艦船

オーラ・シップ

オーラ・バトラーやウィング・キャリバーを収容する空中戦闘艦。武装も施されているが、それより補給や整備を行う移動母艦としての性格が強い。全長50~100m程度。各国の国王や地方領主が所有している。

諸元
ナムワン
分類 オーラ・シップ
所属 アの国、他
設計 ショット・ウェポン
開発 ショット・ウェポン
建造 ショット・ウェポン
全長 56.7メット(約56.7m)
重量 206ルフトン(約206t)
動力源 オーラコンバーター
オーラ係数 0.4×4
必要オーラ力 20オーラ
巡航速度 120リル(約480km/h)
最高速度 160リル(約640km/h)
武装 艦首下部連装オーラ・キャノン
艦橋前面部大型連装機関砲×2基
艦橋上部連装機関砲塔×2基
中央部連装機関砲塔
艦尾連装機関砲
艦長 ピネガン・ハンム(ミの国)
ナベン・ワタ(ナの国)
主な搭載機 オーラ・バトラー×6機
ナムワン型(Numwon)
ショット・ウェポンが初めて作製したオーラ・シップ。オーラ・マシン開発の資金調達のために15隻程度が建造され近隣諸国に売却された(アの国の「フラオン」、ミの国の「ナムワン1」「ナムワン2」などがある)。そのため、反ドレイク陣営の主力オーラ・シップにもなっているが、防御力が低く、旧式化している。
武装は艦首下部に連装オーラ・キャノン。艦橋前面に大型連装機関砲2基。艦橋上部に連装機関砲塔2基。中央に連装機関砲塔。艦尾に連装機関砲。とそこそこの火力を持っており、戦力的には決して低くはない。
両舷左右の艦内格納庫にオーラ・バトラーを3機ずつ、最大6機収容可能で、クの国に引き渡された艦はさらに3機のオーラ・バトラーを艦首部甲板へ露天繋止し、戦力の向上に努めていた。
塗装はアの国が黄色。ミの国やナの国、ラウの国が茶色。クの国が水色。

 

諸元
ゼラーナ
分類 オーラ・シップ
所属 ギブン家
設計 ギブン家
ドルプル・ギロン
開発 ギブン家
ドルプル・ギロン
建造 ギブン家
ドルプル・ギロン
全長 52メット(約52m)
重量 132ルフトン(約132t)
動力源 オーラコンバーター
オーラ係数 0.6×3
必要オーラ力 15オーラ
巡航速度 160リル(約640km/h)
最高速度 220リル(約880km/h)
武装 艦首先端部連装オーラ・キャノン×2基
連装機関砲×3
艦橋後部4連装大型機関砲×1基
艦長 ニー・ギブン
主な搭載機 オーラ・バトラー×4機
フォウ×2機(通常は1機)
ゼラーナ(Zelerna)
ギブン家が鍛冶屋のドルプルに命じて独自に開発したオーラ・シップで、ナムワン型をタイプシップとし機動性を増すことを念頭に置いて建造された。オーラ・シップとしては標準サイズだが、より大型のブル・ベガー型に匹敵する戦闘力を持つ。同型艦は存在しない。ギブン家の領地がドレイク・ルフトによって奪われた後はニー・ギブンらの動く拠点となり、聖戦士ショウ・ザマと共に反ドレイク陣営のフラッグシップ的な存在となる。
艦中央部の格納庫へオーラ・バトラー4機。また、艦首下へウイングキャリバーフォウを吊り下げ式に搭載可能(通常1機だが、縦列式に2機搭載した時もある)。
両舷に発進口がある格納庫はハッチのない開放型で、戦闘中に敵機が飛び込んで暴れ回られたり、乗組員が転げ落ちるなど防御や安全面にやや問題ある設計であった。塗装はライトグリーン。
武装は艦首先端に連装オーラ・キャノン2基。艦首、両舷、艦尾にそれぞれ連装機関砲1基ずつ。艦橋後部に4連装大型機関砲1基。
舞台が地上界に移ってからは遊撃部隊的な位置付けで世界各地を転戦した。太平洋上ではショット・ウェポンのスプリガンに奇襲作戦を敢行したが、ショットによって事前にそれを看破され、逆に艦砲射撃の一斉射を浴び撃沈された。

 

諸元
グリムリー
分類 オーラ・シップ
所属 ラウの国、ナの国
設計 ラウの国
開発 ラウの国
建造 ラウの国
全長 63メット(約63m)
重量 287ルフトン(約287t)
動力源 オーラコンバーター
オーラ係数 0.45×4
必要オーラ力 25オーラ
巡航速度 130リル(約520km/h)
最高速度 160リル(約640km/h)
武装 ボールマウント式連装オーラ・キャノン×2基
連装機関砲×6基
艦長 エイブ・タマリ(ラウの国)
主な搭載機 オーラ・バトラー×10機以上
グリムリー型(Grimmrie)
ラウの国がナムワン型を参考に開発した新型のオーラ・シップ。設定では補給艦。劇中では巡洋戦艦と呼称されていたが、本来は武装を極力廃し巡航速度と積載量に重点を置いた母艦としての設計思想を持っている。そのため、艦自体の火力こそ低いものの10機以上のオーラ・バトラーを搭載することが可能であり、前線においては「空母」として、後方においては「補給艦」としてマルチロールな運用が可能であった。塗装はダークブルー。
ラウの他にナの国でも運用されている。劇中ではかなり巨大(ゼラーナの倍以上)に描写される事もあった。
サイドバイサイドに艦首2基、そして舷側にそれぞれ1基ずつ発着ハッチを持ち、一度に6機のオーラマシンを急速展開することが可能。一方で船体構造は他型の艦船より脆弱で、船体中央部に僅か1発被弾しただけで船体が真っ二つに折れてしまうこともあった。
武装は両舷にボールマウント式連装オーラ・キャノンを各1基。艦首両舷へ連装機関砲1基ずつ。艦橋に連装機関砲3基。艦尾に連装機関砲1基。

 

諸元
ブル・ベガー
分類 オーラ・シップ
所属 アの国、クの国
全長 108メット(約108m)
重量 1060ルフトン(約1060t)
動力源 オーラコンバーター
オーラ係数 0.6×8
必要オーラ力 20オーラ
巡航速度 100リル(約400km/h)
最高速度 180リル(約720km/h)
武装 ボールマウント式超大型オーラ・キャノン×1基
大型オーラ・キャノン×2基
艦首下部オーラ・キャノン×2基
大型連装機関砲×10基
艦長 ミズル・ズロム(アの国)
主な搭載機 オーラ・バトラー×4機
ウイング・キャリバー×2機
ブル・ベガー型(Bull-Beggar)
ナムワン型の後に開発されたドレイク/ビショット両軍の主力オーラ・シップ。全長は100メット以上あり、ナムワン型よりも二回り以上大型である。塗装はダークグレー。
陸戦要員やオーラ・バトラーを運搬するための「輸送艦」としての面が強かった旧来のオーラ・シップに対し、本艦は船体を大型化させて防御力を強化すると共に、主砲として高威力の超大型オーラ・キャノンを船体下部に搭載し、艦自体の火力向上に計った「戦艦」もしくは「移動する砦」である。しかし、これら一連の強化策は船体重量の著しい増加を招き、機動力ではナムワン型に劣る結果となった。
当初は1隻。エルフ城攻略時点でも2隻しか建造されていなかったが、後半になるとドレイク、ビショット、そしてショットの各勢力の主力艦として大量に配備され、艦隊を組んで旗艦を護衛した。
オーラ・バトラー4機、ウィング・キャリバー2機を収容可能で、船体後方の甲板上にも数機のオーラ・バトラーを露天繋止することが可能である。機械化部隊が出揃わない時期にはユニコン騎兵隊や、砲兵部隊を輸送して城攻めのサポートをしている。
武装は多彩で前述のボールマウント式超大型オーラ・キャノン1基。両舷に大型オーラ・キャノン各1基。艦首下部にオーラ・キャノン2基。艦首に大型連装機関砲2基。艦橋と艦体へ大型連装機関砲が計8基。

 

  • ゼィス(小説『オーラバトラー戦記』)
    • ミィゼナー(小説『オーラバトラー戦記』)
    • ゼイエガ(小説『オーラバトラー戦記』)
    • ゼイゾス、ゼイギス、ゼイエラ、ゼミガル、ゼミエガ、ゼバス(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ギュイス(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ナームワン(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ナゲーマン(小説『オーラバトラー戦記』)
    • フアンドウ(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ハンラウゴ(小説『オーラバトラー戦記』)
  • メラガラウ(小説『オーラバトラー戦記』)
  • グッタム、ヘグタム(小説『オーラバトラー戦記』)

オーラ・クルーザー

ここに分類されるのは、以下に挙げるスプリガンのみである。

諸元
スプリガン
分類 オーラ・クルーザー
所属 アの国
設計 ショット・ウェポン
開発 ショット・ウェポン
建造 ショット・ウェポン
生産形態 ショット・ウェポン専用機
全長 102メット(約102m)
重量 870ルフトン(約870t)
動力源 オーラコンバーター
オーラ係数 0.7×6
必要オーラ力 22オーラ
巡航速度 200リル(約800km/h)
最高速度 300リル(約1200km/h)
武装 オーラ・キャノン×8門
連装対空機関砲×2基
多連装ミサイルランチャー×4基
艦長 ショット・ウェポン
スプリガン(Spriggan)
ショット・ウェポンが自身専用として秘密裏に開発した高速巡洋艦。船体後部に設置された大型のオーラ・コンバーターにより、ウィング・キャリバー並みの航行性能を持つ。反面、火力という点では他艦に劣るものとなっているが、あくまでそれは本艦を「オーラ・シップ」という枠内で捉えた場合の評価であり、ショット自身はガラバやブブリィといった次世代型の高速オーラ・マシンとの連携を考慮し、本艦も同じ「機動兵器」として運用することを想定していたと思われる(ただし、火力が低いとはいっても、第47話では全砲門の一斉射によりゼラーナを撃沈させている)。塗装はカーキ色。
超大型のオーラ・ボンバーブブリィをも搭載可能な大型格納庫を両舷に有しており、搭載能力は高い(設定書による対比図からブブリィ1機で概ねダンバイン4機分としてサイズを換算すると、確実にオーラバトラー8機以上は搭載可である)。武装は艦首と艦尾にオーラ・キャノンを4門ずつ。両舷に連装対空機関砲各1基。コンバーター部に多連装ミサイルランチャー4基(ゼラーナ撃沈時に使用)。
艦橋内部の艤装やゼラーナ撃沈時の火線の集中具合から、艦の運用にはコンピューター制御が取り入れられていると思われ、高速航行中に艦の姿勢を変更することなく急激な遷移飛行を可能としたり、180度回頭に要する時間が僅か数秒であるなど、運動性能においても従来のオーラ・シップを大きく上回る高性能艦となっている。
ドレイク軍のラウ侵攻時には艤装中だったため、バイストン・ウェルでの実戦投入はなかったが、完成直後に舞台が地上界へ移るとドレイク・ルフトとは離れ、独自に単独行動をとり始めたショットの部隊の拠点となった。
OVAでラバーン達が使用した飛行船は、本艦の残骸を元に気嚢を設置した物である。

 

オーラ・バトル・シップ

アニメ『聖戦士ダンバイン』の他、ゲーム、小説に登場する超弩級のオーラ・シップを指す。全長数百m〜1400m(TVシリーズに登場したものは群を抜いて大型で、空中要塞そのものの威容を誇った)。有力国がそれぞれの国力を結集して建造したもので、多数のオーラ・マシンを収容することが可能である。アニメにおいては、オーラ・バトル・シップの登場に象徴される戦乱の拡大により、フェラリオの長ジャコバ・アオンの憤怒を招き、全てのオーラ・マシンが地上界に浮上させられることとなる。

アニメ『聖戦士ダンバイン』のオーラ・バトル・シップ

急速なオーラ・マシンの発達に伴い、飛行可能なマシンの大きさも比例して大型化して行ったが、オーラ・シップの完成を迎えた時点で既存技術の限界に達した。この技術限界を突破した発明が「擬似オーラ力発生器」で、これを搭載することにより人の力を介さずにオーラ力を発生させることが可能となった。以後有力各国において、それぞれの国の旗艦となるべき超弩級戦艦「オーラ・バトル・シップ」が建造され、バイストン・ウェルの戦乱は一挙にその規模を拡大することとなる。

諸元
ウィル・ウィプス
分類 オーラ・バトル・シップ
所属 アの国
設計 アの国
開発 アの国
建造 アの国
全高 200メット(約200m)
全長 260メット(約260m)
全幅 720メット(約720m)
重量 108,000ルフトン(約108,000t)
動力源 オーラコンバーター
擬似オーラ力発生機出力 7オーラ×20
巡航速度 90リル(約360km/h)
最高速度 100リル(約400km/h)
武装 オーラ・バルカン
オーラ・キャノン
ハイパー・オーラ・キャノン
搭乗者 ドレイク・ルフト
ウィル・ウィプス(Will-Wips)
最初に登場したアの国のオーラ・バトル・シップ。赤褐色の巨大な横長の船体はオーラ・シップをも着艦可能な吹き抜け式の甲板を持ち、既存のオーラ・シップの概念を大きく打ち破った「移動要塞」と呼ぶにふさわしい威容を誇る。
火力やオーラ・マシンの搭載量など、個々の性能では他国の艦に一歩譲る部分もあるが、総合性能のバランスの良さから最強のオーラ・バトル・シップであるとの評価が高い反面、自ら出撃するフォイゾン王を「所詮、古いタイプの国王」と評価したドレイクの性格からか、劇中では直接戦闘を避けて後方で陣取っていることが多く、率先して最前線へ出る場面は殆ど無い。
地上に出てからもホワイトハウスを威圧するなど、戦闘よりむしろその偉容で圧力をかける「政治的な道具」として立ち回っている印象が強く、地上で無駄に交戦を重ねて損耗して行くゲア・ガリングを尻目に、ドレイクは「大切な道具」であるウィル・ウィプスの戦力温存に努めていた。
余談であるが、当初、艦名は「ウィル・ウィプ」であったが、アフレコ台本の誤植で「ウィル・ウイス」とされたままで録音されてしまったので、整合性をとるために艦名が変更された経緯がある。

 

諸元
ゴラオン
分類 オーラ・バトル・シップ
所属 ラウの国
設計 ラウの国
開発 ラウの国
建造 ラウの国
全高 280メット(約280m)
全長 820メット(約820m)
全幅 510メット(約510m)
重量 102,000ルフトン(約102,000t)
動力源 オーラコンバーター
擬似オーラ力発生機出力 20オーラ×5+5オーラ×5
巡航速度 96リル(約384km/h)
最高速度 110リル(約440km/h)
武装 オーラ・バルカン
オーラ・キャノン
オーラ・ノバ砲
ハイパー・オーラ・キャノン
搭乗者 フォイゾン・ゴウ
エレ・ハンム
艦長 エイブ・タマリ
ゴラオン(Goraon)
ウィル・ウィプス建造の報に接したラウの国王フォイゾン・ゴウの命により建造されたオーラ・バトル・シップ。他のオーラ・バトル・シップと違い、オーラ・シップをそのままスケールアップした艦船型。
暗緑色で重厚な外観を持つ戦艦で、艦首に搭載したあらゆる火器を上回る威力を持つ「オーラ・ノバ砲」や4門の大口径主砲などの強力な武装と4艦中最高の巡航速度を誇ることから、単艦としては最強の戦闘力を持つに至っている。
ラウ/ナ連合軍の戦力の中核を為したが、フォイゾンの跡を継いだエレ・ハンムが死亡した直後、ゲア・ガリングに特攻して相打ちとなる壮烈な最期を遂げた。

 

諸元
ゲア・ガリング
分類 オーラ・バトル・シップ
所属 クの国
設計 クの国
開発 クの国
建造 クの国
全高 400メット(約400m)
全長 320メット(約320m)
全幅 1400メット(約1400m)
重量 142,000ルフトン(約142,000t)
動力源 オーラコンバーター
擬似オーラ力発生機出力 5オーラ×100
巡航速度 70リル(約280km/h)
最高速度 97リル(約388km/h)
武装 オーラ・バルカン
オーラ・キャノン
搭乗者 ビショット・ハッタ
ゲア・ガリング(Gyre-Garing)
クの国が開発したオーラ・バトル・シップ。正面から見て『伝説巨神イデオン』のバッフクラン旗艦バイラル・ジンを想起させる、アルファベットのX、あるいは巨大な4枚の翼を広げたような特異な形状、威容を持つ。塗装はクリームイエロー。
サイズ的に最大を誇るが対空火力はともかく、大口径砲を持たぬので対艦火力は低い。火力や装甲よりもオーラ・マシンの搭載量に重点を置いた戦艦というよりは空母を意識した艦であり、オーラ・マシン搭載数に限れば4隻中最大である。軽量な素材を多用してあるためサイズに比して重量は軽いが、防御力も比較的脆弱で、アメリカ海軍航空隊による特攻(パイロットは直前に脱出している)では右舷上部の翼が破壊され、ゴラオンの捨て身の特攻ではそのまま回避しきれずに撃沈されるなど体当たり攻撃による被害が最も大きかった。
劇中でのルーザ・ルフト曰く「素人目にも明らかにウィル・ウィプスより上」と評価されているが、この台詞には社交辞令が入っている可能性も大。
なおOVA版では、残骸となった本艦が背景として登場している。

 

諸元
グラン・ガラン
分類 オーラ・バトル・シップ
所属 ナの国
設計 ナの国
開発 ナの国
建造 ナの国
全高 390メット(約390m)
全長 510メット(約510m)
全幅 510メット(約510m)
重量 48,000ルフトン(約48,000t)
動力源 オーラコンバーター
擬似オーラ力発生機出力 7オーラ×12
巡航速度 69リル(約276km/h)
最高速度 93リル(約372km/h)
武装 オーラ・バルカン
フレイ・ボム
オーラ・キャノン
ハイパー・オーラ・キャノン
搭乗者 シーラ・ラパーナ
艦長 カワッセ・グー
グラン・ガラン(Gran-Garan)
ナの国が建造した巨大戦艦。他国のオーラ・バトル・シップとはかなり趣の異なる艦で、塔状の中央艦体から三方へ副艦体を広げた(外見は四方へ棘が伸びた「まきびし」を連想すると想像しやすい)形で、戦艦というよりは巨大な城塞を想起させる優美な外観をたたえた艦である。塗装はパステルブルー。
正四面体を構成する船体は全方位に有効な火力を投射できるが、逆に言うなら砲の一点指向が不可能で火力の集中ができない。擬似オーラの発生出力が低い(ゲア・ガリング:500オーラ。ウィル・ウィプス:140オーラ。ゴラオン:125オーラに対して、84オーラ)ために速度も遅く、火力や搭載量で突出したところもなく、性能的には明らかに他の3艦より一段劣る艦である。船体構造も華奢で、特に塔状の艦橋は狙われやすく、ジャバのライネックの攻撃でメインブリッジが破壊されたり、オーラ・シップの特攻で艦橋上部があっさりと崩れ落ちてしまった。最終決戦でウィル・ウィプスに特攻し、上甲板に乗り上げる形で相打ちとなる。

 

諸元
ヨルムンガンド
分類 オーラ・バトル・シップ
所属 リの国
設計 リの国
開発 リの国
建造 リの国
全長 不明
重量 不明
動力源 オーラコンバーター
擬似オーラ力発生機出力 不明
巡航速度 不明
最高速度 不明
武装 オーラ・キャノン
対空砲塔
搭乗者 シュンジ・イザワ
オウエン・アグライト
艦長 ザン・ブラス
ヨルムンガンド(Jormungand)
ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』に登場。リの国が建造したオーラ・バトル・シップ。「ヨルムーンガンド」と呼称されることもある。
全長他の諸元は不明。ゲーム内の解説では火力と機動性は他国の艦に比較しても遜色はなく、トップクラスとされているが、ゲーム内描写(及び3Dモデル)から見ると対艦用大口径主砲塔が見当たらないのでゴラオン並みの大火力はなく、装甲の厚そうな質実剛健な外見から火力よりも防御力に重きを置く、母艦機能優先の装甲空母的な艦だと思われる。
ゴラオン同様、オーラ・シップをスケールアップした艦船型。艦首に衝角を有する箱形の無骨な艦型で、シルエットは20世紀の戦艦よりも19世紀末の装甲艦に似ている。艦体左右舷側にバルジ状のデッキを持ち、前方固定式のオーラ・キャノンと艦載機発進口と思しき開口部がある。セイル状の艦橋は小型で低く、上甲板の両舷にエグゾーストパイプの様に突き出した対空砲塔用の塔状構造物と、艦尾両舷に用途不明のクリスタル状のパーツが林立している。オーラ・ノズルは三方が装甲内に覆われた内蔵式で、背後へ回る以外に機関部を攻撃することは困難である。艦内にはオーラ・マシン製造工場である機械の館がある。
リの国の総旗艦として国力の総力を注ぎ込んで建造された。塗装はダークグレー。

 

小説『リーンの翼』のオーラ・バトル・シップ

呼称自体は同じだが、TVシリーズに登場するそれとは異なり、通常のオーラ・シップ並み、若しくは一回り大きい程度の大きさである。

アプロゲネ
反乱軍の旧式戦艦。全長約100メット。
キントキ
ホウジョウ軍の新型艦。
レンザン、ジンザン
ホウジョウ軍の旧型艦。
フガク
ホウジョウ軍新型旗艦。全長約360メット。