2040年、人間の仕事はどう変わるだろう?世界はアンドロイドが溢れ、職を失った人々は生体インプラントを与儀なくされる可能性。

2014年04月25日 ι コメント(95) ι 知る ι 料理・健康・暮らし ι #

 

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 2040年の世界。タクシーはグーグル・ロボットによって操縦され、様々な実店舗はオンライン・アウトレットモールのショールームであり、コールセンターでは賢いアンドロイドが受け答えしているはずだ。

 これが最近の研究から描かれた2040年のシナリオだ。今後30年以内にロボットが人類の生活や仕事を代わりに引き受けることができるようになるという内容だ。

 


 アンドロイドの登場により我々人類はどう変わるのだろう?

 世界大手のグローバル人材職業サイト「xpatjobs」が科学者と共に行った研究によると、ロボットの人口が増えて就職できなくなってくるため、人間は己の能力を上げるために脳内にプロセッサを埋め込む手術を受け、ロボットに対抗する必要が出てくるという。脳内だけじゃない。機械に負けない速さで手を動かすために手にも生体工学的なインプラント手術を行う。

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30年以内に我々は手に人工インプラントをほどこして機械と同じ速さで動くようにすることができるかもしれない。

 だが、こうやって危険を承知で自分の体に改造を施した人間は2040年の段階では一番の成功者になるだろうと研究は言っている。だが同時に体に様々な変化も起きてくる。
 

■2040年の典型的労働者の特徴■

赤い目: 24時間のべつ働いているので充血している。アメリカ、中国、インドのデイタイムに合わせて働くのだ。

弱い目: ずっとウェアラブルなデバイスを注視しているため視力が弱る。しかしレンズ調整により視力は補正できる。

小さな男性生殖器: 忙しいため人間同士の関係が希薄になり、結果的に生殖行動の回数が減るため生殖器官は退化する。

大きな脳: ソフトウェアとメモリを入れると脳のキャパが上がる。

大きな胃と体: 運動しない上食べてばかりいるのでデブになる。

眉間に刻まれた皺: ストレスが酷いので常に眉間に皺が寄っている。

両利き(手): いろんなデバイスを両手で触っているうちに両利きになる。

言語能力: 業務上の必要性から中国語、ヒンズー語、スペイン語とポルトガル語を話すようになる。

インプラント機器(耳): 面倒なBlootooth機器やらスマホのイヤホンやらの煩わしさを排除し、耳に直接スピーカーを埋め込む。

インプラント機器(指): 業務を助けるためやセキュリティ・プロトコルを実行するために指にチップが埋め込まれている。

インプラント機器(全体): スタミナをアップし、思考能力のパフォーマンスを向上させるために(何かが)インプラントされている。



 この時代の労働者は、視野が狭くなり、生殖器官の矮小化、常に眉間に皺が寄るなどの肉体的な変化も起きるだろうとのこと。人間の労働時間は現行の週37.4時間から、3割増しの週50.5時間に増加するものと見込まれている。人々はとても忙しく働いているため、生殖行動も現行の月5回から月2回に減るそうだ。

 また、研究によれば、30年後の人類は、出勤せず、寝室にある机から「細かい仕事」を時間を問わず行っている。つまり、コミュニケーションがなくなってしまう。それはつまり、仕事のあとに仲間と飲みに行くとか、会社のクリスマス・パーティだとかの機会が無くなり、「ごめん、今仕事が終わったんだ」という言い訳も使えないということになる。

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2050年の35歳の男性労働者の姿

 2040年、我々の仕事はどう変わっていくのか?

 未来学者によれば、我々はその頃には「なんでも屋」となり、生活時間に関係なく24時間態勢で仕事をしているだろうとのこと。たとえば我々はニューヨークの雇い主のためにカスタマー・サービスを引き受ける一方で、シンガポールのボスの銀行口座の入出金をチェックし、デリーのブランドのマーケティングのためのアイディアをひねり出している。

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ロボットが活躍するにつれて、人間との間で就職機会を奪いあうことになる。そして人間はロボットに打ち勝つために脳にプロセッサを埋め込んで対抗する。

 また職種の方も、科学の急速な発達により現段階では想像もつかないような仕事が出てくる可能性がある。

 ウェブの安全性、ソフトウェア・ロボット工学、そして人体の手術スキルなどはキーとなる分野である。また、増える高齢者対策関係の仕事は間違いなさそうだ。また、建設業界は変わることはない。人口は増加し続けるため、人間の家は常に必要とされるからだ。

 今以上に仕事をするスペースは小さくなり、場所も限定されなくなる。ホログラムのスクリーンを使って世界中の人と打ち合わせをするようになるので、もはや会社の形も今とは変わったものとなるだろう。

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dailymail・原文翻訳:LK

 競合相手が人間じゃなくアンドロイドとか、ちょっと面白いけどちょっと怖いそんな未来があと30年もしないうちにやってくるとか、本当にそうなるのかどうか、あと30年後になってみてのお楽しみってことだ。