ロード・オブ・ザ・リング | |
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The Lord of the Rings | |
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監督 | ピーター・ジャクソン |
脚本 | フラン・ウォルシュ フィリッパ・ボウエン ピーター・ジャクソン スティーヴン・シンクレア(2作目のみ) |
原作 | J・R・R・トールキン 『指輪物語』 |
製作 | ピーター・ジャクソン バリー・M・オズボーン フラン・ウォルシュ マーク・オーデスキー ティム・サンダース(1作目のみ) |
音楽 | ハワード・ショア |
撮影 | アンドリュー・レスニー |
製作会社 | ウィングナット・フィルムズ ザ・ソウル・ゼインツ・カンパニー |
配給 | ニュー・ライン・シネマ |
公開 | 2001年 - 2003年 |
上映時間 | 558分 683分(エクステンデッド版) |
製作国 | ![]() ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $281,000,000 |
興行収入 | $2,917,506,956 |
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『ロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Rings)は、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とし、ピーター・ジャクソンが監督・共同脚本を務めた叙事詩的[1][2]ファンタジー冒険映画の三部作である。
目次
ロード・オブ・ザ・リング三部作
『旅の仲間』『二つの塔』『王の帰還』の三部作として制作。世界へ配給されるに当たり「3作品すべてを上映すること」という条件をつけられた。
- 『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)
また、本作の前日譚にあたる『ホビットの冒険』が、同じく三部作の『ホビットシリーズ』として、2012年から2014年にかけて公開された。
- 『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)
- 『ホビット 竜に奪われた王国』(2013年)
- 『ホビット 決戦のゆくえ』(2014年)
概要
ニュー・ライン・シネマが配給した映画シリーズ三部作。総製作費2億8500万ドルで、ジャクソンの母国ニュージーランドで三部作同時に撮影され、プロジェクト全体で8年を要した。各作品は劇場公開版に未公開シーンを追加した『スペシャル・エクステンデッド・エディション』の映像ソフトも発売。映画は小説の大まかなストーリーにそりつつ、いくらかの省略や追加要素が含まれた。
中つ国を舞台とし、ホビットのフロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)ら旅の仲間が一つの指輪を捨て、冥王サウロンを滅ぼすための冒険が描かれる。旅の仲間はやがて離れ離れとなり、フロドは忠実な庭師のサム(ショーン・アスティン)と危険なゴラム(アンディ・サーキス)と行動することとなる。一方でゴンドールのアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)はイスタリのガンダルフ(イアン・マッケラン)と共に中つ国の自由の民を率い、指輪戦争を勝利に導く。
三部作の合計興行収入は、歴代の映画シリーズの興行収入でも高いものである。批評的にも成功し、アカデミー賞では30回ノミネートされ、17回受賞した。特に最終作の『王の帰還』は11部門でノミネートされ、その全てで受賞を果たしたが、これは『ベン・ハー』、『タイタニック』に並んで最多受賞数である。三部作はその革新的な特殊・視覚効果において高く賞賛された。
また後年、本シリーズの前日譚となる『ホビットシリーズ』三部作が製作され、2012年から2014年にかけて一年おきに公開された。