アイオーン(古代ギリシャ語: αἰών, ラテン文字転写: aiōn、 ラテン語: aeonまたはæon、 英語: aeon又はeon)とは、古代ギリシア語である期間の時間を指し、時代や世紀、人の生涯というような意味である。ラテン語の Saeculum やサンスクリットの kalpa(कल्प; 漢訳では「劫波」)がこれに似た意味を持つ。
アイオーンは、紀元2世紀より5世紀頃にかけて、ローマ帝国内やその辺境地域で興隆した、グノーシス主義における高次の霊、あるいは超越的な圏界を示す意味で使用されたので、宗教学的・思想的にはこの意味でよく知られている。
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関連項目
- ギリシア神話
- プラトーン - プロティノス
- グノーシス主義
- デーミウルゴス - ヤルダバオート - ヤハウェ
- アブラクサス - アルコーン
- ナグ・ハマディ写本
- 分析心理学 - カール・グスタフ・ユング
- ミトラス教 - ゾロアスター教 - マニ教
- アイオーン - 阿修羅 - 天照
- デーミウルゴス - シヴァ - 大黒 - 大国主
- キリスト教 - ヨハネ福音書
- エイレナイオス - ヒッポリュトス
- 異端 - 異教
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