ビットコインにまつわるデマの流布 何を信じるべきか?
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ビットコインとは本当に実体のないピラミッド・スキームなのか。マイニング(採掘)は環境破壊につながるのだろうか。「スプートニク」編集部では、仮想通貨ビットコインにまつわる様々なデマについて真相を探ってみた。
スプートニク日本
デマ1 ビットコインは実体を伴わない「バブル」?
昔ながらの見方をすれば、ビットコインとはいかなる裏付けもない通貨だ。その価値は、人々がこれをどれだけ信用するかによって左右される。ビットコイン相場がその需要によってのみ決まるのは、そのためである。
これと似たものとして、金が挙げられるだろう。金も同じく、何の保証もされていない。それにも関わらず、数世紀にもわたり一定の価値を保ち続けている。
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デマ2 ビットコインは誰でも「採掘」できる?
ビットコインを採掘するのは、今ではきわめて難しくなっている。「マイナー(採掘者)」と呼ばれる特定の利用者が採掘できた時期は過ぎ去った。今日では、非常に高コストなマイニング・ファーム(採掘場)がこれを行っている。
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デマ3 ビットコインは違法?
仮想通貨は多くの国で公式に認められている。日本ではビットコインは合法的な支払手段とされ、ドイツや中国(個人向け)、スイスでも決済単位として認められている。
ロシアでは、仮想通貨の流通を定める法律がまだ存在してない。ただ、禁止されている訳ではなく、従って可能である。
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デマ4 ビットコインの採掘は環境を汚染する?
このデマは、仮想通貨の生成や演算能力の維持に大量のエネルギーを必要とすることから広まった。実際は、ビットコインネットワークのエネルギー消費量は、10万人が住む町の消費量と変わらない。
しかし、全員がそのように考えているわけではない。ロシアでは、住居内のマイニングファーム設置を禁止しようとする動きもある。
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