2012-07-02 03:57:21

テーマ：: インターネットの自由

anonymousuの宣戦布告動画
オリジナル（英語のみ）

上の動画に日本語訳付き（映像はなくなっていますが）

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6月29日【RT　ロシア・トゥデイ】 http://www.rt.com/news/anonymous-river-office-government-044/

　日本語はどうも扱い言語のようだ。たとえそれがハッカーであったとしても。日本政府のウェブサイトを攻撃しようと企んだもののそれが不首尾に終わり、ハクティベスト（訳注hacktivist。hack activistを合わせた造語）の集合体、アノニマス（Anonymous）はそれを身を持って学んだようだ。

　先週、日本政府が違法ダウンロードに対し懲役刑を科すことで取締りを行う法案を承認した後、ハッカー集団のアノニマスは、この新しい法令に対する報復として日本政府のウェブサイトにサイバー攻撃を行うことを約束した声明文を発表。しかし、Anonymousが間違ったサイトをハッキングするという、コメディのような結末を迎えた。

　関東地方整備局の 霞ヶ浦河川事務所 （Kasumigaura River Office）のウェブサイト上、あらゆるところに、このハクティベストのお決まりのスローガン、つまり「We are Anonymous! We are a legion! We do not forgive! We do not forget! Expect us!” （我々はアノニマスだ！我々は大衆だ！我々は許さない！我々は忘れない！待っていろ！）」が挑戦的に表示されることになったのだ。

スローガン全文はこちら（日本語訳）　http://prochron.tumblr.com/post/25967895592/opjapan-expect-us

　しかし、問題が一つだけあった。それは？霞ヶ浦河川事務所とは単なる一都道府県である茨城県で河川の管理を行う部署であり、問題の新しい法令とは全くの無関係であったということなのだ。

　どうやら、日本の法務省を探し求めている間に、アノニマスは霞ケ浦水系の流れに流されてしまったようなのだ。おそらく、「霞ヶ浦」と、法務省を含めた重要な政府機関が存在する東京の地域である「霞が関」が混同されてしまったのであろう。

　そしてかわりに、小さな河川管理を担当しているサイトが、アノニマスのサイバー報復の矛先となってしまったのだ。

「待っていろ・・・河川管理事務所で」

　日本のこの新しい法令に対するアノニマスの怒りは、今週初めにYouTube上の声明文として公開されている。「我々はお前達のもとへ出向くだろう。お前たちが我々のもとにくるのと同じ方法で！」と、日本政府が違反者をトラックダウン（追跡）し取り締まるために使用する監視用テクノロジーを非難し、脅しをかけている。　

　火曜日の夕方にアノニマスのソーシャルネットワーキングのサイト上であるユーザーから、アノニマスの報復が本当に霞ヶ浦を対象としていたのかを尋ねる質問が掲載され、その時に初めて、この間違いに同集団が気づいた様子だ。

　アノニマスは簡潔な日本語のツィートで次のように反応した。「でもちょっとミスしました。誤爆ごめんな（笑）やっぱり日本語は難しい（We made a mistake. We're sorry. Japanese is difficult.）」

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　でもJASRACへの攻撃は成功しているようです。経団連や日本最高裁判所、民主党、自民党も攻撃対象になっているようです。（NAVARまとめ）

　でもさすがのアノニマスも、日本語は難しかったみたいです。いつもはかなり深刻な感じなんですが、今回初めてかわいい～と思ってしまいました。　本来はインターネットの自由を守るのが専門のようなのですが、大飯原発もついでに支援を行おうか検討中だそうです。

　アノニマスが「ハッキング」集団か、「クラッキング」集団か、その辺の定義が間違えているんじゃないかといった方もいらっしゃるかもしれません。「ハッキング」には善悪の概念はなく、「クラッキング」には「不正」なコンピューターへのアクセス・改ざんという意味があるそうです。
　ただ、何が善悪かは単に主観的な問題であって、見る者の立場によって異なってくるでしょうし、英語メディアではアノニマスは「hacking」集団と表現されることがほとんどですので、あえてハッキングで統一しています。

　また、誤解も多いようですが、アノミマスは、原則、「US（私達）」であるべきであって、世界のどこかに存在している「THEM（彼ら）」ではないと私自身は認識しています。もともとはハッキング集団として有名になりましたが、最近では反政府的なデモ、特にインターネットの自由を求めるデモなどではアノニマス・ウィキリークスの象徴ともいえるガイ・フォークスのマスクをつけた人が増えています。
　

アノニマスの日本向けツイッター・アカウント
https://twitter.com/op_japan

anonymousのFACEBOOKアカウント
https://www.facebook.com/AnonSec
https://www.facebook.com/OffiziellAnonymousPage

アノニマスに関連する過去の記事

アノニマス　次の標的は刑務所ビジネス（アメリカ）　（2月26日）
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11176536483.html

ドイツでもACTAに反対運動で署名延期　インドでも反対（2月12日）
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11162257640.html

ポーランド国会がアノニマスに占拠される　ACTA（1月30日）
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11150638625.html
ポーランドの国会議員がアノニマスのマスクをしています★

反SOPAハッカー集団がFBIサイトをダウン（1月21日）
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11141547083.html
アメリカのレコード協会、政府のサイトを次々とダウンさせました。

私自身が思い出せる限りで、アノニマスが支援している団体・個人・権利
・オキュパイ運動
・ロン・ポール
・インターネットの自由
・ウィキリークス
・アラブでの市民革命
・ファイル共有・ダウンロードサイト（MEGA　UPLOADなど）

アノニマスが攻撃・反対意志を表明したことのある企業・法案・条約など
・ACTA　（日本も締結している国際的条約）
・SOPA （アメリカの法案）
・PIPA （同上）
・CISPA（同上）
・FBI／CIA
・司法省（アメリカ）
・ロシア政府
・メキシコ政府
・イギリス政府
・イギリス　内務省
・ストラトフォー（アメリカの企業）
・GEO Group（アメリカの刑務所管理を行う民間企業）
・シカゴ市（アメリカ）
・ソニー
・ネオ・ナチのサイト（Aryan Front）
・Facebook

など、あまりにも数が多いので書ききれません。

mikekempphotography.com　より

ジュリアン・アサンジ氏がアノニマスと同じGuy Fawkesのマスクをつけてみたものの、髪の毛でもうバレバレの様子。左手が怒っているみたいでかわいいです。プンスカ。

”アノニマス OpJapan とこれまでの攻撃対象まとめ”２０１２

”アノニマス　OpJapan とこれまでの攻撃対象まとめ”２０１２