投資戦略記述言語を記述するのは? | SystemTradingのブログ

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Multichartsが搭載している投資戦略記述言語は、

 

 

Power Language

 

 

と呼ばれる言語です。ちなみにTrade Stationと互換があります。という

よりも大半が一緒です (;^ω^A

MultichartsのPower Languageを覚えたらTrade Stationも使えるってこと

になりますね!

ちなみに前回までの紹介内容を参照できるようにリンクを貼っておきます (^-^)/

 

 

・ Multichartsとは?

・ Multicharts本体の解説

・ データの扱い

・ プレイバックモード


 

Power Languageは練習用言語と謳われたPascal言語をベースとしている

のでプログラミング言語としては簡単な部類になります。そして、この言語を

記述していくソフトウェアは、

 

 

Power Language Editor (以下PLEと略します)

 

 

になります。このソフトウェアはMulticharts本体及び、ポートフォリオバックテ

スターに直結しており、売買戦略の構築の中核となるソフトウェアです。

PLEの構成は非常にシンプルで、

 

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-PLE1

 

 

 

このような構成になっています。そして、出力形式を指定ファイルを作成

することで記述をしていきます。作成できる形式ファイルは全部で3種類

あり、

 

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-PLE2  

 

 

 

ユーザー定義関数(Function)、指標(Indicator)、売買戦略(Signal)とな

ります。ユーザー定義関数はExcelのユーザー定義関数をイメージしても

らえればOKです。

では、PLEのメニューを解説していきます♪

解説順序はメニューの左から右へ、メニュー内は上から下へとしますね (^O^)/

 

 

■ File

 ① New            : 作成する形式ファイルの選択

 ② Open            : 作成済みファイルの呼び出し

 ③ Import           : 形式ファイルの読み込み

 ④ Export           : 形式ファイルの掃き出し

 ⑤ Import Read-Only   : 読み込み専用ファイルの読み込み

 ⑥ Export Read-Only   : 読み込み専用ファイルの掃き出し

 ⑦ Print Setup       : 印刷設定

 ⑧ Exit            : 終了

 

 

主にPLEが扱うファイルに関する項目です。ファイルを何も開いていないと

上記の項目しか現れません。ファイルを開いていると以下の項目が追加さ

れます。

 

 

ⅰ) Close       : ファイルを閉じる

ⅱ) Save       : ファイルを保存する

ⅲ) Properties    : 形式ファイルの各種設定

ⅳ) Print        : 印刷

ⅴ) Print Preview  : 印刷プレビュー

 

 

重要なのは「Properties」です。Indicator形式のファイルは計算バー本数の

指定と、どこにIndicatorを描写するのかを指定できます。


 

 

 

■ Edit

ExcelやWordやテキストエディタに普通についているコピー、貼り付け

戻る・進むといった項目です。記述内容はテキストを作成する感じで

記述していけます。

ちなみに記述内容はワードの種類が色で区別されます。

 

 

リザーブワード : 青色

一般変数    : 桃色

可変変数    : 赤色

配列       : 水色

注釈       : 緑色

定義関数    : 紫色

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-PLE5

 

 

ってのがデフォルトの状態のはずです。

 

 

 

 

■ View

  ① Toolbar

  ② Status Bar

  ③ Output Bar

  ④ Navigator Bar

  ⑤ MDI Tabs

  ⑥ Office XP Look
 

 

全体の構成を設定する項目です。該当箇所は下図で示してます。ちなみにOffice

XP Lookはウィンドウ枠の表示がちょっと変化するだけです・・

 

 

 
HSF-SystemTradingのブログ-PLE3

 

 

 

 

■ Compile

Compileは形式ファイルに記述を行った最後に必ず行う処理です。単に

形式ファイルを作成して記述したらMultichartsで活用できるわけではあ

りません。Multicharts側で使えるようにファイルを作成する項目と理解す

れば良いでしょう。ついでに記述ミスのチェックもしてくれます。

ちなみにアンコンパイルはMulticharts側で使えない状態にすることです。

 

 

Compile 作成した形式ファイル名  : 作成した形式ファイルをコンパイルする

All Studies                : 全ての形式ファイルをコンパイルする

All Uncompiles              : 全ての形式ファイルをアンコンパイル

All Indicator & Signals Only   : 指標・戦略形式ファイルのみコンパイル

All Opened                : 全ての形式ファイルを開く

 

 

 

■ Tools

 

 

Protect Study     : 形式ファイルをパスワードを設定してロックします

Editor Options     : PLEの設定オプション

 

 

形式ファイルは記述内容がみられないようにパスワードロックがかけられま

す。書き込み禁止だけいにしたいならFileメニューで読み込み専用でファイル

を吐き出せばOkです。

PLEの設定オプションはフォントや色などの設定ができます!

 

 

 

Windowメニューは解説する必要もないですね (;^_^A

非常にシンプルなメニュー項目ですが、PLEは投資戦略を練るツールなので

十分なメニューだと思います。リザーブワードに関してはヘルプがついていま

すので検索・参照しながら記述できて便利です。

 

  

 
HSF-SystemTradingのブログ-PLE4
 

 

 

さらに詳細が知りたい方はコメントでもしてくださいね (^O^)/

 

 

 

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