覚えても忘れてしまうんですよね。
古文単語ってどうしても覚えられない。
塾の生徒からそう言われたので、どうすれば覚えてもらえるかと悩みました。
ほんとは授業でなく自習で覚えて欲しいところですが、それを自発的にできるならとっくにやってるはずですよね。
偏差値が低い(50以下)、成績の悪い生徒はそもそもそうした暗記をしていないことがほとんどです。
そこでどうにか無理やり覚えさせる方法はないか、と考えた挙句ならほんとに無理やり授業の時間を使って覚えさせることにしました。
記憶の科学的知見としてエビングハウスの忘却曲線のことは知っていました。せっかくなら記憶の定着率がいかほどかも今後の受験に備えて知ってもらおうと思いある実験をしてみました。
【被験者】
高校2年生、勉強苦手
【方法】
①古文単語→現代語訳のテストを受けさせる。50問
②単語カードを用いて20分程度与えとにかく覚えさせる。
③質問・会話形式で単語を言っていき、その現代語訳を言わせる。それを穴がなくなるまで繰り返す。20分程度
④最終的同じテストをやり50語覚えてたら帰宅。
⑤一週間後同じテストをやり何語覚えているかを計測、終わった後に再度覚えさせ50点をとらすまでやらせる。
⑥その一週間後(最初のテストから二週間語)にさらにもう一度同じテストをやらせる。
※ただし同時並行で違う範囲の記憶やテスト期間もかぶっていたので、本人曰く塾以外では全く勉強していない。
つまり実質3日の暗記でどれだけ覚えられているか、を時間を開けて考えてみた。
【結果】
1回目のテスト 7点
その日の帰り 50点
2回目のテスト 25点 (1週間後)
その日の帰り 50点
3回目のテスト 40点 (2週間後)
その日の帰り 50点
以上の点から分かるのは一時的な暗記で50点取っていたとしても1週間後にはその半分以上は忘れてしまうということです。古文単語などは絶対に一回ぐらい学校のテストでやっているのにもかかわらず、すぐに忘れてしまうのは定期的なメンテナンスができていないことに起因します。
この点は受験で大変大事になります。受験というのは2月の受験日に照準を合わせるためその日に覚えていないといけません。
1月のある日に完璧になっても、それは、忘れていくということです。
覚えられない、すぐ忘れちゃう。だから成績が伸びない。と言っている人は覚えられないのではなく、覚えてられないのです。覚える能力というより記憶の持続力と言えるでしょう。
逆に考えれば1週間に1度覚えることで最初は7個しか覚えていなかったものが40個まで増えます。
1週間後の時にテストをして、また思い出す作業をしてない場合はさらに少なくなっていくでしょう。
これはエビングハウスの忘却曲線の結果と同じですが、大切なのはそうした記憶性質の証明ではありません。
実際に自分で覚えたのに、1週間後には大体忘れてしまっているという体験です。そしてまた思い出す復習という作業をしないと覚えたことが無駄になるという点です。
ただ闇雲に覚えては忘れを繰り返して欲しくない。受験勉強をする前にその記憶の特性を知ってもらい、それを知った上で覚える事をして欲しいと思いこの実験をしました。
目標3月中に古文単語400語を完璧に覚えさせる。
自分で覚えるのが苦手な人は誰かに監督してもらい、テストをし、一緒に覚える手助けをしてもらうと普通より覚えがいいかもしれません。
単純な単語暗記作業を1人でするのは大変で、面倒臭さが混ざってしまいます。強引な荒療治が必要かもしれません。
今後は無理やり古文単語を覚えさせてから、短文を用いて文法などの解釈も含めて、さらに記憶の塗り重ねをしていくという方法で記憶を定着させようとしています。
覚えるための工夫はいくらでもできるはずです。
3週間後のテストやそれ以降の記憶の定着率については随時更新していこうと思います。
受験や定期試験、資格試験などの勉強を行う際に参考にしてみてください。
それでは。
いかに浪人生向けのリンク記事を貼っておきます。