美術作家 肥沼義幸の制作日記 -955ページ目

Music Maestro

美術作家 肥沼義幸の制作日記



美術作家 肥沼義幸の制作日記



先日、スタジオの扉を開けると「 Music Maestro 」と

書かれたCDが床に置いてあった。スタジオの扉と床

との間には5cm弱の隙間があって誰かが投げ入れて

くれたのであろう。


裏を見てみると2つ隣のスタジオのオランダ人ペインター

Sarah(サラ)からだった。「 music for yoshi 」 と書いて

あって2010年に聞くべきアーティストの曲が50曲程入

いた。


サラとは同じペインターという事もあって、よく話をする。

そして何よりの共通点はパンク・ロックが大好きだという

事。いつも彼女は大音量で音楽をかけて制作をしている。


サラは僕より8つ程年上だが、見た目は20代前半で

何より驚くべき事は「魂の若さ」にあるように感じた。

作家には、年をとっても偏屈な理屈ではなく、自由な意思

が必要だと学んだ。


お礼に僕も、自分でデザインしたCDをサラにプレゼント

した↑。デザインを考え、色を塗っている瞬間は何でも

楽しい。そして何より、それを喜んでくれる人がいること

は貴重な事だと思った。