【噂説】月面・海底基地SF0=‰・・地下帝国0‰=3‰・南極基地=1%・北欧諸国=3%
南米諸国アルゼンチンブラジルチリ他=10%・米英ソ連捕虜ハワイ?=30%ナポレオン?
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ヒトラーはUボートに乗ってアルゼンチンに逃亡していた! 元CIAも聞いた目撃証言「ギリシャの秘密のトンネルで…」
2017.01.25
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英紙「Mirror」(1月15日付)によると、ナチスの党首だったヒトラーは、第二次世界大戦後、南米アルゼンチンで生きていたという。にわかに信じられない話だが、確かに彼の死には曖昧な点が多すぎる。そして今回、ヒトラーが逃亡するのを目撃したという証人が名乗りを上げたのだ。
■再燃する「ヒトラー逃亡説」
画像は「Wikipedia」より
これまでの史実をたどれば、アドルフ・ヒトラーは1945年4月30日の午後、ベルリンの総統官邸の地下壕で拳銃自殺したことになっている。このとき、長年の恋人で結婚式を挙げたばかりだったエヴァ・ブラウンも、自らに毒を盛り自害している。
遺言通り、ヒトラーの遺体はその日の内に護衛のSSがガソリンをまいて焼却するはずだったが、ソ連軍が侵攻してきたため、作業途中までしかできなかったと報告されている。
その後はヒトラーの死因や死体の信ぴょう性をめぐり、ソ連軍と連合軍の対立が続き、ヒトラーの墓は遺体解剖のために何度も掘り起こされては埋め戻しの繰り返しで、合計8回も改葬が行われたわけだ。このことからも、彼の最期がいかにミステリアスだったかうかがい知れるだろう。つまり、確実な「死んだ証拠」は、ないのだ。
21世紀になった今でもヒトラーの逃亡説はまことしやかに流れているが、最近になってますます報道が加熱しているという。その理由は、アメリカの人気TV番組「History Channel」が「Hunting Hitler(ヒトラーを探せ)」という新シリーズを開始したからだ。
番組のホストは、元CIA職員のボフ・ベアー氏と元国際戦犯法廷捜査官のジョン・センシック氏。この2人に、米軍特殊部隊所属でオサマ・ビン・ラディン捕捉作戦の際の立役者となったティム・ケネディ氏という強力な助っ人が加わっている。
彼らは新たに機密指定から解かれた700ページに及ぶ未公開書類を入手し、つぶさに検証を行ったところ、英国情報機関の書類の中に、奇妙な記述を見つけたという。そこには、ヒトラーは空襲のさなかベルリンを秘密裏に抜け出し、ドイツ空軍機で逃亡を図ったというのだ。当時、その飛行機のパイロットだったピーター・バウムガルト氏の生々しい証言もあった。独裁者の向かう先は――アルゼンチン。ヒトラーは大西洋のカナリア諸島経由で南米へ逃げたのだという、Uボート(潜水艦)に乗って!
Uボート 画像は「Wikimedia Commons」より
■ヒトラー逃亡の目撃証言も
画像は「Wikipedia」より
番組では、ヒトラーの海外逃亡を間近に目撃したというギリシャ人の老人がインタビューに答えている。彼は元土木作業員で、通訳を交えて次のように語った。
「あれは1945年のことでした。私は(ギリシャの)サモス島にある修道院内部に、秘密のトンネルを掘るために雇われました。私は、ドイツ人のためにトンネルと宿泊所を造ったんです。ええ、そのドイツ人たちはナチスでしたよ。その中の1人が、アドルフ・ヒトラーでした。彼は、すぐそこにいました。あれは1945年5月でした。彼は(トレードマークの)髭をたくわえていなかったんです。私はそのとき、飛行機を見て、『これは本物のヒトラーだ!』と直感したんです。本物のドイツ製でしたから。飛行機は古くからあるジャガイモ畑に着陸しました。その畑の持ち主が何度も言いましたよ。『5人のドイツ人が降りてきて、その中の1人がヒトラーだった』と」(当時の目撃者である老人)
少し頭がゆっくりになった年寄りの戯言と切り捨てることは簡単だが、終戦後ナチスの残党が、新たなアイデンティティを求めて、故国を脱出し、ギリシャからカナリア諸島へ移動した後、こぞって南米へと移住した可能性はないとはいえない。ともすれば、ヒトラーが彼の親衛隊らと南米で合流して安全な軍事施設から「第四帝国」建設のための陣頭指揮を取るつもりでいたとしたら――彼ならやりかねないだろう。
取材班はヒトラーがたびたび“替え玉”を使っていたことから、自身の死の偽装など容易だったのではと推論している。また、最初にヒトラーとおぼしき死体を目にしたソ連軍も「死体の身長は13cm低く、頭蓋骨も小さい」と記録していることも見逃せない。なにより、最新の極秘情報の中には自殺現場の地下壕に「第5の出口」があったことを示す証拠も見つかっているのだ。「Hunting Hitler」放送後、全米では現在、謎が謎を呼んでいる。
歴史上の重要人物が亡くなった後は、必ずと言っていいほど“陰謀説”が出てくる。たとえヒトラーが戦後生き延びたとしても、今年で128歳になるわけだから、すでに鬼籍に入っているだろう。だが、どれだけ世界中の人々から憎まれ嫌われようが、今なお彼の死の真相が噂になる理由が、稀代の独裁者が放つ抗し難い悪のカリスマ性にあるならば、なんとも皮肉な話だ。
(文=佐藤Kay)
Hunting Hitler: A Living Eyewitness (S1, E1) | History 動画は「HISTORY」より
参考:「Mirror」、「Your News Wire」ほか