消息不明となり後に発見された10の廃飛行機
2010年01月19日 ι コメント(43) ι 画像 ι 自然・廃墟・宇宙 ι #
なんらかのトラブルに見舞われ消息不明となった飛行機が、捜索の末、あるいはひょんなきっかけで発見されたそんな世界の廃飛行機の発見写真なんだそうだ。
Lost and Found Airplanes 1
Lost and Found Airplanes 2
1.農業用航空機
1921年に南極大陸探検にむけて飛び立っていった飛行機のうちの1機。氷に閉ざされた海底に眠っていたそうだが、最近になって氷が溶け、発見されたそうだ。
2.P-38 ライトニング戦闘機
1942年、メイン州からイングランドに飛び立った戦闘機は、途中グリーンランドの悪天候に阻まれ墜落。パイロットらは無事救出されたが、飛行機はそのまま置き去りに。その後1988年に発見され1992年に回収された。
3.フェアリーバトル航空機
1941年5月26日にアイスランドのアークレイリから飛び立った航空機は悪天候の中を山に衝突、2日後に機体は発見されたが英国空軍はアイスランドから撤退したために機体は放置されたままだった。
4.セスナ機 Decathlon
冒険家スティーヴ・フォセとビジネスマンを乗せたセスナ機は、2007年9月3日にネバダ砂漠の上空にて行方不明に。大掛かりな操作にもかかわらず1年間飛行機は見つからなかった。2008年9月に、Mammoth湖の近くでハイカーによって発見される。
5.F6F-3 Hellcat 戦闘機
1945年、ウォルターエルコック中尉の乗った戦闘機はトレーニング中にミシガン湖に墜落。どうやらこの戦闘機には欠陥があったようで、第二次世界大戦中に同じような事故が続出したという。機体はウォルターエルコック中尉の息子が2009年に回収。
6.ロッキードLC-130輸送機
南極への物資を輸送していた同飛行機は、1971年12月4日に燃料とエンジントラブルに見舞われ、パイロットのエドガブリエルは飛行機を不時着。3日後、乗組員は全員無事救出されるも飛行機は雪に埋もれそのままの状態に。1982年、雪が溶け出し機体の一部が地表に現れ回収される。
7.B-29 戦略爆撃機
1948 年7月21日、アメリカ陸軍航空隊のB-29は、ミッション中にミード貯水湖に撃墜。パイロットは低空飛行を要求れていたそうで、それが失敗したのだそうだ。5人のクルーは全員救命艇で逃げ切れたものの機体はそのままに。2001年、ダイバーがサイドスキャンソナー装置で飛行機を発見。
8.サザンクロス号
1929年、命しらずのパイロット、チャールズキングズ・フォード-スミス(愛称サザンクロス・南十字星)が、世界最速をかけてオーストラリアからイングランドへとむけて飛び立っていったが、悪天候とむちゃな運転により、タナマイ砂漠へ不時着。すぐに発見することができず、クルーは脱水状態により全員この世を去った。1978年機体が回収され現在は中央オーストラリアのAviation博物館で展示されている。
9.P-38 ライトニング戦闘機
1942年9月27日、英国でのトレーニング任務でロバートF.エリオット少尉が乗った戦闘機は、燃料不足によりウェールズの浜辺に不時着。エリオット少佐は無事救出されたが、水中着陸は飛行機の翼に損傷を与え機体はそのままに。砂は徐々に飛行機を埋め、誰もが忘れ去ろうとしていた65年後に機体は回収された。
10.ブリティッシュサウスアメリカンエアウェイ CS 59
1947年8月2日に6人の乗客を乗せ、チリから飛び立った英国の南米旅行用飛行機CS59(Star Dust・スターダスト号)は、アルゼンチンのブエノスアイレスへと飛び立つ途中、アンデス山脈に阻まれモールス信号を送るもむなしく地面に激突。その後1998年に、2人の登山者が氷河の中で機体の一部を発見。
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