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今回は「リンクの否認ツールを利用いただく際のポイント」についてご紹介いたします。

0. まずはじめに確認すること
まずはじめに、リンクの否認ツールを本当に利用するべきかどうかを考えてください。このツールは上級レベルのウェブマスター用に開発されたものです。ツールの用途やそれがもたらす影響について明確に理解している方で、不自然なリンクを可能な限り取り除いたにもかかわらず、まだどうしても取り除くことのできないリンクが残ってしまった場合にのみ、このツールを使用してください。

1. ファイル形式はプレーン テキスト形式で
Q&A 記事 でもお伝えしておりますが、リンクの否認リストはプレーン テキスト形式(.txt という拡張子を持つファイル形式)で作成してください。.xls など、別のファイル形式でお送りいただいても Google 側でシステムに正常に反映することができず、否認の処理が行われませんのでご注意ください。なお、文字コードは UTF-8 形式の利用を推奨します。

2. # 記号で始まる行のコメントは無視される
ヘルプ記事 で紹介しているとおり、あるドメインからのすべてのリンクを否認したいときは domain: の後に続けて URL を記載します。まれに “domain:” をつけずに否認したいリンクが存在するサイトのトップページの URL だけを記載したファイルがみられますが、この状態ではそのサイトのトップページからのリンクのみを否認することになってしまいます。ドメインからのすべてのリンクの否認を指定する場合は忘れずに “domain:” を付加してください。
記述例 : domain:example.com


再審査リクエストとともにお送りしていただく際の 2 つのポイント

1) まず疑いのあるリンクを可能な限り削除
再審査リクエストの送信とともにリンクの否認ツールをご利用いただく際には、まずあなたのサイトへの作為的な、あるいは不自然なリンクを可能な限りすべて削除してください。否認ツールを使う場合も使わない場合も、不自然なリンクを限り削除する必要はあります。そして、疑いのあるリンクを可能な限り削除したのちに、削除できなかったリンクのうちどのリンクを無視すべきかをリンクの否認ツールを使用して Google に指定してください。
違反箇所に対する調査や削除をすることなく、サイトへのリンクをすべて否認して再審査リクエストをお送りいただいても、手動によるスパム対策が解除されるわけではないというとにご注意ください。

(2) リンクの否認ツールを利用したことの記載
お送りいただく再審査リクエストのレポートにはリンクの否認ツールを使用したことを記載いただけると、よりスムーズに処理が行われる可能性が高くなります。一方で、行った対処に関する状況報告などをリンクの否認ファイルに記入しても、それが再審査に直接利用されることはありませんので、再審査のために必要となる情報は再審査リクエストのフォームにご記入ください。

以上、リンクの否認ツールを利用いただく際のポイントについて、ご紹介しました。