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アンパンマン!新しい顔よ!
よく聞く台詞である。
そう叫びながら、おびただしい回転でアンパンマンの新しい顔は投じられるのだ。(主にバタコ外野手、稀にチーズ外野手。チーズ外野手はアンアンアーン!と活字にすると喘ぎ声のような奇声を発しながら投じる。あっぱれ、名犬!)

とにかくアンパンマンの新しい顔を投じる者のコントロールには寸分の狂いがないのだ。
皆さんはアンパンマンを投げた事があるだろうか?ぼくはない。たぶんこれからもない。(ぼくが調子に乗ったせいでアンパンマンがピンチになり、ジャムおじ等の手がふさがっていれば話は別だが。)
アンパンは当然、まん丸ではない。
ましてや、あんが入っており、硬いものでもないためコントロールするのは難しい。ムエタイのチャンプでもむずかしいはずである。
力をかけすぎると新しい顔はたちまち潰れてしまう。アンパンマンにドッキングしても、元気100倍!とはいかず、顔が潰れて力がでないー!となってしまうだろう。

そして、投じられたアンパンマンの新しい顔はアンパンマンの古い顔に直撃する。
濡れてしまったり、汚れてしまったアンパンマンの古い顔がビリヤードの球くらいスコーン!と抜ける。
あの硬い物質、ダイヤモンドには容易に砕ける点が一点だけあるという。ダイヤモンドを加工する職人はそのポイントをコチーン!とやるそうだ。しかしその見極めはとっても難しいのだ。ゴルゴ13で読んだ。
つまり、古いアンパンマンの顔を吹っ飛ばすのはそのポイントにアジャストする必要がある。

何気なく投じられるアンパンマンの顔。
みんな血の滲むような努力を繰り返したに違いない。一日1000スローはくだらないだろう。
ジャムおじさんはアンパンマンの顔を焼き、その他大勢は投げて投げて投げまくる。
投げ終わった顔は当然、スタッフがおいしくいただくのである。

そんなドラマがあったにちがいない。
カバオくんの声はどうしてあんなに面白いのか。
その話はまた今度にしよう。