豊田 有恒(とよた ありつね、1938年5月25日 - )は、日本の作家。SF作家、推理作家、
翻訳家、脚本家、評論家。本名の表記は同一だが、豊田の読みが「とよだ」と濁る[1]。
ただし、ペンネームでも「とよだ」とルビがふられた著作もある[2]。日本SF作家クラブ会員。
目次
作品リスト
小説
- モンゴルの残光(早川書房、1967年、のち文庫、講談社文庫、ハルキ文庫)
- 退魔戦記(立風書房、1969年、のちハヤカワ文庫、角川文庫、ハルキ文庫)
- 地球の汚名(立風書房、1970年、のちハヤカワ文庫、集英社文庫)
- 両面宿儺(早川書房、1974年、のち角川文庫、ハヤカワ文庫)
- タイムスリップ大戦争(角川書店、1975年、のち文庫)
- 遥かなり幻の星(早川書房、1978年、のち文庫) 角川文庫)
- スペースオペラ大戦争(角川書店、1978年、角川文庫)
- 異次元神話(祥伝社ノン・ノベル、1978年、のち集英社文庫)
- ダイノサウルス作戦 早川書房、1979年、のち徳間文庫/ハルキ文庫)
- 暗号名(コードネーム)は虎(徳間書店、1979年、のち文庫)
- 暴走狩り(集英社、1979年、のち文庫)
- パラレルワールド大戦争(角川書店、1979年、のち文庫)
- 日本新神話物語/日本武尊SF神話シリーズ(前者はハヤカワ文庫版、後者はノン・ノベル版のシリーズタイトル)
- 火の国のヤマトタケル(ハヤカワSF文庫、1971年、のち祥伝社ノン・ノベル)
- 出雲のヤマトタケル(ハヤカワ文庫、1974年、のち祥伝社ノン・ノベル)
- 神風のヤマトタケル(祥伝社ノン・ノベル、1981年)
- 英雄ヤマトタケル(祥伝社ノン・ノベル、1984年)
- 天翔るヤマトタケル(祥伝社ノン・ノベル、1985年)
- 飛騨のヤマトタケル(祥伝社ノン・ノベル、1986年)
- 巨神国のヤマトタケル(祥伝社ノン・ノベル、1988年)
- 小説・引掻文化論入門(集英社、1981年、「イワシの頭」文庫)
- カンガルー作戦(徳間文庫、1981年)
- 無窮花作戦(徳間書店、1981年、のち文庫)
- 神々の黄昏 オリンポス・ウォーズ(集英社、1982年、のち文庫)
- 四丁目の決闘(角川書店、1983年)
- 異聞・ミッドウェー海戦-タイム・パトロール極秘ファイル(カドカワノベルズ、1983年、のち角川文庫)
- 黒真珠作戦(トクマ・ノベルズ、1983年、のち徳間文庫)
- 雪原のフロンティア(トクマ・ノベルズ、1983年、のち徳間文庫)
- サイコキネシス大戦争1~3年(カドカワノベルズ、1983年-1989年、のち角川文庫、「人間原爆狩り」ケイブンシャ文庫)
- 暗号名(コードネーム)は鬼(トクマ・ノベルズ、1985年、のち徳間文庫)
- 零戦の秘密 タイムパトロール極秘ファイル2(角川書店、1986年)
- 核ジャック1988(集英社、1988年、「核ジャッカー追跡」ケイブンシャ文庫)
- カリオストロ伯爵の秘密「俺のバイクは、タイムマシン」(トクマ・ノベルズ、1989年)
- 海賊船バルセロス・シリーズ
- 南十字星遥かに(トクマ・ノベルズ、1989年)
- 玄界灘の海戦(1991年)
- 鳴門大渦の死闘(1992年)
- 爆走!国後の果て(有楽出版社、1992年)
- 枯れた時間
- 凍土の核(講談社、1994年7月)
- 古代史の秘密(日本文芸社、1994年)
- ライダーの墓標(有楽出版社、1994年4月)
- 日本分断1-3(有楽出版社、1995年)
- 日本占領(勁文社ノベルス、1996年1月)
- 日本海核奪取作戦:日本占領II(勁文社、1997年1月)
- 自爆半島―金正日・最期の賭け(祥伝社、1999年9月)
- 北方の夢―近代日本を先駆した風雲児ブラキストン伝(祥伝社、1999年4月)
- 倭王の末裔 小説・騎馬民族征服説(河出書房新社、1971、のち角川文庫、講談社文庫)
- 倭の女王・卑弥呼(徳間書店、1974年)
- 親魏倭王・卑弥呼 小説邪馬台国第2部(徳間書店、1975年、のち文庫)
- 持統四年の諜者 小説・古代王朝(河出書房新社、1975年、のち角川文庫)
- 陸奥の対決 小説・蝦夷征服史(河出書房新社、1976年、のち徳間文庫)
- 崇峻天皇暗殺事件(講談社、1987年、のち文庫)
- 知謀の虎 猛将加藤清正(祥伝社、1989年)
- 大友の皇子 東下り(講談社、1990年、のち文庫、1994年5月)
- 聖徳太子の叛乱(光栄、1991年、のち徳間文庫、1997年10月)
- 長屋王横死事件(講談社、1992年、のち文庫、1996年9月)
- 歌垣の王女―小説推古女帝(講談社、1996年3月)
ジュブナイル
- 時間砲計画(盛光社、1967年、のち角川文庫、講談社、2003年12月)
- 少年エスパー戦隊(国土社、1969年、のち角川文庫)
- マーメイド戦士(毎日新聞社、1970年、のちソノラマ文庫)
- イルカの惑星(文化出版局、1974年、のち角川文庫)
- 続・時間砲計画(鶴書房、1978年、のち角川文庫)※石津嵐と共著。
- もう一つの世界(三省堂、1977年)
- クフ王のピラミッド(三省堂、1977年、のち角川文庫)
- 青いテレパシー(集英社文庫、コバルトシリーズ、1978年)
- オメガ・シティのぼうけん(岩崎書店、1985年)
- ものおき小屋の恐竜(ペップ出版、1990年)
短編集
- 火星で最後の……(早川書房、1966年)
- アステカに吹く嵐(早川書房、1968年)
- 自殺コンサルタント(三一書房、1969年、のちハヤカワ文庫、角川文庫)
- ふたりで宇宙へ(早川書房、1970年)
- 長髪族の乱(角川文庫、1974年)
- 禁断のメルヘン(角川文庫、1974年)
- パチャカマに落ちる陽(ハヤカワ文庫、1974年、のち集英社文庫)
- タイム・ケンネル(角川文庫、1974年)
- 改体者(ハヤカワ文庫、1974年、のち角川文庫)
- 西遊記プラスα SF実験小説集(番町書房、1975年、のち角川文庫)
- 夢の10分間 ショート・ショート集(徳間書店、1975年)
- 非・文化人類学入門 連作ショートショート(講談社、1976年、のち文庫、角川文庫)
- サイボーグ王女(角川文庫、1975年)
- ビバ日本語!(徳間書店、1977年、のち文庫)
- 邪馬台国作戦(角川文庫、1978年)
- 海神の裔(青樹社、1978年、のち集英社文庫)
- アドベンチャー明治元年(角川書店、1978年、のち文庫)
- 夢の10分間(講談社文庫、1979年)
- 本邦泰西ヌード縁起(角川文庫、1981年)
- くたばれ敬語(角川書店、1981年、のち文庫)
- ライダーの挽歌(集英社、1983年、のち文庫、「ライダーのレクイエム」光文社文庫)
- もう一つの世界(角川文庫、1984年)
- 悪魔の城(講談社文庫、1986年)
- アメーバ妖女(集英社文庫、1986年)
- 進化の鎮魂曲(徳間ノベルス、1987年)
- 日米グルメ摩擦(角川文庫、1989年)
- 古代史の秘密(日本文芸社、1994年9月)
ノベライズ
編纂
- ロマンチックSF傑作選-恋する銀河
- ユーモアSF傑作選
- ホラーSF傑作選(集英社文庫、2000年)
- 日本SFショート&ショート選(ユーモア編)
評論・その他
古代史
- 邪馬台国を見つけよう(講談社、1975年、のち文庫)
- 騎馬民族の思想(徳間書店、1976年、のち文庫)
- SF作家古代史を歩く(PHP研究所、1983年)
- 古代史を彩った人々(講談社、1989年、のち文庫)
- 英雄・天武天皇 その前半生は忍者だった(祥伝社、1990年)
- 雑学 古代史の謎 邪馬台国と建国神話(大陸書房、1991年)
- 聖徳太子の悲劇 なぜ、天皇になれなかったのか?(祥伝社、1992年、PHP研究所、1994年9月)
- 騎馬民族の源流(徳間文庫、1994年1月)
- 蘇える古代史―歴史は嘘をつく(青春出版社、1997年5月)
- 神話の痕跡―知られざる古代史、1500年前の日本人は何を見せられたのか(青春出版社、1997年10月)
- 人類以前 人類以後―空白の“進化”の歴史 ミッシング・リンクが森羅万象の謎を解く(青春出版社、1998年3月)
- 古代大発見―縄文・弥生遺跡の旅(勁文社、1999年3月)
- 古代英雄七人の謎(東京書籍、1999年6月)
- 古代“日本”はどう誕生したか―封印されてきた古代史の謎(青春出版社、1999年7月)
- 古代史の結論 歴史は二度、嘘をつく(青春出版社、2001年6月)
- 歴史から消された邪馬台国の謎(青春出版社、2005年7月)
日本人
- 神道と日本人 いいかげんな神々がつくった二千年の行動原理(ネスコ、1988年)
- 常識と非常識 世界から孤立する日本人へ、(祥伝社、1993年12月)
- 日本を動かしてきた歴史 談合主義の功罪 「世界標準」という外圧にどう立ち向かうか(青春出版社、1998年12月)
- 天皇と日本人 天皇は時代のお神輿だった(ネスコ、1993年)
原子力発電所
- 原発の挑戦 足で調べた全15カ所の現状と問題点(祥伝社、1980年)
- 日本の原発技術が世界を変える(祥伝社、2010年)ISBN 978-4396112257
東アジア(中国・朝鮮半島)
- 韓国の挑戦 日本人が知らない経済急成長の秘密(祥伝社、1978年)
- 日本人と韓国人ここが大違い 誰も書けなかった隣国人の意識と行動(ネスコ・文藝春秋、1985年)
- いい加減にしろ韓国-日本を嫉妬し、蔑む真の理由(祥伝社、1994年3月)
- 韓国へ、怒りと悲しみ(ネスコ、1996年4月)
- いい加減にしろ北朝鮮-安易な人道主義が招く日本の危機(祥伝社、1997年4月)
- いい加減にしろ中国-あの「誇りと徳の国」の根性はなぜこれほどねじ曲がったのか(祥伝社、2000年4月)
- いま韓国人は何を考えているのか(青春出版社、2002年6月)
- 北朝鮮とのケンカのしかた-「宣戦布告」なき対日戦争(祥伝社黄金文庫、2003年4月)
- 韓国が危ない(PHP新書、2005年11月)
- 聖徳太子に学ぶ外交 どうする東アジア(祥伝社新書、2007年10月)
- 韓国が漢字を復活できない理由(祥伝社新書、2012年7月)
- 本当は怖い韓国の歴史(祥伝社新書、2012年12月)
- どの面(つら)下げての韓国人(祥伝社新書、2014年4月)
SF
- SF的発想のすすめ/知的生活への逆説(文化放送開発センター出版部、1978年、のち角川文庫)
- SF文迷論入門(講談社、1978年)
- あなたもSF作家になれる わけではない(徳間書店、1979年、のち文庫)
- 知的冒険のすすめ(PHP研究所、1980年)
- 日本SFアニメ創世記-虫プロ、そしてTBS漫画ルーム(TBSブリタニカ、2000年11月)
ライフスタイル
- 四十歳からのバイクライフ 風を駆ける(小学館文庫、1999年5月)
翻訳
- 天翔ける十字軍(ポール・アンダースン、早川書房、1966年)
- 魔界の紋章(ポール・アンダースン、早川書房、1970年、のち文庫)
- アメリカでは常識のニッポン人取扱説明書 腹が立つけど、これが現実(ロバート・ツチガネ、祥伝社、2004年3月)
共著
- 生存の戦略 日本人生き残りの道(西丸震哉、創拓社、1978年、「日本人大絶滅?」角川文庫)
- 神の意志の忖度に発す 科学史講義(村上陽一郎対談、朝日出版社(レクチャー・ブックス)、1985年)
- 豊田さんちのキムチ大作戦-キムチの漬け方、食べ方、健康法(豊田久子共著、有楽出版社・実業之日本社、1999年3月)