zeitgeist the movie 関連、ここに引越し…ⅡⅡ

 

 

この 1/13 ではまだ、アレックスが「この映画の90%は問題ないし、賛成する」と言ってるように、私も問題ないと思います。
 今回冒頭にある声の重なりは、前回のエンディングでもありました。
その意味が、今回の映画でもっと明らかになってくるわけですが、
“努力なし、仕事なし、職なし、お金の貯蓄もなし。”
というのは、かなり冷たい声で言われていると思うのは私だけでしょうか?
 とにかく、この言葉がキーとなってしまう、大問題が、のちに、この映画の中でおこってしまいます・・・。

 私は、アレックスが心配している事の方に賛成します・・・。
やばいですよ、これ。 まじで怖いです。 この絵をみれば、だいたいどんな事になってるか想像いただけるかと思います。 
ZeitGeist Addendum"A Push for A New One World Religion!!"

 これはただ単に、アレックスがキリスト教なのでいじめられた、という事だけでアレックスが怒って言っているのではありません。 アレックスがいじめられた、と思うと、ただ、笑えますが、・・・もう笑っていられないほど、恐ろしい事になってきてるみたいです。 アレックスは、全部知っているから言っているのに、何にも知らない反キリスト教の人から、彼がピーターを責めた事で袋叩きになっている状態です。
 
 ピーターは、NWOを乗っ取って変えるつもりでいますが、地域区分やお金というものを全て廃止するということが、どんなに危険かという事が分かっていない、か、最悪、NWOのさしがねとして利用されているかもしれません。 個人的に後者の方を、初めて映画見てヴィーナス・プロジェクトのホームページ見て思ったんですけど・・・。
 がんばれ、アレックス!







 [ 2008年10月21日 追記 ]

 まだZeitgeist:Addendum の訳も全部書いて載せてないのだが、
かなり緊迫した状態なので、しかも究極に重要な意味があるので、ちょっとまとめておきたい。

 ピーターは、この続編の映画内で先に、宗教を完全には否定していない。一神教が自然の法則から人々を切り離すという性質を批判しているが、とにかく、宗教はもっとその哲学性の道を見出すほうがよいだろう、と言っている。 のだが、アレックスのラジオに出演した時にピーターが一生懸命主張していたのは、人間には人間としての本能というものはなく、全ての人間は矯正できる、という事だった。 ・・・こわっ。

 アレックスが、「他の全ての動物と同じように、群れにはボスがいたりするように、蜘蛛が親から教えてもらわなくても巣を編むことができるように、人間にも大自然から授かった本能がある」 のを主張すると、ピーターは、「鳥は卵から孵ってから、親とかが作ってくれた巣というものを知るので、育ってから巣を作れるのだ」 と主張した。 (・・・ピーターはまず、鳥を卵から育ててみなければいけないようですが、どうやら様子をみていると、どんな結果がでても、発表される結果には関係ない、みたいな感じです・・・。)

 そんで、ピーターは、アレックスがキリスト教であるから、重要である自然の法則が見えないのだと、さんざんバカにした・・・。

 やっぱり、変ですよね!
よく考えてみると、「ピーターのヴィーナス(金星・ルシファー)・プロジェクトVSアレックスのキリスト教」 という対決、これ、ハルマゲドンのシナリオそのまんまです。 ははは。
 まだ今んトコはミニチュア・バージョンみたいだけど・・・。

 ピーターがその後、エドワード・グリフィン(連邦準備屋や貨幣制度の不正についての本も出してる人、日本語版もでてるけど、私は読んだことないです) とラジオで話した時、エドワード・グリフィンは、「イルミナティにとって、それはキリスト教だけに限らない。威力のある宗教ならどんなものでもイルミナティの操作の対象になる」 と言った。

 アレックスのラジオのビデオのコメント欄で、ピーターのヴィーナス・プロジェクトに賛成の人達が、アレックスをバカとか白痴よばわりしてボコボコにしているのを見ると、アレックスが言うように、ヴィーナス・プロジェクトのZeitgeist:Addendumが既に宗教化して、ピーターを新しい指導者としてもうスタートしてしまったのが鮮明である。
 そして、ピーター側は、それが宗教ではない、と主張する。

 さて、ピーターが始めからこれを狙って最初のZeitgeistを作ったとは、私には思えない。 今ピーターがこの続編でやってたり言ってたりすることが、ことごとく初作の要点と反している。 変な事を言えば、もしピーターが始めのZeitgeistで色々なポイントを明確にして教えてくれてなければ、私はこの続編が超危険なものだと気付かなかったかもしれないのだ。

 そして、エドワード・グリフィンがアレックスのラジオで、(昨日下の追記欄に英文とか日本版の本のリンクとか載せといたけど。)
 「NWOは、人間の本能のことをよく解っているので、彼らの計画に反発する者達が襲撃してくるのを待ってるわけがなく、・・・反発する者達をとっとと乗っ取ってコントロールして確実に手中におさめておく、というのは、歴史上既に何度も何度も繰り返されてきた事だ」 という事を言っている。

 アレックスは、エドワードといっしょに、ピーターを熱烈に支持しているジェイソン・バーマス(Jason Bermas、アレックスと一緒に、ルース・チェンジの2nd editionでプロデューサーをし、グラフィックデザイナーもやった)も招いた。
ジェイソンは、ピーターの計画は、魔法の様に実現するはずだ、と主張した。
 それでアレックスは、 「ニューヨークの神智学協会のオフィスに行ってうろうろし、必要だったら入会すればいい。そしたら、今まで違う名前で見たことがある連中に会うだろう。ピーター・ジョゼフは、本名と、金の出所を明らかにするべきだ。」 という事を言った。

 私は、神智学の全てが悪いとは思わない。 あんまりよく知らないけど。
・・・その昔、キリスト教でガチガチにされた中で、科学もまだ発達していなかった時に、人間が忘れさせられてしまった、大昔には持っていた、解っていた、大切なものは何だったのだろう、・・・と一生懸命捜しながら勉強した歴史でもあると思うから。
 結局、キリスト教に潜んでいる悪いトコがその知識を悪用した、ろくでなしの権力、が、悪いのだと思う。

 そんで、アレックスのビデオを見てて気付いたのだが、イギリスで一般にペイガンというと、その土地それぞれの伝統の土着文化を指すけど、 アメリカのキリスト教であるアレックスが「ボヘミアン・グローブのペイガン的儀式」 というと、土着文化の事ではなく、キリスト教にとって不快な悪魔教、という響きになる。

 まあ、土地がいろいろあるように、ペイガンも色々あるわけですが・・・。 そんで、ボヘミアン・グローブにユダヤ人は行かないらしいが、そこではヘブライ系のペイガン、モレク/モロク神(Moloch、Molech、モロック)が祀られている。
それに対して、

 基本的に、現在のウィッチ・クラフトのペイガンは、それぞれの土地、生態系ごとにそれぞれの守護神があるのを尊ぶ。 そして、GodとGoddessの両方があるからこそ、この世には生命があるというのが基本哲学で、God というのは、この世の雄型の自然の法則の総称、Goddessは雌型の自然の法則の総称である。

 例えばGodは太陽だったり、Old Nick(サンタクロースの原型で、命を奪う冬の厳寒の擬人化)だったり、グリーンマンだったり、無数の顔をもっている。
 8月の終わりのラナサ(Lughnasa)には、5月のベルテーンのベル/バアルを倒したLugh(ルー、ルシファーと同一、光をもたらす者)の命が穀物と共に刈り取られて、人々の冬を越す食料となり、人々に命をくれる。 食用肉になった家畜の血は、肥料として畑に撒き、そこで生命が再生される輪廻となる。 食用の家畜は、人々の命を支えてくれるありがたい命として、かわいがられて愛されて育てられた。 アイヌのイオマンテなども、かなり共通している。
 ・・・前からこれらの土着文化の伝統について説明したかったのだが、また今度詳しくまとめることにして、とにかく、イギリスでの土着文化的な「生贄=救世主」はそういうことだ。
 
 ヘブライ系にも「生贄=救世主」の形があり、イエス・キリストは、そのずっと前からあったその文化の焼き直しで、モレク/モロクやスケープゴート文化の面もある。 結局、ホロコーストも同様であった。

 イギリス‐アイルランド土着文化と、ヘブライ系の、「生贄=救世主」においての大きな違いの1つは何かというと、罪というものを生贄に着せるか着せないかである。
 両者にとって、何が罪であるかが大きく違うというのもあるけど。

 とにかく、話はちょっと飛んだけど、西欧系ペイガン土着文化(・・といっても、日本やアイヌ文化の自然神文化とたいして変わらんのだが)で、Godは太陽なだけなわけは全くなく、太陽も冬の厳寒も緑も、全部Godの現われなのだ。 そして、そこに善や悪による天国とか地獄とかの価値観は含まれていない。 死んだ人の国はあるけど、天国と地獄にわかれていない。(ちょっと変なバイキングバージョンというのもあるけど、でもバイキング文化が栄えたのは、紀元が始まって500年もたってからだから、しかたない。)


 で、ピーターがZeitgeist:Addendum内で見せた、両手で作った「三角形・ピラミッド」の中の「太陽・ホルスの目」の時に述べられている、
4つ要素(空気・風、火・創造力、水・生命と情の源、土・大地や物質)と植物と動物、
 というのは、ペイガンでは基本哲学であり(・・てゆーか、私は小学校の授業で生物学的にあたりまえに習ったと思うけど・・・。)、そこに善や悪による天国とか地獄とかの価値観は含まれていないのを、主張し、のっとっているようだ。
 が、
 ペイガン・ウィッチクラフトのにおいての罪は、「他人を本人の同意なく操作することや、大自然を破壊する事」であるので、それは究極に、神智学協会やフリーメイソンのエリート達が実際にしてきた事は、本当の伝統のペイガン・ウィッチクラフトにおいては殆ど許されない罪である、という事を意味する。。

 ピーターはアレックスを、キリスト教は善と悪や罪の概念にガチガチにされているので、ピーターの計画の素晴らしさが理解できないのだ、と言ってさんざんバカにしていたが、ヴィーナス・プロジェクトのようにハイテクによって多くの人間を矯正する、という事は、ペイガンにも受け入れられる事ではない。 まして、人間の本能を認めないくせに植物と動物と4つの要素の神聖を説くというのは、全くデタラメの、うさんくさい宗教にしか聞こえないのだ。

 とにかく、「自称宗教ではないヴィーナス・プロジェクト」が、今、他の全ての宗教や哲学を破壊しようとしている。そして、アレックス曰く、
 「ヴィーナス・プロジェクトは、ただのカール・マルクスの焼き直しである。 何から何まで。 人々はまたおんなじやり方で騙されている。 」
 前から何度か言ったと思うけど、宗教の良い面は、その土地に伝わるその土地の自然にそった文化や伝統の哲学であり、悪い面は、誰かが何でもを勝手に不公平にコントロールする為に使われる事だ。
 そして、宗教も伝統文化も結局は哲学であり、哲学も、指導者がいて集団になり、教義があれば、りっぱな宗教である。
 そして、
“ It doesn’t need to be the Christian stuff to be Evil ” (クリスチャンの価値観がなくてもEvilというものは充分に存在できる。)、 という普通の事を無視して、アレックスがクリスチャンだから、「Evil!」 と言うのが許されないというのは、やっぱりどうかしている。

 エドワード・グリフィンが、 「Zeitgeist:Addendum見た時、特に始めの方は、すごく良かった。 連邦準備の説明とか、こいつやるなぁ、いい仕事したじゃん、って思ってたら、そしたら、ガラガラと崩れた。 ・・・バカなことを並べはじめた・・・。」
 と言っているように、この続編内の全ての情報が間違っているわけではない。 鵜呑みにせずに、私たち一人一人がよく調べてよく考えなければいけない・・・というのは、ピーターが1作目の時、強く主張していた事でもある。