アノニマスがリーク「もうすぐNASAが異星人の存在を公表」…

 

2017.06.30

 

■本家アノニマスは「全人類へのメッセージ動画投稿

 NASAはこれまで探査機ケプラーのミッションにおいて、4034の惑星候補を発見し、そのうちの30は地球の2倍以下のサイズの居住可能惑星であることが確認されている。つまりこの30の惑星は、地表のすべてを焼き尽くすほど恒星(太陽)に近くなく、地表のすべてが凍るほど恒星から離れていない生命の維持にとってちょうど良い位置で公転してる惑星である。

 その中でも今年2月に発表されたTRAPPIST-1系(トラピスト1系)は、水瓶座の方向の39光年先にあり“姉妹太陽系”と形容されるほど我々の太陽系に似ていて、7つの惑星のうちに地球に似ているものが3つあるのだ。ズブッケン教授は4月の公聴会でこのTRAPPIST-1系についても言及している。

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TRAPPIST-1系 画像は「Wikipedia」より

「TRAPPIST-1系はちょうど39光年離れたところにあり、系の外縁にはたくさんの惑星をつくる原材料があります。地球のような惑星の発見は、当初考えていたよりも近いところにあったともいえます。このTRAPPIST-1系の研究が進めば、生命に適した条件を明らかにできる可能性があります」(トーマス・ズブッケン教授)

 火星についてもこれまで一度は生命の繁殖に適した環境であったこともズブッケン教授は指摘しているのだが、はたしていよいよ地球外知的生命体の存在が公表される日は近いのだろうか。

 最近のNASAの立ち振る舞いは「空で何かが起こっていることを暗示するものです」と説明するアノニマス・グローバルの動画だが、本家のウェブサイトにこの件は特に触れられてはいない。しかし最近になって気になる公式動画がアップされているのだ。

「Message for all of Humanity」(全人類へのメッセージ)と題されたメッセージ動画は、人類のヒューマニティを賞賛し輝かしい未来が待っていることを主張する内容で、今後の人類の宇宙進出や地球外生命体との接触を暗示するくだりもある。

Anonymous - Message for all of Humanity 動画は「Anonymous Official」より

 具体的なトピックスに触れることが常であるアノニマスの活動だが、ややスピリチュアルじみているともいえるこのメッセージ動画の真意やいかに? 地球外生命体との“コンタクト”に心の準備をすべき時が来たという意味にもとれなくはないが……。


参考:「Daily Mail」、「Science Alert」、「Ancient Code」、ほか