迷宮世界グリンドワールド    作者:吉岡

迷宮世界へ  << 前の話 次の話 >>  3/45  魔法学園(2)

 

 魔法学園エリュシオールは、ヒューマンの魔法職のスタートエリア。
 迷宮帝国グラリビオは、ヒューマンの物理職。
 ユエランピア亜大陸は、エルフの魔法職。
 エカエリ諸島は、亜人・獣人の物理職のスタートエリアだ。

 

 Lv1 見習い魔法使い
 レイナ・ハナガキ ヒューマン 
 HP/MP 10/15

 頭の片隅に、四角い箱が飛び出してきて開かれる。
 まだ、スキルも装備も一つも取得していない。
 ただし、所持金3000Gがある。
 玲奈は自分の、まだ何もないステータスを確かめていて、ふと気付いた。
 年齢が、十五歳になっている。若返ったのだ。

 入学説明書と書かれた薄っぺらい本が入っている。それから、杖とローブと木靴、

 初球のHP・MPポーションが、各五本ずつ。
 そうだ、ゲームでもらったのと同じ、初期アイテム。

 一年間は、魔法を教えながら、この魔法学園で衣食住の面倒を見てもらえる。
 その代わりに、卒業から五年たったら、500万Gを納入しなければならないらしい。

 選べるスキルは全部で十個

 

 

(まず魔法職なら、

【Ⅰ】魔術運用と

 

【Ⅱ】瞑想は必須。

 

【Ⅲ】回復は取るつもりだから

 

【Ⅳ】神聖魔法と、

 

【Ⅴ】特殊魔法も便利だから、絶対要るでしょう。いざと言う時の保険になるもん、これも必要。後は、

武器スキルどうしようかな、杖……)


 特殊魔法は、スキルレベルが上がるとアイテムボックスやワープが使えるようになる。便利だし、絶対に必要だろう。
 グリンドワールドでは、プレイヤーが初めから使えるアイテムインベントリは、持ち運び量が腕力に依存していて、魔法職ではほとんど入れられない。
 そのために、特殊魔法のアイテムボックスは魔法職にとって必須の魔法だった。スキルレベルで10から使える魔法なのだ。
 

【Ⅷ】付与魔法 ゲーム時代完全未使用内容不明・・

 

予備スキル2つ位予定 Lv0 登録のみ不使用スキル収得可能