この記事を書くためだけにこちらのアプリを入れさせていただきます。ありがとうございます。よろしくお願いします。


突然ですが私の好きなアーティストのうちの1つは「スキマスイッチ」です。他だとSEKAI NO OWARI、知識は浅いですがチューリップ等が好きです。 

初めて書かせていただく本記事では私がスキマスイッチの中でも5本指に入るくらい好きであろう

「僕と傘と日曜日」について語ります。

(初のブログでぎこちない文章ですがあしからず…)


・「僕と傘と日曜日」について

スキマスイッチの6thアルバム「スキマスイッチ」の3曲目に収録されている楽曲が「僕と傘と日曜日」です。2023年に発売されたPOPMAN’S WORLD -Second- のTKY selection にも収録されており、ドラフト会議では大橋さんが最初に指名した楽曲でした。大橋さんは「出来が良い」「作って良かった」と語っていました。セルフカバーアルパムであるre:Actionでは田島貴男さんによるリアレンジバージョンが収録されています。




・歌詞について

ここからは私が本当に心から感動した「僕と傘と日曜日」の歌詞についてです。曲調からも感じ取ることができますが、すごく切なさを感じる曲です…

最初の歌詞は 

日曜の街、雨 一人で差してる傘

流れ落ちてく想い 散らかってる泡

いつも通ってた歩道 水を蹴飛ばす靴

透明なビニールの向こう 高層ビル 雲に隠れてた


この曲は失恋ソングで、別れた彼女への未練が感じられます。別れてあまり月日が経ってない状況を雨に比喩して表現した歌詞だと思うのですが、切なさと少し美しい感じが共存していますね。この「透明なビニール」がなんのことなのかがよくわかりません。教えてください。


手探りなりに目指した未来図 あっけなく砕け散っていった 打ち付ける水しぶきが 休日の景色をフラッシュバックさせる 君のブルーの傘に2人で入ったら「濡れちゃうね」と小さく笑ってた

遠くで鳴る雷は結末を予感していたのかな さよならの言葉 想像もせずに信じ切ってたあの日


辛いです。とにかく悲しいです。あのとき幸せだった何気ない会話 雨が「僕」の別れてしまった彼女との相合い傘の会話の記憶を呼び起こしてしんどくなっている感じが伝わりますね。よっぽど彼女のことを愛していたのでしょう。雨が降ると毎回彼女とのことがフラッシュバックして辛くなってるんでしょうか。雨意外にもいろいろな思い出が生活のなかで出てきては少し気が病んだりしているのかなみたいなことも思えます。彼女との未練がある「僕」強くなってほしいです。雷がなっていたのも情景が結構浮かんできていいですね。あれはさよならの言葉を予感しているものだったのかなという「僕」の考えも切なく、このままずっと一緒にいられると信じ切ってたというのが胸が締め付けられる状況ですね。


2番

こじ開けてた週末 僕ひとり上の空

優しい声で言ってた「忙しいのは良いコトだね」って 逢えない辛さを誤魔化すため精一杯 君が考えたセリフ


こちらの歌詞。回想シーンではありますが、なんか2人の関係に少しずつ亀裂が入っていく感じというか、すれ違い、疎遠になっていくけどまだ表面上は愛し合ってるみたいなのがすごくリアルではっきりと情景の想像ができるなと、そのように思わせてくれる、知った時に衝撃を受けた大好きな歌詞です。

週末は「僕」だけが予定をなんとか開けていたけど中々逢えなくなっていったのでしょうか。「切ない」という形容詞を生み出してくれた人には感謝しかないです。


土砂降りの思い出たちはこんな傘じゃとても凌げない それならばいっそズブ濡れのまま 君まで泳いでいこうか


こう見るとやはり「雨」というのは失恋などの悲しい、絶望感の強い状況にピッタリマッチしますね。

日曜の街の雨で次々と出てくる記憶の土砂降りは、傘でも到底凌げたものではないだろうという隠喩でしょうか。こんな辛い中でも必死に泳いで彼女のところまで泳いでいこうとしているのが、またしんどいですね…えーんまたここからの歌詞には実際に形に残る思い出が書かれています。


一緒に選んだ赤いテーブル 僕らみたいって話してたらラブソング 揃いで買ったストラップと 渡せずの指輪 どれもに君の香り


この歌詞やばいです。本当に。言葉選びが。赤いテーブルはセカンドストリートとかに売ってるんですかね?さいごのひで持ち主が一人減ったテーブルを思い出します。


ラブソングを聞いて僕らみたいだってはしゃいでたという記憶は失恋した「僕」にとっては負の遺産になってしまうのでしょうか。中々切り替えることが難しいようで、男って女々しいですね。揃いで買ったストラップ。お揃いで買ったストラップ。自分のストラップからも彼女の香り。ずっとくっついていた時期もありそうです。そして、渡せずの指輪。この曲で一番えぐられるところですね。指輪を渡す前に、彼女はどこかへ行ってしまいました。気になるのは、指輪からも彼女の香りがしたのは何故だろう?と言うところです。指輪の存在には勘付かれていたのか そもそもサプライズで渡そうとしていたものだったかもわかりませんが。ここで2番は終わります。


打ち付ける水しぶきが 休日の景色と音を奪う

頬を伝う雫と声にならない声なんと呼べば僕は救われるだろう? 別れ際涙の中で君は笑おうとしてくれたよね さよならの言葉 本当の意味は 一人で探すから

日曜の街、雨 一人で差してる傘


「僕」の涙が止まらず、また、声が出ない感じ。

「僕」が彼女のことを本当に心から愛していたと感じられますね。別れ際彼女は涙の中で、笑おうとしてくれていたことがここで明らかになります。思ったよりもhappy endだったんですかね、彼女さんにとっては。日曜の街、土砂降りの雨。絶望に浸って大号泣した「僕」が気持ちを切り替える様子が最後のほうに書かれています。さよならの言葉〜のところは別れた彼女との精神面での決別をきっぱりとしようとしている感じがします。さよならの言葉の意味を探し続けることが、まだ少し未練があって、人間的な部分が出ていてこのようなところの表現もやはりスキマスイッチだなあと。そして最後は、最初の歌詞で終わります。これはまた「僕」が一から切り替えるぞという意志を感じます。またこの後の

「僕」のストーリーにも期待が膨らみます。


「僕と傘と日曜日」の歌詞について見てみましたが、スキマスイッチ屈指の名曲で、ファンにも人気なのが納得できるほどの完成度だなと、そう思わせてくれる曲です。この曲は生涯で幾度となく聞いていくことになるとは思いますが、聴く際には是非歌詞を見ながら、ストーリーの考察、「僕」の心情の変化など、細かいところを感じてほしいです。


ご清覧いただかありがとうございました。