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【注意】少し大人なネタなので、一応18歳未満の方はご遠慮ください。
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試験で「地獄」について科学的に答えた生徒の答えがすばらしい
http://www.quickmeme.com/p/3vr3nn より翻訳
この次の文章は、アリゾナ大学の化学の中間試験で実際に試験として出された問題と、一人の生徒の回答であるということです。
ある生徒の回答があまりにも「核心をついていた」ために、その教授がインターネット上で同僚にシェアし、そのため今や私たちもこのように一緒に楽しめることとなりました。
おまけの質問:地獄は発熱しているか、吸熱しているか?
ほとんどの生徒は、ボイルの法則(気体の体積が大きくなると温度が低下し、気体が圧縮されると熱を発する)や変形したものを用いて自分の考えを証明しました。
しかし一人の生徒は、次のように解答していたのです。
生徒の回答:
『まず第一に、地獄の質量は時代と共にどう変化するかを知る必要があります。そのため、どのような割合で魂が地獄に行くか、また、可能性は低いですがどのような割合で魂が地獄から出て行くのかについて知る必要があります。
『一旦、地獄に行った魂は、もう二度と地獄から出て行くことはないと考えてさしつかえないでしょう。そのため、地獄から出て行く魂はないとします。そして地獄に入っていく魂については、今日、世界に存在している異なる宗教をみてみましょう。
『ほとんどの宗教では、自らの宗教を信仰していない者は、地獄に行くとしています。
そのように規定している宗教は一つ以上あり、また一つ以上の宗教に属する人間は存在しないため、すべての魂は地獄に行くことになることが予想されます。
『出生率と死亡率を考慮すると、地獄の中の魂の数は幾何学級数的に増加することが予想されます。ここで、地獄の質量の変化の割合について考えます。ボイルの法則では、地獄の温度と圧力が同じであるためには、地獄に魂が追加されるのに比例して、地獄の体積が増加する必要があるためです。
『ここから二つの可能性が考えられます。つまり、
『1.地獄に魂が入る割合よりも地獄が拡大する速度が遅い場合、地獄が壊れて解放されるまで地獄内の温度と圧力は増加することになります。
『2.地獄に魂が入る割合よりも地獄が拡大する速度が速い場合、地獄が凍りついて機能しなくなるまで、地獄内の温度と圧力は減少することになります。
『では、どちらが正しいのでしょうか。
『私が新入生だった時、テレサが私に与えた「私があなたと寝るのは、地獄が寒い日になるわよ(訳注:ありえない、という程度の意味)」という必要条件を認め、さらに私がテレサと昨夜寝たという事実を考えると、2番目が正しいことになり、そのため地獄は発熱してすでに凍りついていることになります。
この理論における必然的帰結としては、地獄は凍りついておりさらにこれ以上の魂を受け入れることができないため、死亡した人は天国にのみ行くことになります。
これにより、神の存在が証明されました。
これはまた、テレサが昨夜、「オーマイゴッド」と叫び続けていた理由でもあります』
この生徒の解答には、A+が与えられました。
「エンジニアって」
(翻訳終了)
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【コメント】
そういうことで、彼がテレサさんと寝るまでの間は全世界の人口は死んだ後に地獄に行っていましたが、今では全員が天国に行けるということです。チャンチャン。
真面目な話、そもそも地獄に行きたくないから悪い行いをしない、ある宗教を信じさせる、というのも、恐怖で人間の自由意志を制限する「恐怖政治」とその法律のようですよね。
この解答にA+の判定をした教授にも、論理的かつ自由な発想の生徒にも、座布団一枚あげたい気分です。