ここまでの国/人物/スキルなどの設定集
【ゲーム】
「公式チート三傑」
いずれもモンスター種であり、イベントによって選ばれた一名のみが選出されている。
しかし、三傑と言いつつも実際には二体が誰が上げた場合でも固定なのに対して、最後は人によってあげるモンスターが異なり入れ替わるので二強と呼ぶのが正しい。
一体は常盤であり「クルエル世界樹」の結果誕生した「世界樹の若木」。
もう一体は大国保持者で一番最初に出ていた「ドラゴン・ナイトロード」。
竜種の最強種として君臨しており、当時のイベント「王現る」討伐後に昇格が認められた。
人型形態を選んでいた為に現在の姿となった竜の力を人に凝縮した強者で、フルスペック戦闘時には全高五十メートルの巨人となって戦い、モンスターの特殊能力と多用なスキル、武装でもって暴れまわる。こと単独の攻撃力においては最強と言われる。その姿は正に「どこのスーパーロボットだ!」と叫びたくなる光景である。
人形態を外した完全なモンスターの場合(常盤同様の進化形態)は全長三百余に達する東洋風の竜の姿を持つ事になっていた。正に空の王と言えただろう。
尚、この両者などが人の姿、正確には人のサイズになれる力を持っているのは「サイズの為に潜れないダンジョンが発生してはいけない」及び「サイズ故に一目で司令部の位置が判明して航空攻撃、といった事態を避ける為」といったゲーム故の事情があった。
「ファンシースター」
典型的なファンタジーゲームの世界観を持つかつて一大人気を博したVRMMO、だった。
下手に銃などの要素に手を出さず王道を貫いた事で安定した人気を誇っていたが、次第にゲームバランスが一部の廃人ゲーマーの要望に左右されるようになり、参加者の減少を招いた。それが更に廃人の声に影響される結果を招き、以後坂を転げ落ちるように参加者数と業績が悪化していった。
主人公の妹達が前に遊んでいたゲームでもあったが、既にサービス打ち切りの噂も業界では出ている。
「ワールドネイション」
他のゲームが王国やギルドを完成させてもあくまで主体は個々のプレイヤーであり、冒険はパーティレベルであったのに対し、序盤はパーティや個人で、しかし本番は国を建国し戦争する事という点で他との差異を打ち出したゲーム。
近代ものでプレイヤーが国ごとに分かれて戦争を戦い抜くというゲームはそれまでにもあったがファンタジー世界で各人が戦争の主導を行うという形態、上位に進む程に本格的な戦術戦略が求められ、ただ画一的なだけでなく「考える力」が求められるなどが評価されていた。
独自性を打ち出しただけにコアなファン層がついており、次第に参加者も増えつつある。
その性質上、一部の会社が「考える力」の教育の為に研修に導入しているという噂も根強い。
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