海に沈みし人類文明。世界13の魅惑の海底遺物
2014年04月06日 ι コメント(38) ι 画像 ι 自然・廃墟・宇宙 ι #
海の底は、人間の歴史の博物館のようだ。国連の発表によると、海底に沈んでいる難破船は300万以上もあるそうだ。しかし、沈んでいるのは船だけではない。町がまるごと飲み込まれている場合もある。地球の約70%を占める海の中には、まだまだ未知の物体が沈んでいることだろう。
ここでは世界13の神秘的海底遺物を見ていくことにしよう。
1.チューク諸島の日本軍軍艦(ミクロネシア)
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第二次大戦中、日本の主要な海軍基地だった。1944年、米軍の攻撃を受け、44隻の軍艦と249機の戦闘機が海の藻屑となった。
ミクロネシア、チューク諸島に沈む日本軍艦船、太平洋戦争の爪跡
2.トロニス・ヘラクレイオン(エジプト)
紀元前800年頃、建設された都市。古代エジプトへのギリシャの船の出入り口としてにぎわっていた。紀元800年頃、自然の力によって、都市全体が海底に沈んだが、2000年に再発見された。エジプトの歴史の貴重な宝である。
3.ダグラス社ダコタDC-3(トルコ)
第二次大戦中、トルコの落下傘部隊の飛行機として使われていた。製造された1万機は戦争中には一機も失われなかった。これは2009年に、ダイバーたちの楽しみのために、キャスの海岸に意図的に沈められたもの。
4.ジアニスD(エジプト)
1983年、積み荷の木材とともにサンゴ礁近くに沈没。野生動物の貴重な住み家となっている。
Scuba Diving the Giannis D ship wreck in the Red Sea, Egypt
5.P29(マルタ)
冷戦時代、東ドイツが所有していた巡視船。1992年、ベルリンの壁崩壊後、船はマルタに売られ、ダイバーのために意図的に沈められた。
Abyss Diving Club, Malta, P29,Canon D5 Mark 2
6.フリゲート艦356(ケイマン諸島)
冷戦時代に活躍した、ソ連のアルミ製コニ型フリゲート艦。90年代に沈められたが、数百年もの間、海底にあったように見える。
MSD Dive Little Cayman 2013 - Russian Frigate 356
7.スウィープステークス(トバモリー)
カナダの119フィートスクーナー(縦帆式帆船)。1885年に破損。港の浅瀬に到達したが、破損部から水が入り込み沈没。浅瀬に沈んでいるため、一般の人でも見ることができる。
The Sweepstakes Shipwreck - Tobermory Ontario Canada
8.ライオン・シティ(中国)
ダム建設のために、1950年代に沈められた都市。東漢王朝の時代に作られたこの石城は、サッカー競技場62個分の広さ。2001年、265の門とともに再発見された。
China's Underwater Atlantis "Discovered" | China Uncensored
9.ヌエストラセニョーラ・デ・ラス・メルセデス(ポルトガル)
1804年、ポルトガル沖でイギリスによって沈められたスペインのフリゲート船。2012年に再発見され、60万個近くの銀貨(コレクター価格5億ドル)が見つかった。
10.ロシアの難破船(エジプト)
所属不明のこの沈没船は、ロシアの難破船として知られている。1982年以前に失踪したソ連のスパイ船ハンカではないかと言われているが、ロシア政府は認めていない。ダイバーによる探索で、巨大な船体の全貌がわかった。
11.クレオパトラのアレクサンドリア(エジプト)
1600年もの間、失われていた女王クレオパトラの宮殿が、1998年にアレクサンドリアの海岸沖で発見された。地震と高波で水没したと言われているが、驚くべきことにほとんどの遺物が無傷のままだ。
12.ラバウル(パプアニューギニア)
第二次大戦中、多くの戦闘が行われた場所。海中には飛行機や船など戦闘の残骸がいまだにあちこちに散乱している。
Wreck Diving in Rabaul
13.キャプテン・モーガンの沈没船(パナマ)
2009年から2010年にかけて、17世紀の海賊ヘンリー・モーガンがパナマシティを攻撃したときに沈没した船の残骸が、考古学者たちによって発見された。大砲と共に6隻が沈み、いくつかが引き上げられた。
Underwater Archaeologists Uncover Captain Henry Morgan's Lost Fleet
via:distractify・原文翻訳:konohazuku