2005年3月 日経新聞夕刊べた記事 死者23万人以上
行方不明 同数以上 合計確認46万人以上(約70万人台説NCB)恕作さ拉致誘拐?
死者83(百)万人と記録されている華県地震(1556年)や非公式ながら
死者60(70)万人以上といわれる(公式には24万人強)唐山地震(1976年)に次ぐ、
人類史上有数の震災であろう。
また被災者は500万人に達し、うち180万人に食糧援助が必要とされているほか、
衛生環境の悪化から感染症や伝染病の発生などの2次災害も懸念されている。
さらに一部の被災地では治安が悪化し、性的暴行事件や、誘拐と思われる
子供の失踪などが多発している。
インドネシア
津波に襲われた後のスマトラ島の港町
家があったところに瓦礫が散乱している。(スリランカ)
津波で流されてきたごみが散乱しているパートーン(パトン)・ビーチ
被災した各国の中で最も多くの犠牲者を出した。とりわけスマトラ島北端のアチェ特別州西海岸は甚大な被害を受け、州都バンダ・アチェや西アチェ県のムラボ(英語版)などはほぼ壊滅した。現在のところ死亡者は131,029人、負傷者は最大で10万人、行方不明者は37,603人以上
インド
12,407人が死亡した。また、行方不明者は1万人以上、負傷者数は不明である。
アンダマン・ニコバル諸島では人口約3万人のカール・ニコバル島をはじめ、
一時全島が水没した島が数十あったとの情報もある。
スリランカ
35,322人が死亡した。コロンボ発ゴール行の列車が津波に流されて転覆した。この列車は第1波の被害を免れたため、車内は安全と誤解した地元住民が多く、列車内や屋根の上に避難した後で続く第2波の津波に飲まれたため、乗客の他地元住民なども含め1,000人が死亡した。負傷者数は16,637人、行方不明者は5,637人、家を失った者は83万人それ以上
タイ王国
現地での死者は5,305人、怪我人は8,457人と報じられている。衛生上の理由から十分な身元確認を行わないまま埋葬された遺体も数百体あったと言われている。
ミャンマー(ビルマ)
政府発表では80人が死亡、43人が負傷、3人が行方不明とされているが、AFP通信の報道によれば死者は少なくとも90人。また、ココ諸島(英語版)で数千人が死亡した可能性もある。
マレーシア
ペナン島で21人が死亡するなど、合計で68人が死亡、299人が負傷。
モルディブ
津波によって74名が死亡
その他の国
東アフリカ(ケニアで2人、タンザニアで10人、セーシェル、ソマリア、マダガスカルでも多数)で合計137人が死亡、ソマリア沿岸で漁船100隻以上が行方不明となっている。
ソマリアでの死者は200人以上との報道もある。
バングラデシュで2人死亡との報道がある。
観光客などの外国人
クリスマス後、正月前の休暇の時期ということで、海辺の保養地に多くの外国人観光客が訪れていたため、ヨーロッパからの旅行者を中心に外国人の被災者も多い。
- アメリカ人
- 1月4日の時点で15人が死亡、約5,000人の安否が確認されていない。
- スウェーデン人
- 554人が死亡、1,800人以上が行方不明。政府は犯罪を誘発する恐れがあるとして行方不明者の個人情報を公開していない。ミュージシャンのミエツコ・タラーツィク(英語版)(ナザム)がタイのピピ島で津波に巻き込まれ、翌2月17日に遺体で発見された。
- ドイツ人
- 539人が死亡、970人が行方不明。
- イギリス人
- 40人が死亡し、他に約160人が行方不明。元日本駐在のジャーナリストで、リヒャルト・ゾルゲに関する著書があるロバート・ワイマントも死亡が確認された。
- ノルウェー人
- 16人が死亡、78人が行方不明。
- フランス人
- 22人が死亡、99人が行方不明。
- イタリア人
- 18人が死亡、436人が行方不明。
- スイス人
- 16人が死亡、95人が行方不明。
- オーストラリア人
- 12人が死亡、79人が行方不明。オージーフットボール選手のトロイ・ブロードブリッジも亡くなった。
- 日本人
- 日本外務省は12月26日、領事局に緊急連絡室を設置し、インドネシア、スリランカ、タイなど6か国に対して大使館などを通じて日本人の被害状況を確認した。2005年12月6日現在、日本人は40人の死亡が確認され、依然として2人の安否が確認されていない。
- 香港人
- 38人が死亡、2人が行方不明。いずれもタイにて失踪または死亡(2005/12/18現在
- 香港政府より)。
- 韓国人
- 12人が死亡、8人が行方不明。
- 北朝鮮人
- 3人が死亡、行方不明者なし。