出典:財務省「債務残高の国際比較」
しかし昨日、一昨日のニュースを見るとこの国にはお金が余っているのかと思ってしまう。
日露首脳会談の結果はロシアに3000億円の経済協力と報道されているが、これは経済支援といってよいだろう。だが下司な言い方だが、その見返りは何かというと良く分からない。
共同声明ではなく「プレス声明」の形をとったことからも両国の溝が埋まらなかった事を窺わせる。
日刊工業新聞「日露首脳会談総額3000億円規模の共同経済活動で一致。北方4島は溝埋まらず」をご参照
そうかと思えば 日立製作所などの日本企業が英国で受注した原発建設に対し、1兆円規模の支援をする意向のようだ。
以下 ニュースサイト ハンター 「消える血税40兆円 安倍首相がばら撒く“対外支援”」 より引用
2013年以降、これまでの日本の対外援助は下表のように12兆7327億円に上り、 首相はこれとは別に、5月の伊勢志摩サミット直前、途上国や低迷する世界経済向けに20兆円を超える規模のインフラ整備事業や難民支援策を行っていくことを表明しており、対外支援額は約33兆円に膨れ上がる。また、金額は確定していないが、上掲の表中に赤字で示したアジア向けのインフラ資金13兆円をアジア開発銀行とともに供給することを明言しており、最終的な対外支援額は40兆円を超える可能性がある。
出典:ニュースサイト ハンター「消える血税40兆円 安倍首相がばら撒く“対外支援”」
対外援助は見返りを求めるものではないかもしれない。
また経済的、政治的な効果以外にも人道上の必要性、支援先の発展や安定が我が国のプラスになる効果もあるかも知れない。
しかし、それにしても現在の経済状態を考えると大きすぎるような気がする。
国民負担を決めた福島第一原発の賠償や廃炉、社会保障、成長戦略など、国内にはもっと切実に予算を必要を必要としている問題が山積しているように思うのは素人考えだろうか?
出典;財務省「平成28年度一般会計予算の概要」