局挙式が終わるまで彼の姿を見たものはいない
後日気付いたのだが、心優しきけんぴーは挙式の写真をリアルタイムでLINEに載せていたのだ
それが優しい行為かどうかは置いといてね^^;
続いて披露宴
待合室に通されると、いつの間にかそこには京介が
「良い挙式だったなぁ~」
と、ふざけているが、明らかに悲しそうな目をしている(;_;)
そして佑太はいきなりウイスキー
彼は気持ちがフワフワし出した時に見せる変な歩き方をしながらホテル内をフワフワと歩き
それを横目に見ながら私は思った
「これは二次会荒らされるな」と
そして大して待たされることもなく披露宴へ
僕らは信也の大学の友達と、中学の友達が集められた「夢」という席に座った
京介と佑太は始めからかなりハイペースで飲み始める
それもそのはずだ
佑太はフワフワしてるし
京介は挙式に出れなかった遅れを取り戻そうとしてるのだから
料理はめちゃくちゃ美味しくて、すごく良い披露宴だった!
ハイペースで飲んでいた二人は
ベリーダンスの踊り子に興奮し
新婦から両親への手紙の時に号泣し
披露宴が終わった後には、新郎新婦の席に座り悪ふざけ
そして2時間ほどしてから二次会へ
大学の友達は既に酔っ払い、頼りになるのはじょーじ、けんぴー、つるの3人
この3人が二次会の説場に協力してくれたおかげで、ギリギリ受付始まる前には準備終了
ちなみに二次会準備時点で太田が合流するも、奴は鬼退治(鬼ごろし片手に賑やかし)しかしてない
そんなドタバタの中二次会スタート
ほとんど同年代の集まりでかなりフランクな雰囲気
新郎新婦が入場し、乾杯の音頭は京介
当日いきなり振ったのだが妙な勘が働いたらしく、特に慌てることもなく難なくこなしやがった(´・Д・)」
それから披露宴に続いてその日二度目のケーキカット
そしてビンゴ大会
収集がつかなくなるかと心配になるほど盛り上がって
エンディングVTRを流して大分みんなが落ち着いてから集合写真撮ってから、新郎新婦にとってはサプライズとなるプロポーズ大作戦!
信也にもう一度プロポーズさせようという企画
信也はありきたりな言葉を並べてプロポーズするも、新婦からはまさかの
「それじゃ足りない」
そして泣きのもう一回
窮地に立たされた信也から絞り出た言葉はかなりロマンチックでした
「一生大好きでいることを誓います。」
とても素敵なプロポーズをみんなで見て、会場が幸せムードに包まれながらお開き
幹事&司会としては、特に問題もなく無事終わることができて一安心でした
みんなが楽しんでたかどうかなんて把握する余裕はなかったけれど、後日いろんな人から
「二次会楽しかったよ」
と言ってもらえてすごく嬉しかった
そんで大学メンバーは新橋のスーパー大衆居酒屋で三次会
新郎新婦もホテルで着替えてから参加
もうここからはいつもの飲み会と同じでただただ楽しい^o^
そんな楽しい雰囲気の中、1人足りないことに気付く、、、
そう、京介である
彼は挙式に出れなかった遅れを取り戻すために披露宴、二次会と、かなり酒を飲んだのだろう
二次会後、荷物を置きに部屋に戻りそのまま寝てしまったらしい
挙式にはでないわ、三次会もでないわで、散々でした笑
まぁそんなこんなでワイワイガヤガヤやりながら楽しい1日を締めくくるのでした
今回信也の二次会に幹事として携われたのはすごく嬉しかったし、光栄だった
信也は当日1日を通してずっと、「俺は、こいつがいなかったらダメだった」と、様々な友達に対して感謝していた
それを見ながら俺は、それこそが信也の良さだなと思った
あいつはしっかりしてそうだけどおっちょこちょいだし、クールそうだけど情に熱くて
何よりも信也の1番の魅力は、友達を大切に思うことが出来る優しい心なのだ
あいつは、ほんの些細な心遣いや気配りに対して感謝することができる
大袈裟かもしれないけど
「お前がいてくれたおかげで今の俺がいる」
と、恥ずかしげもなく絶賛してくれる
これだけ信頼してくれると、こっちも応えざるを得ないし、がんばった分だけ感謝してくれる信也のことがみんな好きなんだと思う
あいつの幸せそうな顔が見れて本当に良かったと感じたのは俺だけじゃないと思う
そんで結婚式に出てもうひとつ思ったことは
結婚式って新郎新婦にとってもしかしたら今までの人生の中で最もたくさんの人に「おめでとう」って言ってもらえる日なのかなって思った
それだけじゃなくて、もしかしたら人生で1番「ありがとう」っていう日かもしれない
だから自分が結婚式を上げる時は「ありがとう」と伝えたい人を呼ぼうと思ったし、「ありがとう」を伝えるための式にしたい
少なくとも俺は、信也たちからとても心地の良い「ありがとう」を十分受け取ったよ
最後に、結婚本当におめでとう!
末永くお幸せにね\(^o^)/
