こんばんは、僕です。
今日からは
【サブカル系文化人から学ぶ、生き方のススメ】
というテーマでお送りしようと思います。
さて、初回は『童貞。をプロデュース』や『あんにょんキムチ』などで知られる
ドキュメンタリー映画監督の松江哲明さんの著書から文章を紹介します。
「人に迷惑をかけたくない」という思い、抱いたことはありませんか。
本当はこうしたい・ああしたいという気持ちがあっても、
副作用のごとく誰かに迷惑をかけてしまうのではないか。
人に迷惑をかけて嫌われるくらいなら、自分の気持ちを押し殺した方がマシだ。
そう考えて、なかなか一歩が踏み出せないことはありませんか。
僕自身、特に学生時代チームスポーツをやっていたときに、
これが原因でなかなか自分を出し切れないことがありました。
「みんなが頑張って考えてくれた案を、僕のワガママで潰して良いものだろうか」
そう思って、自分の意見を言えずに溜め込むことが幾度となくありました。
しかし、松江哲明さんの文章を読んでから、
人間関係をガラッと変えることができ、組織における自分の位置関係がはっきりとしました。
そんな素敵な文章を皆さんに紹介します。
「迷惑ってのは、『かける』もんだから。人に迷惑をかけないってことは、人とかかわらないってことなんだよ。それじゃひとりっきりで自分の殻に引きこもっているのと一緒。セックスだって人間関係だって、迷惑はかけて当たり前なんだ。君はこれからも、他人に迷惑をかけるって思って生きなよ」
僕らは人に迷惑をかけ、かけられ、生きている。「誰にも迷惑をかけたくない」なんていうのは、一見、自立した人間をめざしているようで立派な心がけのように思えてしまうが、「自分の殻にこもってしまっている」ということなんじゃないか。
『童貞の教室』松江哲明(理論社)2009年
どうでしょうか、
人に迷惑をかけるなんて当たり前、
時には自分が迷惑をかけ、そして他人の迷惑を許容できる心の余裕を持つ。
そうして人間関係を築いていけばいいと考えれば、
少し自分の気持ちに素直になれるのではないでしょうか。
次回は松江哲明から学ぶ~その2~です。
それではおやすみなさい!