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【警告】首都直下地震で西麻布・田園調布・銀座・渋谷は即崩壊! 国土地理院データで判明、“真実の災害リスク”が超ヤバい
2017.04.20
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イメージ画像:「Thinkstock」より
3月29日、国土地理院は日本各地の地形について学べるWeb地図の改良版を公開した。無料で利用できるこの「地形分類図」では、指定した地域における地震・洪水をはじめとする災害の危険度を調べることができる。大地震の発生時、あなたが住む土地の地盤の強弱が生死を分けることは、いくら強調してもし過ぎることはない。しかも、地価が高いところほど地震の揺れに強いとも限らない。そこで今回は、この地形分類図で様々な土地の災害危険度を見ていくことにしよう。
■過去に海や川だった土地は超ヤバい
過去の記事で紹介したように、1995年の阪神・淡路大震災では、家屋倒壊などによる死者の約8割が「旧河道(きゅうかどう)」、つまり昔は川だった地盤に住んでいたことが判明している。また、昨年4月の熊本地震でも、家屋倒壊による被害や死亡の多くは震源となった益城村の秋津川周辺に分布が集中していた。このように、かつて海や川だった土地は地盤が軟弱であり、そのことが地名からもある程度は類推できる例が多いのだ。しかしそれでも、ある特定の土地における地盤の強弱や災害危険度を総合的に判断するには、やはり公的機関による正式な調査に基づくデータが信頼できるだろう。
画像は「国土地理院」より引用
今回公開された国土地理院のWeb地図では、従来の「地形分類図」の改良版として、「地形分類(自然地形)」と「地形分類(人工地形)」を調べることができる。依然として日本全土のデータがサポートされているわけではないが、従来の地形データに今回、新たに追加された範囲がある。この地形分類図を参照することによって、地震だけではなく、高潮・河川氾濫・崖崩れ・土石流といった自然災害の危険度も知ることができる仕組みとなっている。
■筆者が暮らす小平市の地形は?/地形分類(自然地形)
画像は「国土地理院」より引用
・ オレンジ色=「台地・段丘」
さっそく筆者は、自分が住む東京都小平市花小金井6丁目の周辺を閲覧してみた。まずは「地形分類(自然地形)」を調べてみる。住所を入力して検索すると、該当地域の地図が表示される。どうやらこの付近は、オレンジ色と黄緑色に塗られた地域が入り組んでいるようだ。そこで、筆者宅があるオレンジ色の部分をクリックすると、「台地・段丘」と題した吹き出しが表示された。「土地の成り立ち」の小見出し部分には「周囲より階段状に高くなった平坦な土地。周囲が浸食により削られて取り残されてできる」とある。また「この地形の自然災害リスク」には「河川氾濫のリスクはほとんどないが、河川との高さが小さい場合には注意。縁辺部の斜面近くでは崖崩れに注意。地盤は良く、地震の揺れや液状化のリスクは小さい」とあった。
これを見ると、地震の揺れによる直接の被害はひとまず安心できそうなものだ。しかし、筆者宅は古い木造の2階建てなので、多摩地区付近を震源とする大規模な首都直下地震が起きた場合は、そうも言っていられなくなるかもしれない。
・ 黄緑色=「凹地・浅い谷」
なお、自宅のすぐ近くにある黄緑色の地帯をクリックすると、「凹地・浅い谷」とあり、「この地形の自然災害リスク」としては、「大雨で水が溜まりやすくなり浸水の恐れがあり、地盤は周囲の台地・段丘に比べるとわずかに劣る」との記載が。このように、同じ地域でも周囲より多少でも低地となる場合には、やはり大雨による浸水などのリスクが高くなってしまうのだ。
■小平市の災害リスクはどれくらい?/地形分類(人工地形)
画像は「国土地理院」より引用
次に、「地形分類(人工地形)」のWeb地図にアクセスしてみる。これは文字通り、人間の手によって地形が変形されるなどした場所を示すものだ。「地形分類(自然地形)」と同様に住所検索して表示された筆者が暮らす一帯には、色付けがされていない。つまり、人工地形ではないということだろう。自宅から東に数百メートルほどの地域はピンク色に塗られており、そこをクリックすると「盛土地・埋立地」と題した吹き出しが表示された。この土地の成り立ちとしては、「周囲の地表より高く盛土されたり、海や谷を埋め立てられた土地」とある。そして、自然災害のリスクとしては浸水のほか、山地・台地では降雨・地震による地盤崩壊の可能性もあるという。特に低地では、液状化に注意とある。
画像は「国土地理院」より引用
・ 水色=「切土地」
また、自宅から北西へ数百メートルほどの位置には水色に塗られた一帯があり、クリックすると「切土地」とある。ここは山地や台地の縁など、斜面を切り取って造成された土地で、自然災害リスクとしては、大雨や地震時に崩壊する恐れがあるという。日本では、住宅難などにより、本来は人が住むのに適していない土地に切土や盛土を施すことで宅地造成された地域も多く、そのような場所では自然災害のリスクが高くなってしまうということだ。
こうして見ると、筆者の住む土地は、多少のリスクはあっても、都心の建物が密集した低地などに比べると、かなり恵まれていると言えるのではないだろうか。そこで、次は都会の高級住宅地における災害リスクはどうかという疑問を抱き、調べてみることにした。