TOCANA > 日本 > 陰謀社会学 > 【北朝鮮・戦争】円が紙切れ「有事の資産防衛5つの真実」
【北朝鮮・戦争】円が紙切れになる前に知るべき「有事の資産防衛5つの真実」と究極の安全資産! 超富裕層たちは●●を買っている!
2017.09.04
画像は、Thinkstockより
北朝鮮が3日に実施した6回目核実験に対する軍事的措置について、マティス国防長官は米国や同盟国に対する脅威には「大規模な軍事的対応」で臨むと述べているほか、ドナルド・トランプ氏は、記者団から北朝鮮への軍事攻撃の可能性を問われると、「そのうち分かる」と答えるなど、北朝鮮とアメリカの戦争危機が目前に迫っている。
なるべく戦争が起こってほしくは無いと願っている私だが、万が一そうなってしまったらどうすればいいのだろう?
■1、「有事の円買い」の正体と嘘
まずは自分自身の安全だが、その次には資産の安全を考える必要がある。ではこれから起こる可能性がある危機に対して、一番の安全資産は何なのかを検討してみたい。
よく「有事の円買い」という言葉がある。先日も北朝鮮がグアムを攻撃する準備があると言った翌日は為替が円高に動いた。最近、世界的なショックが起きると必ず円高になるから「円が一番の安全資産だ」という噂がまん延している。「危機には円を持っているのが一番いい」と言う経済評論家もいるのだが、これは都市伝説であって本当ではない。
ちょっと専門的な話になってしまうが、有事のニュースが出るたびに金融市場で本当に起きているのは「投資家のポジションの手じまい」である。株や債券を買ってリスクを張っている投資家が、リスクを生む事件が起きるとその瞬間に、投資を手じまいする。これは金融界での常識である。
今、トランプ大統領がアメリカ優遇策をとっている関係で、世界の投資がアメリカに向かっている。当然、日本の投資家もアメリカに投資をしている。有事が起きると、いったんそれを引き上げて円に戻すので一時的にドル売り円買いが起きる。これが「有事の円買い」の正体だ。
■2、円が紙切れになる
実際の危機が始まってしまうと違う話が起きる。一番起きてほしくない最悪の事態が起きるとする。仮に私の自宅の真上に核ミサイルが飛んできたとしよう。いや、本当に起きてほしくないな、これは。で、そうなったら日本の首都機能は壊滅する。そうなれば当然、円は紙切れになる。そう考えれば今回のようなリスクの下では円は決して安全資産ではないことがわかるだろう。
■3、東アジアの不動産資産はどこもリスク資産
同様にどこにミサイルが落ちてくるかわからないという前提で言えば、不動産資産もロシアンルーレットに参加しているようなもので、決して安全とは言えない。どこの土地を持っていても東アジアである限りはリスク資産なのである。
■4、ドルやユーロも正解ではない
そうなれば安全資産は「ドルかユーロか」と思うのだが、それもどちらも安全ではない。悪いシナリオを考えればアメリカと中国が本格的な戦争状態に陥る可能性もある。そうなれば中国の成長に依存している世界経済が大きく崩れるから、どの通貨を持っていても安全とは言えない。
そこでアメリカの投資家がいったん、資産を通貨や株式ではなく金(ゴールド)にシフトするという動きが活発になる。
「なんだ、金か! いつも聞くつまらない話だな」
と思う読者のために、そういった通常の投資家ではないレベル、本当の金持ちが未来のために何に資産を移しているのかをそっと教えよう。
関連キーワード:
北朝鮮
戦争
核ミサイル