登場人物【後】
 

クの国

ビショット・ハッタ
声 - 曽我部和行 / 関口英司(サンライズ英雄譚)
クの国の国王。ドレイクと軍事同盟を結び、オーラ・バトル・シップ「ゲア・ガリング」を建造して戦線に参加する。キザな優男であり、城内の庭園では花を栽培している。後にゲア・ガリングと共に地上へ送られる。ルーザと密通しており、後に政治的にも手を組むが、結局、ドレイクとルーザの双方から利用され翻弄されただけだった。初登場時に(クの国王とは知らない)ショウから対等な話し方で話されても特に怒ることもなく、自分に取り入ったトッドが再びアの国に戻ったことも黙認するなど、寛容な性格である。最後はゴラオンの特攻により、ゲア・ガリングの艦橋もろともゴラオンの艦首に押しつぶされて戦死する。
ガラミティ・マンガン、ニェット、ダー
声 - 佐藤正治(ガラミティ) / 戸谷公次(ニェット) / 高宮俊介(ダー)、二又一成(スーパーロボット大戦シリーズ)
3人で「クの国の赤い三騎士」と呼ばれ、機体の一部を赤く塗装したビアレスを駆り、「トリプラー」と称する三位一体の連携攻撃を得意とする。ヒマラヤ山中でショウを苦しめたが、最終的には先頭のガラミティはビルバインに踏み付けられ、後続のニェット、ダーはほぼ同時に倒されている。
ガラミティは生き残ったものの、後のインド上空の戦闘でショウのビルバインによるライフルの一撃で被弾、戦死した(『機動戦士ガンダム』の黒い三連星のセルフパロディ。ダーとニエットの由来は、ロシア語のYESとNOの意味の言葉)。

ナの国

シーラ・ラパーナ
声 - 高橋美紀
ナの国の女王。嵐の壁でショウに助けられたことから、自国の新型可変オーラバトラー・ビルバインをショウに与え、自らもオーラ・バトル・シップ「グラン・ガラン」に乗り込むが、地上へ送られてしまう。地上では戦乱の早期収束に向け、英国女王との同盟を締結したり、時に負傷しながらもグラン・ガランで戦闘指揮を執る。最終決戦でも半壊したグラン・ガランで気丈に指揮を執り、ドレイクの死を確認すると戦火を終息させる重要な役割を担う。密かにショウに惹かれてはいるが、戦時中だったこともあり表に出すことはない。
容姿端麗、凛とした佇まいの美少女で、出番はそれほど多くなかったにもかかわらず、制作者側でも彼女の作画を担当したがるアニメーターが続出するなどの人気キャラだった。シーラをデザインした湖川友謙自身も、初登場話である「赤い嵐の女王」の作画監督を担当できなかったことを悔やんだ(一方で「俺が本当に可愛いと思うキャラって、ああではない」との発言もあるが)ほか、出渕裕は彼女を愛する余り、メカデザイン担当の立場を逸脱してドサクサに紛れて作画しまくったといわれる。
TVアニメマガジン版コミカライズでは登場が1話のみのゲストキャラクター的扱いとなっている。
映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンが演じる王女がモデルである。
当初は同名の男性の老人キャラとして登場する予定だった。
エル・フィノ
声 - 富沢美智江
シーラについているミ・フェラリオ。シーラとともに嵐の玉に捕らえられていた。ピンクのロングヘアにグリーンの瞳。コスチュームはグリーンのライン入りの、袖とレッグラインにフリルが付いたイエローのレオタード。チャムより年上で、お嬢様風の外見とは裏腹に姐御肌の性格をしており、口も悪い。エンディングに登場しているのは彼女である。
トッドとはオーラの相性が良いらしく、同乗している間はビアレスが凄まじいパワーを発揮していた。
ベル・アール
声 - 西城美希 / ××(スーパーロボット大戦シリーズ)
シーラについている幼いミ・フェラリオ。甘えん坊で泣き虫。太り気味。おむつをしている。
カワッセ・グー
声 - 広森信吾
シーラの忠臣。グラン・ガランの艦長を務め、最終決戦時は艦橋の被弾により操舵手が戦死したことから操舵も担った。名は製作に携わった川瀬敏文から。
ナベン・ワタ
声 - 佐藤正治
ナムワン型オーラシップの艦長。ドラムロ隊のトリオコンビネーションによりグラン・ガランが被弾したのを見て盾となるべく突出する。艦の対空砲火と搭載機により敵オーラバトラー数機を撃破し編隊の切り崩しに一部成功するものの、単艦で突出したために味方からの支援を受けられず、編隊を解除したオーラバトラー隊の包囲攻撃を受け乗艦とともに爆散する。第44話のみ登場。名は脚本家の渡邉由自から。

ラウの国

フォイゾン・ゴウ
声 - 西村知道
武勇で知られる軍事国家ラウの国王。ミの国の王妃パットフット・ハンムの実父であり、その娘エレの祖父に当たる。ニー・ギブンと共に物語前半の反ドレイク陣営の急先鋒となり、ボゾン、ボチューンといった量産型オーラバトラーの開発やオーラ・バトル・シップ 「ゴラオン」を建造しドレイク・ルフトの覇業を阻止すべく奮戦する。
武人然とした容貌と戦場では自ら陣頭に立って戦う様子から、バイストン・ウェル古来の風習や慣例を重んじ、実直さを絵に描いたような人物と評されがちだが、その実は上記の通り、早い段階から「新しい物=オーラマシン」の有用性(必要性)に気づき、それを逸早く自国に取り入れるといった柔軟さも併せ持っている。また、ニーを始めとするゼラーナ隊の面々に接した折もいささかも尊大な態度を表すことはなく、それどころか完成直後でまだ貴重なボゾンをマーベルに下賜したり、アの国のフラオン・エルフ王のために10機のボゾンで編成された部隊を援軍として送るなど、王としての器を真に備えた人物である。ミの国陥落後に自身を頼ってラウの国へ落ち延びて来たパットフットとエレ母娘には厳格な態度で臨んだが、これは「父(祖父)」ではなく「王」として国や民を最優先に考えた上での方便であり、城を後にする2人を遠目から涙しつつ見送っている。
オーラ・バトル・シップ「ウィル・ウィプス」を完成させ、勢いを増したドレイク軍がラウへ進軍を開始すると、対するフォイゾンも居城タータラ城を捨てスィー・ウィドーの秘密工場で完成させたゴラオンに乗り込みこれを迎え撃った。劣勢の中、最後は専用ボチューンで単身ウィル・ウィプスに侵入しドレイクとの一騎討ちを狙ったが、ジェリル・クチビのレプラカーンに阻まれ壮絶な最期を遂げる。新たな時勢に対応しつつも、最後は武人としての生を全うすることを選ぶ。
エレ・ハンム
声 - ××
ミの国の王女。ラウの国王フォイゾン・ゴウの孫娘に当たり、後にラウの国の女王となる。13歳。霊力と呼ばれるオーラ力が異質な形で発現した特殊能力をもち、未来の予見や悪意の察知などの形でたびたびショウたちに危機を報せた。
ドレイクの攻撃で母親の故郷に共に逃れるが受け入れられず、またドレイクの脅威に対抗するために霊力を高めようと霊山・ボンヤー山にこもる。恐獣ズ・バダに襲われた際に発散したその力が、東京のショウを再度バイストン・ウェルに呼び寄せる助力となる。フォイゾン亡きあとはゴラオンを率いてショウたちと共に戦い、後に地上世界へゴラオンと共に送られる。互いに惹かれあったソ連特使トルストールの戦死に際しては立場も忘れて泣き暮らすが、キーンやマーベルらの励ましで立ち直り指導者として生きることを決意する。また、トルストールを殺害した黒騎士には激しい敵意を持つようになり、霊力で黒騎士のオーラ力を妨害する場面が随所に見られる。ハイパー化したガラバにゴラオンで体当たりを行い、黒騎士のあふれる悪意のオーラ力を霊力で中和させてハイパー化を収めるが、霊力を使い果たして死亡する。
やや、特徴的な髪型もあり、高貴な雰囲気を漂わすシーラと異なり、より庶民的で親しみやすい性格である。
エイブ・タマリ
声 - 堀部隆一
ラウの国フォイゾン王の家臣で、オーラシップ・グリムリーの艦長。フォイゾンの死後はゴラオンの艦長としてエレを支える。新型オーラバトラー・ビルバインを与えられ図に乗っていたショウを殴っていさめるなど、各所で年長者としての役目もこなした。最後は霊力を使い果たし息絶えたエレの亡骸を抱えながらゲア・ガリングに特攻し戦死する。アンクル・サムのような容貌をしている。
プラドン、ペーゲル、ガント
ラウの国の家臣。タータラ城を捨てるというフォイゾンの提案に最後まで納得せず、別離の理由も「城を捨てるのは騎士道に反する」から。3名ともタータラ城攻防戦で戦死する。ガントはジェリルに、ペーゲルはトッドにそれぞれ討たれ、プラドンは辞世の句を詠んだ直後に崩れ落ちてきた城壁に潰される。

ミの国

ピネガン・ハンム
声 - 中村秀利
ミの国の国王でエレの父親。ドレイクの侵略の矛先を向けられたため、和平交渉のために重臣をドレイクのもとに送るが、ドレイク側の返答は使者の殺害だった。その後、パットフットとエレを避難させてニー・ギブンらとともに居城キロン城で防戦するが、乗艦の「ナムワン2」を撃沈され戦死。
パットフット・ハンム
声 - 山岡葉子
ミの国の王妃。ラウの国王フォイゾン・ゴウの娘だが、かつてピネガンと駆け落ちしたため、親子の縁を切られている。キロン城落城後、父を頼ってラウの国へ赴くが拒絶されてしまい、霊力を高めるために山にこもることを決めた娘を連れて退去する。後に娘のエレをさらいに来たジェリルの部下によって殺されてしまう。
ショタン・コシュ
声 - 益富信孝
ピネガンの側近。和平交渉のため志願してドレイクの陣屋へ赴くが、交渉の席で殺害される。

その他のフェラリオ

ジャコバ・アオン
声 - ××
水の国の長。第9話ではフェラリオが住む水の国にゼラーナで侵入したショウ達に対し非協力的で、シルキーの行動の責任を問うショウに対し白を切った挙句、水の国から追い出してしまうが、第30話では一転、シルキーを助けたショウに、オーラマシンを全て破壊するように依頼するようになる。しかし、激化する戦火に業を煮やし、自らの命と引き換えに全てのオーラマシンとその乗員を地上へ追放してしまう。力は強いが基本的に自己中心的であり、自分たちと世界を守ることが第一で、それ以外の人間やコモンが自分の行動の結果どうなろうと構わないようである。
なお、同名の存在がOVA版『リーンの翼』にも登場しているが、パラレルワールド性が加味されているため、全くの同一人物というわけではない模様。また、永野護による解釈では『重戦機エルガイム』の舞台であるペンタゴナワールドは彼女の持つ水晶球の中にあるとされている。
また、ショウの「口先ばかりのエ・フェラリオ」という台詞に対し、「エ・フェラリオではない」と激昂していることから、自らが凡百のフェラリオ扱いされることを嫌い、自らの名に誇りを持っている模様。
シルキー・マウ
声 - ××
エ・フェラリオ。ドレイクの企みにより捕らえられ、水牢に幽閉されている。ドレイクからの脅迫に怯んだ結果、ショット・ウェポン並びにショウ達地上人を3度に渡って召喚してしまった事から、今作の最重要人物の一人である。後にショウに助けられ、ショウがジャコバに会うきっかけを作ったが、自身は罰を受けミ・フェラリオにされる。その後の姿はOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』で描かれている。
ナックル・ビー
声 - ××
マーベル・フローズンを地上から召喚したエ・フェラリオ。その罪でガロウ・ラン「ニクス・ティタン」に変えられコモンの世界に落とされていた。戦傷を負ったトッドを助け介抱するが、快復したトッドは引き留るニクスを振り払って去ってしまう。第30話にてマーベルの懇願を受けたジャコバによって罪を軽減され、元の姿に戻る。
トロウ・ロウ
声 - 龍田直樹
男性型のミ・フェラリオ。酒好きで酔っ払ってはショウに絡んでいる。ショウがリムルと会うための橋渡しをするが、酔った拍子にバーンにそれを愚痴の形で教えてしまう。

ガロウ・ラン

ニグ・ロウ
声 - 戸谷公次
バーンに仕えているガロウ・ランで、諜報員としてゼラーナ隊の動向を探る。バーンの性質をよく理解している。オーラ・マシンも扱えるらしく、多島海ではウイングキャリバー、ズロンを操縦したこともある。
ゴド・オン
声 - 笹岡繁蔵
ゲシュタルの谷付近に勢力をもつガロウ・ランの頭領。第21話にてリムルがグライ・ウイングに乗り込みラース・ワウから逃亡、ゲシュタルの谷付近に不時着した際にリムルをだまして捕らえドレイクから金を巻き上げようと企てるが、ミュージィの部隊に阻まれて失敗する。
ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、序盤戦でガロウ・ラン部隊のメンバー、または騎団長として登場する。
シンドロ
声 - 銀河万丈
手下のアガ、イギ、ウグを率いて、シーラ・ラパーナをだまして連れ去ろうとしたが嵐の玉にとらわれてしまう。強獣ルグウに乗り、エル・フィノの要請によりシーラを守ろうとしたショウと交戦。その後トッドに倒される。
ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、嵐の玉の戦闘の他にも序盤戦でガロウ・ラン部隊の騎団長として登場する。

その他の地上人

チヨ・ザマ
声 - 高島雅羅
ショウの母親。教育評論家ではあるが、実際は自分の地位と世間体を何よりも優先するエゴイスティックな女性。ショウがダンバインと共に地上界に出現した際、頑なにショウを拒絶し、宇宙人呼ばわりして息子と認めようとはしなかった。最後には拳銃の銃口を向けて発砲まで行い、ショウを追放。これによりショウの家族と故郷に対する決別を決定的なものとする。ショウが去った後も、あくまでも利己的な言動を繰り返したために、夫シュンカの怒りを買う。
シュンカ・ザマ
声 - 土師孝也
ショウの父親。彼なりにショウを理解して受け入れようとしたが、妻の強烈な拒絶にあい断念。恐妻家でチヨには全く頭が上がらないが、秘書のヨーコと不倫関係にある。最初の再会で妻の妨害に遭った後、チヨを諭すが、ショウが去った後、泣きながらも自分の地位に固執するだけのチヨを一喝する。最終決戦時はテレビ中継を通じて、その成り行きを見守る。
ヨーコ・川原
シュンカの秘書。シュンカの愛人でもあるが、ショウにとっては姉のような存在で一番の理解者である。幼い頃の戯れの問答「ウサギの目はなぜ赤い?」への答えで、ショウを本人と確信した。その後はシュンカと共に最終決戦をテレビ中継で見ている。
バルベラ・サウスオール
声 - MIO
ハワイ在住のマーベルの友人。父親が海軍軍人であるため、地上に出て間もないマーベルはショウと共に彼女の家を訪れて情報収集を図る。学生時代はマーベルとともに「2人のアゴ女」と呼ばれていたらしい[17]。ショウは、マーベルと話すバルベラを見ていて、英語が日本語のように分かるようになっていることに気づいた。第33話のみ登場。
皆川司令
日本の防衛隊の士官。三等海尉。ショウが東京で騒動を起こした際に守りきれなかったという理由で硫黄島基地に左遷された。バイストン・ウェル勢が地上に浮上した際にショウと情報交換を行う。第33話のみ登場。
トルストール・チェシレンコ
声 - ××
ソ連軍所属の青年将校。ゴラオンへ和平の特使としてやってきたが、逆に参謀本部の時間稼ぎと核の集中攻撃への人身御供にされてしまう。エレに惹かれ、エレのためにポゾンに乗り込むが撃破され、ボチューンに乗り換えて黒騎士に対して相討ちを狙うが、返り討ちに合い戦死する。第35話のみ登場。
チャーリー・カミングス
声 - 龍田直樹
アメリカ大手電機メーカーIBNのニューデリー支社の社員。レーダー機器のメンテナンスのためにゴラオンへ乗り込む羽目になる。後述するラナ・パーキンスンとは過去に恋仲だった模様。
ギリシャ軍司令官
声 - 戸谷公次
バイストン・ウェルから帰還したジェリルの言葉を信用してF/A-18戦闘機でジェリルを援護し、ゴラオンに対して攻撃をも辞さない態度を示す。その後、ジェリルがハイパー化し爆死したのを見て、兵士達の「ジャンヌ・ダルクの再来」というジェリルに対する評を撤回し、部隊を引き上げさせる。
なお、実際のギリシャ空軍には、F/A-18は配備されておらず、ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』ではF-4戦闘機が登場する。
フレデリック、ラナ・パーキンスン
声 - ××(フレデリック)、西城美希(ラナ)
2名ともアメリカIBN社の社員。ニューデリー支社がゴラオンへの機器の売り込みに成功したことを知り、それに倣ってゲア・ガリングへ機器を売り込む。フレデリックは、リムルと共に脱出しようとした際に被弾した機体から墜落死するものの、ラナは後にリムルと共にゲア・ガリングから脱出し、ドレイクの計らいによってアメリカへ帰還する。
ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、カオスルートでラナがシュンジにレーダー機器を売り込む場面がある。
ニジェンスキー
声 - ××
ソ連政府の秘書官。キエフ付近に出現したグラン・ガランへ友好のための使者として派遣されるが、実際はゴラオンの時と同様、排除しつつ降伏させてオーラマシンの技術をソ連で独占するのが目的という狡猾な男。傲慢な性格でもあり、自分に口答えするエルとベルを「不愉快だ」と嫌悪した。下級兵士によると「やり手のニジェンスキー」。乗艦の際、衣装棚に偽装した時限式の核爆弾を持ち込むが、下艦後にマーベルに見破られてしまい、マーベルがダンバインで上空に投げ捨てたその爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていたヘリコプターごと消滅する。第38話のみ登場。
ジャバ
声 - 佐藤正治
ショット・ウェポンの幼馴染。オーストラリアでスプリガンに収容される。搭乗機はライネックでパイロットとしての能力は非常に高く、2度に渡ってビルバインに損傷を与えた。巨大戦艦のバリアーの内側から攻撃を行う通称「バリアー破り」と呼ばれる攻撃を初めて行った人物であり、ゲア・ガリングがナ・ラウ連合軍に包囲された際、グラン・ガランの艦橋を攻撃してシーラに重傷を負わせ、ナの国軍を脱落させたが直後にショウに討たれて戦死する。第41話のみ登場。
英国女王
声 - 前田敏子
同盟を申し出たシーラに共感し、支援を約束する。
ノルウェー大統領
ゼネストで抵抗する労働者を職場に戻せというビショットの要求を毅然とした態度で拒否し、労働基本権を盾に国民を守りぬく。第42話に登場。
なお、「大統領」とはビショットの台詞であるが、実際のノルウェーは立憲君主制であり大統領は存在しない。
オスロ造船所の労働者たち
傲慢な態度をとるゲア・ガリングの兵士たちに対してゼネストで抵抗した。大統領の支持もあってストを貫徹し、この結果ゲア・ガリングは整備不良のままオスロから去らねばならなくなる。第42話に登場。
スコット艦長
声 - 土師孝也
アメリカ海軍の空母カール・ヴィンソンの艦長。アメリカをドレイクの支配から取り戻すため、反ドレイク勢力に協力する。核爆弾を搭載した艦載機を遠隔操作でゲア・ガリングに突入させる作戦を敢行し、パイロットに多くの犠牲を出しながらも大きなダメージを与える。グラン・ガランとウィル・ウィプスの決戦はエンタープライズから観測しながら、「バイストン・ウェルの勢力は地上の軍事力を全滅させるために遣わされたのではないか」との独自の見解をエンタープライズ艦長に語る。エンタープライズは、最終決戦後に海上を漂っていたチャム・ファウを保護している。