【悲報】大規模サイバー攻撃は第五次世界大戦勃発の合図北朝鮮…
イメージ画像:「Thinkstock」より
■セキュリティの権威が明かした犯人と目的
――これまでもサイバー攻撃は頻繁に起きていますが、なぜ今回はこれほど世界同時多発的に、かつ猛烈な勢いで被害が拡大しているのでしょうか?
セキュリティの権威(以下、セ権) 「『WannaCry』はランサムウェアとワーム機能を組み合わせた特殊なものですから、1台のコンピュータが感染すると、ネットワーク上にある他のコンピュータにも感染が広がる仕組みになっています。つまり繁殖力が非常に強い構造であるということが一つ。
それから、悪用しているウィンドウズの脆弱性が、比較的最近見つかったものであるという点。というのも、その脆弱性は従来NSAがスパイ活動のために使用していたので、(アメリカ政府が意図的に)公にしてこなかったんですね。しかしこれが、昨今ウィキリークスによって暴露されたわけです。これを受けて今年3月、マイクロソフトは急いで修正プログラムを配布していますが、まだ適用している人が少なかったため、被害が拡大したものと考えられます」
画像は「The Daily Mail」より引用
――ではズバリお聞きします。犯人は何者であり、その目的は何だとお考えですか? 13日の夕方、2ちゃんねるで(恐らくは)北朝鮮の暗号放送を解読したユーザーが、「14日午前5時56分、発射予定時刻かな」「明日も発射ある?」と書き込み、実際にミサイルが発射されたことで大きな話題になっていますが、この「明日も発射ある?」に対応するのが、実は今回のサイバー攻撃ではないかという見方もあるようですが。
セ権 「そこは難しい質問で推測の域を出ませんが、やはり目的は“お金”なのではないでしょうか? もちろん単なる愉快犯や遊び感覚でできるレベルではありませんから、世界を大混乱に導こうとしている秘密結社や、これまでも第三国を経由してのサイバー攻撃に力を入れてきたとされる北朝鮮などによる国家ぐるみの凶行であることを否定する要素がないのも確かです。
ただ今回、感染すると復旧のために仮想通貨ビットコインによる支払いを要求してくるわけです。もしお金が目的でなければ、ほとんど感染したことさえわからず、知らずのうちに被害が広がっていくようなウイルスを作るはずです。以上のことを総合すると、シンプルに、頭の冴えるハッカー集団が黒幕だと考えるのが自然ではないでしょうかね」