数学記号の表 ⅩⅢ【外鬼】合同算術・初等数論 

 

統計学の記号

統計学
記号 意味 解説
r. v. 確率変数 random variable の略
p. m. f. あるいは pmf 確率質量関数 probability mass function の略
p. d. f. あるいは pdf 確率密度関数 probability density function の略
{\displaystyle \sim } “確率変数”が“確率分布”に従う {\displaystyle \textstyle X\sim {\mathcal {D}}} は確率変数 X が確率分布 {\displaystyle \textstyle {\mathcal {D}}} に従うことを表す
i. i. d. 独立同分布 independent and identically distributed の略。X1, ..., Xn i.i.d. は確率変数 X1, ..., Xnが同じ確率分布独立に従うことを表す
{\displaystyle P[\bullet ],\mathbb {P} [\bullet ]} 確率 P[E] は事象 E の確率
{\displaystyle E[\bullet ],\mathbb {E} [\bullet ]} 期待値 E[X] は確率変数 X の期待値
{\displaystyle V[\bullet ]} 分散 V[X] は確率変数 X の分散
{\displaystyle N(\mu ,\sigma ^{2})} 正規分布 平均 μ, 分散 σ2 の正規分布

注釈

  1.  数学においては、各々の記号はそれ単独では「意味」を持たないものと理解される。それらは常に、数式あるいは論理式として文脈(時には暗黙のうちに掲げられている、前提や枠組み)に即して評価をされて初めて、値として意味を生じるのである。ゆえにここに掲げられる意味は慣用的な一例に過ぎず絶対ではないことに事前の了解が必要である。記号の「読み」は記号の見た目やその文脈における意味、あるいは記号の由来(例えばエポニム)など便宜的な都合(たとえば、特定のグリフをインプットメソッドを通じてコードポイントを指定して利用するために何らかの呼称を与えたりすること)などといったものに従って生じるために、「記号」と「読み」との間には相関性を見いだすことなく分けて考えるのが妥当である。
  2.  言語によっては % をエスケープする必要があり、たとえばR言語では %% が用られる。

参考資料

  • JIS Z8201 数学記号

関連項目


数学
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