旅行会社が高級バスを使った豪華な旅を企画し、富裕層をターゲットに売り込んでいる。
はとバスは4月から、はとバス史上最高の豪華車両「ピアニシモ 」を投入し、ワンランク上のバスツアー「貴賓席の旅」の提供を始めた。「ピアニシモ 」のボディーは高級感を漂わせる漆黒のカラーリング。座席は24席で、独立型3列シートを採用。ゆったりとした空間を演出しており、高級感あふれる旅にふさわしい車両だ。宿泊コースには、旬の食と景色にこだわった「彩時季(さいじき)」と、極上のラグジュアリーを体感できる宿にこだわった「静優雅(せいゆうが)」がある。例えば、「静優雅」の「ピアニシモ で行く 憧れの御宿『志摩観光ホテルベイスイート』に泊まって伊勢旅」は、1泊2日で大人1名が8万3,000円~11万4,000円となっている。このほかに日帰りのコースもある。
また、クラブツーリズムはファーストクラスのバス靴のサイズ 行く「ロイヤルクルーザー 四季の華」を提供している。「ロイヤルクルーザー」の座席は、心地よい新型革張りの3列シート。最高級のバスに揺られると、深く澄んだ大海原へ航海するかのように、ゆったりとした旅を満喫できる。宿泊コースはどれも、料理と宿にこだわっており、例えば、南アルプスの絶景を眺める「千畳敷カールと赤沢トロッコ列車『二人静』『風里』」は、2泊3日で大人1名が11万円~17万円。
一方、三越は座席数を減らし、快適性を向上させたバス「グランドクルーザー」を使ったバスツアー「大人のバスの旅」を提供している。「大人のバスの旅」の特徴は、知的好奇心をくすぐるテーマが数多く用意されていること。歴史的人物ゆかりの地をめぐる旅や、本場の音楽にふれる旅、四季折々の自然を満喫する旅など、テーマのある旅が魅力となっている。例えば、「連続テレビ小説原案者 村岡恵理氏と脳科学者?茂木健一郎氏による講演会2日間」は、1泊2日で大人1名が5万5,000円~6万9,000円。さらにワンランク上のバス「プレミアムクルーザー」で行く「極上のバスの旅」もある。
こうした豪華な旅は、リッチで元気なシニア層をターゲットに続々と登場している。まだまだ市場の拡大は続きそうだ。
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