大絶滅 2億年後 ~ハンニバルの戦車軍団を阻止せよ~     半道海豚  

4 / 21  はじめに       ラデガストの兵器リスト

 

◆装甲車輌
機動戦車(通称:97TK)
 第二次世界大戦時の九七式中戦車系列の技術を流用した急造戦車。
 サスペンションは、九七式中戦車と同じ、横置きコイルスプリングを使ったシーソー式。
 車体全長は九七式中戦車とほぼ同じ5.6mだが、全幅は50cm広い2.8m。全高2.58m。
 車体は一式中戦車に準じた溶接構造だが、車体正面は避弾経始に優れた傾斜装甲になっている。車体前部にはトランスミッションを整備するためのハッチがあり、これが防御上の弱点。
 エンジンは6気筒240馬力水冷ターボディーゼルで、車体後部に搭載、駆動は前部に

起動輪がある前輪駆動。。
 砲塔は二式砲戦車に類似した溶接構造。
 当初の主砲は75mm短砲身砲だったが、のちに60口径長の76.2mm砲を搭載する。
 偵察戦闘車、装甲兵員輸送車、自走榴弾砲、自走迫撃砲、装甲工兵車などは、

この車体を流用して作られる。

61式戦車(61TK)
 陸上自衛隊の61式戦車のデッドコピー。車体長6.3m、全幅2.95m、全高2.49m。
 主砲は米国製M1 90mm高射砲を原型とする、90mm戦車砲。52口径、砲口初速910mm/sec。
 改良点は、命中精度に影響を及ぼすマズルブレーキを撤去。
 最高速度45km/h。

61式戦車改(61TK改)
 61式戦車の改良型で、後輪駆動になる。エンジンは空冷から水冷V型10気筒

800馬力ターボディーゼルに変更、トランスミッションは74式戦車と同系統の蝉オートマチック、操向はバーハンドル。車体幅を3.18mに拡大。
 主砲はL7系列の52口径105mm。砲塔を改良。レーザー測遠機、

デジタル弾道コンピューター、パッシブ暗視装置を搭載。
 最大速度65km/h。

74式戦車(74TK)
 全長6.7m、全幅3.18m、全高2.25m。
 74式戦車のほぼデッドコピー。エンジンが変更され、水冷V型10気筒800馬力ターボディーゼルを搭載。主砲はL7系列の52口径105mm。レーザー測遠機、デジタル弾道コンピューター、パッシブ暗視装置を搭載。最大速度65km/h。

74式戦車改(74TK改)
 74式戦車の大量生産用ダウングレード・タイプ。サスペンションはダウングレードされた油気圧式で、車体は上下動しかできない。
 主砲はL7系列の52口径105mm。レーザー測遠機、デジタル弾道コンピューター、パッシブ暗視装置を搭載。
 エンジンは水冷V型10気筒1,000馬力ターボディーゼルに換装。最大速度70km/h。

偵察戦闘車(RFV)
 機動戦車の車体を流用し、87式偵察警戒車によく似た砲塔を搭載。

35mm機関砲(エリコンKDE)を装備する。
 エンジンを水冷10気筒ターボディーゼル350馬力に換装し、最大速度65km/hを発揮する。

装甲輸送車(APC)
 機動戦車の派生型。車体を利用し、エンジンを車体前部左、操縦席を車体前部右に配置。車体後部は普通科隊員室。
 車体長6.3m、全幅2.95m、全高1.8m。4+8人。

81mm自走迫撃砲/120mm自走迫撃砲
 APCの派生型。

20mm自走高射機関砲(20mmAW)
 機動戦車の車体に大型密閉砲塔を搭載し、6銃身20mmガトリング砲を装備。照準は光学式のみ。

35mm自走高射機関砲(35mmAW)
 74式戦車改の車体に密閉大型砲塔を搭載し、35mmKDE×2を装備。レーダー照準が可能。

75mm自走高射砲(75mmAW)
 機動戦車の車体に大型密閉砲塔を搭載し、自動装填装置付き75mm高射砲を装備。レーダー照準が可能。

105mm自走砲(105mmHSP)
 機動戦車の派生型。車体を利用し、エンジンを車体前部左、操縦席を車体前部右に配置。車体後部は戦闘室。大型砲塔に105mm榴弾砲を搭載。
 車体長6.3m、全幅2.95m。

軽装甲機動車(LAV)
 軽装甲機動車のコピーだが、トランスミッションはマニュアル。前進6段、後進1段、トランスファー付きでハイ/ロー、パートタイム四駆。
 非装甲の輸送型がある。

◆航空機
輸送ヘリコプター(UH)
 小型の輸送ヘリで、MD500(OH-6カイユース)をコピー。

攻撃ヘリコプター(AH)
 UHのコンポーネントを利用して開発された、タンダム二人乗りの軽攻撃ヘリ。

スカイバン
 ショート・スカイバン(イギリス製)をコピーした双発軽輸送機。旅客機型と貨物機型がある。

ブランエール
 海上自衛隊のT-5練習機のコピーし、改良した機体。練習機、連絡機、軽攻撃機、軽戦闘機として運用。並列複座で2+2が可能。練習機型350shp、他は450shpのターボプロップ機。航続距離950km。

ターボ震電
 第二次世界大戦時の海軍局地戦闘機〝震電〟をベースに開発された対ドラゴン用迎撃戦闘機。機体自体はデッドコピーとして緊急開発されたが、製造技術の差から、軽量で、かなりの高性能機に仕上がった。エンジンは1600shpのターボプロップを採用。
 射室座席付き。高度6000mで680km/h。20mm機関砲×4。20mm機関砲は、ホ5(二式二十粍固定機関砲)のコピー。

◆小火器、携帯兵器
64式7.62mm小銃
 64式のデッドコピーとして開発されるが、50年間に多くの改良が施される。部品数の減数、整備性の改良、動作確実性の向上など。

89式5.56mm小銃
 89式小銃のデッドコピー。改良型、派生型多数。

62式7.62mm機関銃
 原型は評判の悪い機関銃であったが、50年間たゆまぬ改良を行い、極めて安定した性能を発揮するようになる。

74式車載7.62mm機関銃
 戦車の同軸機関銃や車輌の車外搭載機関銃、ヘリコプターのドアガンとして多用される。

ホ5車載20mm機関砲
 大口径の航空機用軽量機関砲で、戦車などの車外装備機関砲として多用される。弾薬は20×94ミリ弾。曳光徹甲弾、曳光榴弾、榴弾、焼夷榴弾がある。
 大口径だが、砲自体の重さは原型のブローニングM2よりも軽量なため、

 多くの車輌で車載機関砲としても使用された。

RPG-7(RPG)
 ロシア製RPG-7のデッドコピー対戦車兵器。

◆軍用艦艇
つるぎ
 海上保安庁のつるぎ型巡視船をモデルとした高速戦闘艇。35mm機関砲または20mm多銃身機関砲、短距離地対空ミサイル×4を搭載。220トン、全長50m、全幅8m、最大40ノット。ディーゼル3基搭載、1500馬力、ウォータージェット推進。