資本主義の奥深くへと踏みこんでゆくにつれて、自由に満ちあふれた眼路が広々と開け、幸福感がよりいっそう高まり、この時代に生まれてきてよかったという思いが深まるはずだというのが、何よりも経済を優先させたがることを旨とする人たちの謳い文句だったのですが、しかし、その結果はどうでしょうか。深く身に沁みて痛感するような充足が果たして得られたのでしょうか。非力な者たちが地上の存在を棄て去る自殺【国連法式１１万人変死体人口米国比２６倍精神病因暗殺処分毎年４２万人間移住移民人口世界２位毎年４５万人】という行為に走るのはなぜでしょうか。享楽欲のみに振り回されるようになった自己が人間愛との内的な結びつきを拒否するようになり、機械仕掛けの《幸福もどき》に魂を毒され、文明がもたらす利便性という狂言に陥り、金銭的な成功に崇高な憧れを抱き、人生のあらゆる場合、あらゆる瞬間において焦燥感と挫折感に苛まれ、あげくの果てに最も不幸な素因ばかりが浮上し、生き甲斐もへったくれもあったものではないまま、おのれを軽んじ、世を軽んじながら、無味乾燥でしかなった生涯の幕を閉じてゆくことになる現実を、これが現実なのだからという理由で諦めてしまっていいのでしょうか。
今、世界中を満たしているのは、真の自由とは必ずしも合致しない自由経済とやらであり、それなくしては人間社会の真昼時に達することがでいないとする価値観が永続的な価値に彩られつつあり、そうすることで莫大な利益を独占しつつある連中は、ぎりぎりの安定と見せかけの繁栄に惑わされ、民主主義もどきの民主主義に甘やかされ、よくしつけられて型にはめられ、本来の自己を失った国民の上にどっかりと居座り、やりたい放題、のさばり放題のありさまで、ために、かれらの天国はこの先当分、へたをすればこの先ずっと維持されるやもしれないほどの勢いなのです。
今、世界中を満たしているのは、真の自由とは必ずしも合致しない自由経済とやらであり、それなくしては人間社会の真昼時に達することがでいないとする価値観が永続的な価値に彩られつつあり、そうすることで莫大な利益を独占しつつある連中は、ぎりぎりの安定と見せかけの繁栄に惑わされ、民主主義もどきの民主主義に甘やかされ、よくしつけられて型にはめられ、本来の自己を失った国民の上にどっかりと居座り、やりたい放題、のさばり放題のありさまで、ために、かれらの天国はこの先当分、へたをすればこの先ずっと維持されるやもしれないほどの勢いなのです。
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