レジェンド 作者:神無月 紅 ランクアップ試験 44/1246 0044話
「まずはこの通常のオークの魔石だ。……一応ランクEのゴブリンの希少種でもスキルを覚えられたんだから、可能性はあると思うが……セト!」
先程と同じようにオークアーチャーの魔石を放り投げ、同様にセトがその魔石をクチバシで咥えて飲み込む。
【セトは『ウィンドアロー Lv.1』のスキルを習得した】
レイの言葉に嬉しそうに鳴くセト。それを横目に、残り1個のオークアーチャーの魔石を宙へと放り投げてこちらも先程と同様に2つに斬る。その瞬間、煙のように魔石は消え去り……
【デスサイズは『飛斬 Lv.1』のスキルを習得した】
「なるほど。手数はウィンドアローが上で、一撃の威力は飛斬の方が上な訳か。さて、次はオークメイジの魔石だな」
多少予想とは違っていたが、それでも満足気に頷いたレイは続いてオークメイジの魔石をミスティリングから取り出した。 そしてそれを先程と同様にセトへと吸収させ……
【セトは『ファイアブレス Lv.2』のスキルを習得した】
セトから離れ、オークメイジの魔石を宙へと放り、デスサイズで一閃する。
今までと同様に、2つに切断されて煙の如く消え去るオークメイジの魔石。
【デスサイズは『マジックシールド Lv.1』のスキルを習得した】
【セトは『王の威圧Lv1』のスキルを習得した】オークキングの魔石
【セト】グリフォン
『水球 Lv.1』『ファイアブレス Lv.2』new『ウィンドアロー Lv.1』new『王の威圧 Lv.1』new
【デスサイズ】
『腐食 Lv.1』『飛斬 Lv.1』new『マジックシールド Lv.1』new
ウィンドアロー:3~5本の風の矢を射出する。威力自体はそれ程高くはないが、風で作られた矢なので敵が視認しにくいという効果や、矢の飛ぶ速度が速いという特徴がある。
飛斬:斬撃を飛ばすスキル。威力はそれなりに高いのだが、飛ばせる斬撃は1つのみとなっている。
マジックシールド:光の盾を作りだし、敵の攻撃を1度だけ防ぐ。敵の攻撃を防いだ後は霞のように消え去る。また、光の盾は通常はオートでレイの邪魔にならないように動いているが、意識すれば自分で好きなように動かすことも可能。
王の威圧:自分より弱い敵に対して、速度を1割程低下させることが可能。ただし、自分と同等以上の相手には効果は無い。