200万年後数千年前SF未来歴史到来第2種族
【大前提】精霊族・鬼神族多数存在原始文明
最初に現れたのは、黒魔族でした。【第1到来種族】
黒魔族は農作業をさせるために、たくさんの精霊族や鬼神族を捕らえます。
過酷な農地開墾で、多くの精霊族と鬼神族が亡くなったとか。
当時の黒魔族は、いまの黒魔族と違い、もっと機械文明が発達していました。
空中を浮航することもできたそうです。
光の鞭を振るい、光の矢を放ち、弓矢や槍などの武器しか持っていなかった
精霊族や鬼神族を軍事力で圧倒しました。
次に〝偉大な種族〟がやってきました。【第2到来種族】
彼らは、精霊族と鬼神族に火薬と銃の作り方を伝え、黒魔族との戦い方も教えたそうです。光の鞭と光の矢の防ぎ方も。
次に現れたのは、白魔族でした。【第3到来種族】
白魔族は、食人で〝偉大な種族〟を狩りの獲物としていたそうです。
ですが〝偉大な種族〟の武器は強力で、次第に白魔族を追い詰めていったとか。
白と黒の魔族は、出会えば必ず戦ったそうです。
黒魔族は、白魔族を襲う白魔族の姿に似た動物を使いました。
これが〝人食い〟(ドラキュロ)のことのようです。
黒魔族は、この世界に現れたときには、すでにドラゴンを操っていましたが、
ドラゴンだけでは白魔族や〝偉大な種族〟との戦いには勝てず、徐々に戦争に使う
〝人食い〟(ドラキュロ)の数を増やしました。【人造生物兵器】
その〝人食い〟ですが、やがて二足歩行するすべての種族を襲うようになったとか。
黒魔族も例外ではなく、創り主さえも無差別に襲うらしいのです。
この事態に〝偉大な種族〟は、星の形をした要塞を造り、その建設方法を広めて
〝人食い〟(ドラキュロ)の猛威から精霊族と鬼神族を守ろうとしたそうです。
でも、〝偉大な種族〟は、白と黒の魔族と激しく戦い滅びてしまいました。
一方、二〇〇年にわたる戦いで、白と黒の魔族も壊滅的な損害を被り、
結果、彼らは、本来持っていた機械文明を完全に失ったそうです。【使用のみ可能】
現在、白と黒の魔族が使う機械は、すべて〝偉大な種族〟の遺産を模倣した、
ヒト、精霊族、鬼神族が作るものを手に入れて使っているに過ぎないとか。
自分たちでは、何も作れないようです。
さらに数百年後、〝偉大な種族〟によく似た別の種族が現れます。
この種族が、私たちの同胞のようです。【最先端現在主人公人類】
精霊族と鬼神族は二〇〇万年をかけて、ヒトかヒトに近い動物から、この地球上で進化した。
だが、白魔族、黒魔族、ヒト、ドラキュロは、他の世界か時代からやってきた来訪者・移住者、あるいは外来生物だ。
そして、鬼神族が〝偉大な種族〟と呼ぶ存在。彼らはヒトか、他の動物かはまったく不明。
ただ、ヒトに似た姿だと言うことは確からしい。
我々が住むノイリンも〝偉大な種族〟の遺産である可能性が高い。