オーラ・ボム

戦闘用に開発された飛行型オーラ・マシン。クラゲ型、あるいはクモ型をしており、数名が乗り込み、爆撃や空中戦を行う飛行戦闘艇。

ドロ

諸元
ドロ
DOLO
所属 アの国
クの国
設計 ショット・ウエポン
生産形態 量産機
全高 11.7メット
直径=13.8メット(本体)
重量 3.4ルフトン
動力源 オーラ吸気
巡航速度 160リル
最高速度 170リル
武装 フレイ・ボム×4
搭乗者 ガラリア・ニャムヒー
キブツ・キッス 他
その他 オーラ係数:0.5×2
必要オーラ力:4オーラ
限界オーラ力:不明
ショット・ウエポンが開発した初の空飛ぶ戦闘用オーラ・マシン。ドレイク・ルフト領内に跳梁跋扈するガロウ・ランを討伐すべく、フレイ・ボム(火焔砲)を搭載した対地攻撃用の爆撃機として設計された。
機体色はブルーグリーンとオリーブドラブ。最初期に完成したオーラ・マシンということもありオーラ力の転換係数は低く、コモン1人では浮くのがやっとであり、4人乗ってようやく戦闘が可能な状態だったといわれている。だが、完成当初の「空を飛べる」という戦力的なアドバンテージは城攻めなどでは極めて有効で、初期ドレイク軍の軍事展開上、大きな力の礎となった機体である。また、本機はドレイクの軍事資金調達のためにクの国を始めとする近隣諸国へ積極的に売却もされており、ラウの国では本機を参考にコピー改良型ともいえるグナンを製造している。
形状は円盤状の胴体に触手状の「フレイ・ボム・アームガン」を4基備えたクラゲを彷彿とさせるもので、このアームガンは先端にフレイ・ボム1門が内蔵され、オーラ・マルス(筋繊維)によるフレキシブルな可動範囲と広い射角を確保している。胴体下には大気中のオーラを吸排気する釣鐘状のインテークが4つ並び、乗り組んでいるクルーを触媒にしてオーラ力を動力に変換するシステムで空を飛ぶ(このため、飛行中は呼吸にも似た音を発する。なお、本機の動力源をオーラ・コンバーターとしている資料もある)。オーラ・マシンとしては安価で製造が容易であり、操縦も簡単なことから機動部隊拡張の際には真っ先に大量生産された。ただし、対オーラ・マシン戦を考慮する以前の機体であるため、空戦での機動性能は低くオーラ・バトラーが相手ではやられ役になってしまう場合が多かった。
短期間で長駆の発展を遂げたオーラ・マシン群の中で本機は急速に旧式化して行ったが、その生産・配備数の理由から新型のオーラ・ボム“タンギー”へと完全には代替されず、最終決戦まで第一線に留まっている。輸送艇や連絡艇としても重宝されていた。

 

グナン

諸元
グナン
GNAN
所属 ラウの国
ナの国
開発 ラウの国
生産形態 量産機
全高 6.5メット
直径=15.1メット(本体)
重量 3.0ルフトン
動力源 オーラ吸気
巡航速度 170リル
最高速度 200リル
武装 フレイ・ボム×3
オーラ・バルカン×3
搭乗者 ラウの国/ナの国一般兵
その他 オーラ係数:0.5×3
必要オーラ力:4オーラ
限界オーラ力:不明
ラウの国で開発された機体で、ナの国でも使用された反ドレイク陣営の主力オーラ・ボム。基本的にはドロのコピー改良型で、機体全体の小型化と約5割の出力増加で高性能化が図られているが、本機は大気中のオーラを吸気して飛行する従来型オーラ・ボムの延長線上にあり、オーラ・コンバーターを備えたことで飛躍的に性能を向上させたクの国のタンギーに比べると、かなり見劣りのする機体であった。
形状はドロに準じるクラゲ状の円盤型で、武装は伸縮自在な3本のフレキシブルアーム(フレイ・ボム・アームガン)の先端にフレイ・ボムを各1門ずつ内蔵する。また、アームガンの数はドロの4本から3本に減じているが、これを補うために胴体の三方にオーラ・バルカンが1門ずつ搭載されており、機体形状の見直しと相まってドロと同程度の戦闘力は確保されている。機体色はカーキ & ブラウン。王族の親衛隊用はブルーホワイト。
名のあるキャラクターの愛機にはならなかったものの、大量生産され反ドレイク陣営の戦力の一翼を担った。戦闘以外にもオーラ・シップ間の連絡艇としてや輸送任務などにも従事した。乗員は4名。他に若干名の同乗も可能。

 

タンギー

諸元
タンギー
TANGIE
所属 クの国
アの国
開発 クの国
生産形態 量産機
全高 10.5メット
直径=飛行時27.9メット
直径=着陸時22.2メット
重量 5.2ルフトン
動力源 オーラ・コンバーター
巡航速度 220リル
最高速度 280リル
武装 オーラ・キャノン×3
ボールマウント式オーラ・キャノン×1
フレイ・ボム×4
ワイヤー付ショット・クロー×4
搭乗者 ジェリル・クチビ 他
その他 オーラ係数:0.5×4
必要オーラ力:5オーラ
限界オーラ力:不明
クの国が独自開発した主力オーラ・ボム。ドロの発展型に属さない唯一のオーラ・ボムであり、外殻の厚いカニ状の甲殻類(ただし、脚は4本でデザインを担当した出渕裕はクモをイメージしたとしている)を思わせる鈍重なフォルムに反して、機体にオーラ・コンバーターを搭載することでオーラ・バトラーに匹敵する機動力を得ることに成功した新型機。巡航速度220リル、最高速度は280リルという、反ビショット・ドレイク陣営の主力オーラ・バトラー・ボチューンを上回るスペックを持つ(もっとも、オーラ・マシンの性能は搭乗者のオーラ力次第で上下するため、この数値はあくまで性能表上での目安である)。
従来のオーラ・ボムは、主に対地攻撃に主眼を置いた爆撃機的な存在なのに対し、本機は対オーラ・マシン用の戦闘攻撃機的な性格を持った空戦向きの機体である。
初登場の第24話ではアの国の新型機レプラカーンを圧倒し、第39話ではトッド・ギネスの捕らえたマーベル・フローズンダンバインをショット・クローで移送するなどの活躍を見せている。
武装は強力で機首にオーラ・キャノン3門、四肢にあたるフレイ・ボム・アームガン(ドロのものとは違い非触手系)内にフレイ・ボム(火焔砲)とワイヤー付ショット・クローを各1基ずつ。そして胴体下に全周射界の爆撃用ボールマウント式オーラ・キャノンを1門装備する。
コストパフォーマンスが高く大量生産されてビショット軍の中核を担った。物語中盤以降はドレイク軍でも本機を制式採用している。機体色はローズマダー & グレイ。オーラ・ノズルはイエロー。なお、ジェリル・クチビの搭乗した機体には脱出用装備として機内にグライ・ウィング、ミューが搭載されていた。

 

その他

小説『オーラバトラー戦記』には以下のオーラ・ボムが登場している。

ドーメ
ドメーロ
ドッフオ

 

人型機械

オーラ・バトラー

オーラバトラーは「オーラ・ボム」の次に開発された人型の戦闘用ロボット。「巨人騎士」とも呼ばれるオーラ・マシンの代表的存在である。

  • ゲド
    • 試作型ダンバイン(ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』)
    • サーバイン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • エグザイル(漫画作品『聖戦士ダンバイン異伝 エグザイル・サーガ』)
    • ティタニア(雑誌連載『新AURA FHANTASM』)
    • カットグラI(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ダーナ・オシー
  • ドラムロ
    • ガドラム(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • マサラグ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガッシュ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガーシム(雑誌連載『新AURA FHANTASM』)
    • ヴォルバル(漫画作品『ショット追撃』双葉社刊「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」)
    • クスタンガ(ラポート刊『聖戦士ダンバイン大事典』)
  • ボゾン
    • ガータ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ドウミーロック(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ダンバイン
  • ビランビー
    • ギトール(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ブラウニーII(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ダゴン(雑誌連載『新AURA FHANTASM』)
    • ハインガット(小説『オーラバトラー戦記』)
  • バストール
  • レプラカーン
    • ボーグル(雑誌連載『出渕裕メカニカルおもちゃ箱』)
    • ガベットゲンガー(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ビアレス
    • ビアレス最終生産型(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガーゴイル(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガウベド(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ボチューン
    • ボテューン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • 重装甲ボチューン(ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』
    • ディネ・シー(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • ビルバイン
    • ゼルバイン(ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』)
    • バルバイン(ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』本編未登場)
    • スカルバイン(漫画作品『骸の鎧』双葉社刊「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」)
    • ヴェルビン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • カットグラIII(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ライネック
  • ズワァース
  • インペリウム(角川書店の雑誌『月刊ニュータイプ』特集イラスト)
  • スカルマ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • ラヴァナ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • カーヴァル・ウシュタ(ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』本編未登場)
  • ゾニミカ(漫画作品『狩りの日』双葉社刊「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」)
  • パンゲア(小説『オーラバトラー戦記』文庫版イラスト)
  • オウカオー[桜花王](アニメ『リーンの翼』)
  • ナナジン[七神](アニメ『リーンの翼』)
  • ギム・ゲネン(アニメ『リーンの翼』)
  • ライデン[雷電](アニメ『リーンの翼』)
  • シンデン[震電](アニメ『リーンの翼』)
  • ショウキ[鍾馗](アニメ『リーンの翼』)

オーラ・アーマー

雑誌連載『AURA FHANTASM』に登場。身に纏う甲冑であり、所謂パワードスーツのようなもの。オーラ・バトラーの簡易版的存在で機動甲冑とも呼ばれる。特に固有の名称は存在しない。

搭載兵器

オーラ・キャノン
オーラ・マシンに搭載される大砲、または城や要塞などに設置される対空砲塔。艦船を除くオーラ・マシンでは、ビルバインやレプラカーンなどの中期以降に生産されたオーラ・バトラーの他、ガラバやブブリィといった重量級の機体に搭載されており、機構が大掛かりな非携行型固定火器として扱われている。
劇中では滑腔砲であるオーラ・ショットとの違いは明確ではなく、しばしば混同されているケースが見られる。砲身の長さから滑腔砲であるオーラ・ショットに対し施条砲であるとする説、ズワァースの短砲身オーラ・キャノンが前説に当てはまらないため、オーラ・ショットが徹甲弾(英単語の「ショット」は非炸裂弾との意味を持つ)、オーラ・キャノンが炸裂弾を射出しているとの説、フェイ・チェンカのレプラカーンが至近距離からの直撃でもダーナ・オシーに致命傷を与えられなかったことから、ゴラオンのオーラ・ノヴァ砲同様にオーラの気弾を撃つ(操縦者のオーラ力によって威力が上下する)非実体弾説(ただしこれは、第30話でマーベル・フローズンが血気に逸るショウ・ザマのビルバインに対して「背中のキャノン、もう弾が無いんじゃなくて?」といって諫めた事実からして考えにくい)など、構造や仕組みについては諸説紛々としている。
オーラ・ショット
フレイ・ボムに比べ射程の延長と破壊力の向上を目的に開発されたオーラ・マシン用の射撃兵器。発射に火薬を利用した滑腔砲で、ドレイク軍の試作オーラ・バトラー ダンバインが携行する新兵器として登場した。
ダンバインが用いたのは並列4連装型。薬莢を使用したマガジン式のため、予備弾倉がある限り何度でも発射可能なタイプで、番組オープニングに見られるような同時斉射(厳密には僅かに時間を置いてのバースト)も可能であった。この4連装型は、形状が異なるタイプの物をビランビーも使用している。他にレプラカーンに装備された単装型、ズワァースの並列3連装型、ガラバに採用された3連装のアーム型、特殊なものとして城塞の砲兵が使用した4連装の地上設置型(松明で火門に点火する)などがある。
なお、劇中では各火器類の描き分けが正確に行われておらず、台詞や演出でオーラ・ショットとミサイル・ランチャーの混同や混乱が見られるが、前者は火薬の炸裂で弾を飛ばすのに対し、後者は自己推進式の無誘導ロケット弾を発射するもので原理が全く異なる。
オーラ・ソード
オーラ・バトラーが使用する近接戦闘用の剣。基本的な形状はブロードソードのような直刀だが、機種によっては曲刀状のものや鎌状のもの、あるいは短剣状のものも存在する。刀身は鋭利ではないため、「斬る」というよりは剣自体の重さを利用して「叩き割る」といった使われ方がほとんどであった(ただし、物語の演出上、ワイヤーを切断するなどの鋭利さを強調した描写や剣を投擲するといった特殊な用法も見られた)。また、一部の新型機種には剣に搭乗者のオーラ力を集中させ威力を増す機能が搭載されている。
オーラ・ソード・ライフル
ナの国で開発された新鋭機ビルバインが唯一装備するライフル型の携行火器で、上下連装型のオーラ・ショットによる遠距離攻撃とオーラ力を収束させたビーム状のエネルギー刃による近接攻撃の2つの機能を併せ持った新兵器である。
オーラ・ショットは火薬を使い実体弾を放つ射撃兵器だが、ダンバインのようなマガジン(弾倉)式ではないため弾数には制限があった。また、ストックを折り畳むことで形成されるエネルギー刃は、オーラ力をダイレクトに刀身に変えるため、威力自体は高いものの剣戟の際に敵の剣を銃身で受けると脆いという欠点もあった。なお、第35話でのズワァースとの戦闘では、鍔迫り合いの際にエネルギー刃が「折られる」という描写があり、このことから、本武装が他のアニメ作品などに登場する所謂「ビームサーベル」とは異質の兵器であることがわかる(ただし、劇中では単に「ビームソード」と呼称されている)。
オーラ・バルカン
オーラ・マシンに搭載される連射式の射撃兵器。オーラ・キャノンなどと比較すると射程、威力共に劣る補助兵装的な火器であるが、比較的小型であるため機体容積を圧迫しない箇所(頭部やコンバーター部、フレイ・ボム・アームガンの先端など)に設置可能な点がメリットである。それ故に多くのオーラ・マシンで接近戦用火器として採用されている。また、本作品には通常の機銃も存在するがオーラ・バルカンとの違いは明確にされていない。一説には実体弾を使う機銃に対して、オーラ・バルカンは非実体弾(オーラの気弾)を放つ兵器なのではないかともいわれる(理由として機銃やオーラ・ショットに見られる空薬莢の排出がない、ブブリィやフォウ、あるいは艦船類が搭載する機銃がオーラ・バルカンよりも射程が長く、威力も高い大型火器であることが挙げられる)が、これは推察の域を出ない。
オーラ・ランチャー
オーラ・バトラー用に開発された携行型のミサイル・ランチャー。劇中で確認できるのはビランビー、バストールの使用した5連装のもので、他のタイプが存在したかは不明。
フレイ・ボム
別名「火焔砲」とも呼称される粘性の高い石油を利用したナパーム・ランチャー。燃料を圧縮点火して発射するバイストン・ウェル最初の火器だといわれている(バンダイ刊『オーラバトラー大辞典』より)。火球状の弾は着弾すると飛散して広範囲を焼き尽くす焼夷弾として対地攻撃に絶大な効果を発揮する他、装甲に生体組織を用いたオーラ・マシンに対しても有効なダメージを与えることができた。
後に開発されたオーラ・ショットやオーラ・ランチャーに比較すれば射程は短く(300メット程度)、弾道も不安定で正確さには欠けるものの、比較的搭載箇所に制限を受けない(弾薬たる燃料はパイプで火焔砲に送れば良いので胴体や肩にタンクを設置できる上、多連装化も容易)というメリットから新型火器の登場後も第一線で使われ続けた。
末期のドレイク軍では、3機のドラムロが各々の火焔砲を集束して巨大火球を放つ「トリオ・コンビネーション」なる新戦法が編み出され(威力と射程も倍増する)、これによってニー・ギブン他、多くの者が討ち取られた。


バイストン・ウェルシリーズ
作品 聖戦士ダンバイン - リーンの翼 - オーラバトラー戦記 - New Story of Aura Battler DUNBINE - ガーゼィの翼
キャラクター ショウ・ザマ
オーラバトラー ゲド - ズワァース - ダーナ・オシー - ダンバイン - ドラムロ - バストール - ビアレス - ビランビー - ビルバイン - ボゾン - ボチューン - ライネック - レプラカーン
用語 オーラバトラー - オーラマシン - バイストン・ウェル
関連人物 富野由悠季 - 湖川友謙 - 池田繁美 - 中原茂 - 宮武一貴 - 出渕裕

 

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