あなたは”ちょっとした頼みごと”をされたとき、深く考えずについつい引き受けてしまうことはないだろうか??また、どのぐらいの頻度で断っているだろう??

あとになって頼みごとにOKしたことを腹立たしく思うのはどれくらいで、断ったことを後悔することはどれぐらいだろう??

 

ここ何年も私は、自分について分析してみた。すると誰かの家の雪かき、買い物の代行、物を持ってあげるなど、ちょっとした頼みごとを引き受けすぎている

ということがわかった。そして、頼みごとの殆どは、最初に見積もっていた時間よりも実行するのに時間がかかったというのに、私が引き受けたことによって、関係者たちにもたらせた収穫は思っていたよりずっと少ないと思えた。

 

更に言えば、結果的に私の利益に繋がることもなかったのだ。

人の頼みを断れない。この『好かれたい病』はいったいどこから来ているのだろう?

 

その答えは、どうやら私たちの遺伝子に深く関係するようだ。。

我々のご先祖である、チンパンジーは同種では無い動物にも獲物を分け与えることが実験で知られている。彼らはそうすることで、自分がもし、餌を取れないことがあるようなら、あの時餌を分けたのだから今回は宜しくね。という返報性の原理を理解しているのである。

 

その遺伝子からも、私たち人間も、頼まれごとには応えておいたほうが良いように思ってしまうのである。

もちろん人に優しくするのは素晴らしい美徳かもしれない。。が。搾取されているのはお金よりも価値のある命の時間だということを忘れてはいけない!!

 

さて、みなさんは明日から”ちょっとした頼みごとに対してどう反応を示すだろう”

少し、考えてみてから、返答をするようにしてみても良いのかもしれない。