>  >  > デスリスト「今年がヤバい」セレブ一覧!

2017.04.15

 

 

 毎年、年内に亡くなりそうなセレブ50人をランキング形式でリストアップした“デスリスト”が公開されている。昨年は元ボクシング世界チャンピオンのムハマド・アリ氏や“キューバ革命の英雄”フィデル・カストロ氏の逝去を含む12人の著名人の訃報を的中させていたが、2017年版では早くも“超大物”の死を的中させている――トカナも報じたデイヴィッド・ロックフェラーの死去だ。


■「デスリスト」2017年版にロックフェラーの名前が記されていた

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 「The DeathList 2017」より

 去る3月20日、ロックフェラー家第3代当主のデイヴィッド・ロックフェラーが6月の102歳の誕生日を迎えることなく死去した。一般的にはかなりの高齢であり驚くことではないともいえるが、なにしろ名門財閥・ロックフェラー家の当主であり、最先端の医療技術による健康管理が施されていたにしては意外に早く亡くなったと感じる人々も少なくなかったようだ。

 そして有志メンバーによって結成された「デスリスト・フォーラム」から毎年発表されている「デスリスト」の2017年版に、デイヴィッド・ロックフェラーの名前がリストアップされていたことが話題を集めている。

 やはりリストアップされているのは高齢や病気療養中のセレブたちがメインのようだが、単純に昨年亡くならなかった人物を順送りにしているというわけではない。ちなみにデイヴィッド・ロックフェラーは昨年のリストに入っていなかった

 2017年版のデスリストに名を連ねていて、デイヴィッド・ロックフェラー氏のほかにすでに亡くなっているのは、南アフリカの名ラグビー選手であったユースト・ファン・デル・ヴェストハイゼン氏(45歳)、アメリカ人女優のメアリー・タイラー・ムーア氏(80歳)の計3名である。今年はまだ8カ月以上残っているが、ほかにどんな人物がリストアップされているのだろうか。

 

 

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2017年版に名を連ねる有名セレブは?

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 「PressTV」の記事より

 2016年版では、リストアップした50人のうち12人の逝去を“的中”させたデスリストだが、2017年版も50人の著名人が名を連ねている。

 リストのトップを飾るのは、今年12月に101歳の誕生日を迎える往年の名俳優カーク・ダグラス氏なのだが、なんといっても気になるのはもうすぐ御年91歳になる英女王エリザベス2世が24位にリストアップされていることだ。君主として、英国史上最長寿の記録を更新し続けている女王陛下だが、不謹慎ながら年内の崩御があり得るのだろうか。バッキンガム宮殿の情報筋によれば、女王陛下は昨年末に「重い風邪」に罹患され、クリスマスと新年の公務には出席されなかった経緯があるという。

 そしてエリザベス2世の夫であり、今年96歳になるエディンバラ公フィリップはなんと6位という高順位にランクインしている。エディンバラ公も心臓疾患をはじめとする健康問題を抱えており、同じく昨年のクリスマスの時期には病床に伏せていたということだ。

 そして特にアメリカ人にとって無視できないのは歴代の大統領の面々だ。今年93歳になるジミー・カーター第39代大統領は15位にあがっており、同い年のジョージ・H・W・ブッシュ第41代大統領が28位に入っている。

 36年間にわたってアフリカ諸国のトップの指導者であったロバート・ムガベ氏も今年93歳を数え、デスリストの18位にランクしている。さらに今年90歳になるローマ教皇のベネディクト16世は36位だ。

 そして日本人としては、その情報の取扱に慎重になるべきところで、あくまでも情報のひとつとして伝えると41位に天皇陛下の名前がリストアップされている。これまで天皇陛下がデスリストに登場したことはなく、この2017年版で初めてリスト入りすることになった。ただし、昨年47位にリスト入りし、今年は名前がない著名人も存在する。“車椅子の物理学者”ことスティーヴン・ホーキング博士(75歳)だ。

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往年のカーク・ダグラス氏 画像は「Wikimedia Commons」より

 ややもすれば不謹慎な話題にもなるが、突然の訃報にショックを受けないための心積もりとしてもこのデスリストの存在意義があるのかもしれない。
 


参考:「PressTV」、「The DeathList 2017」、ほか