今日のお客様
美容師専門用語は気にしないでください。
美容師がどんな気持ちでお客様を担当しているか
赤裸々なお話です。
新規のお客様でした。
メニューはアミノ酸縮毛矯正
お友達のご紹介でご来店でした。
「ダメージがあってもエルミタージュなら綺麗に仕上げてくれる。」
とお友達から聞いていたそうで。
ありがたいです。
難しかったのは、今までの施術履歴が非常に曖昧な事。
毎回違う美容院に行っていたそうで
明らかに切れ毛ができている表面の髪は
ブリーチしてないとここまでならないはず。
でも、ブリーチはしていないという。
さて、
前回の美容院で
「黒すぎた白髪染めを少し明るくした」
と言う。
むむむ
おいおい、それ ブリーチ
美容師さん
曖昧な説明しないでよ。
商品名が「ブリーチ」じゃないだけで
効果は「ブリーチ」並
そんなのもあるのですよ。
お客様からすると
3ヶ月前っていうのはかなり前
っていう感覚なんだと思う。
でも、この場合の3ヶ月前は、根元からたかが3センチ強のところ。
「かなり前なんで」
とお客様は良く言うけど
一年前の履歴でさえ根元からたかが15センチくらいのところ。
そうこの感覚のズレがこわい。
そして、前回の施術の説明の曖昧さも怖い。
下手したら縮毛矯正で毛がビビる
(チリチリになっちゃうこと)
こうなったらもうなおらない。
正解な履歴を把握できないと綺麗にいかない。
カウンセリングにちょっと時間を使ったが
お客様は専門家でもないし
詳しく聞かれたって
わからないものはわからない
あとはこちらの判断ミスをしないように進めるのみ。
カットのお客様を掛け持っていたので
本来ならアシスタントに縮毛矯正の一液塗布は任せるところだが、
なんせ履歴が曖昧なんで、指示を出せず、
塗りながら、軟化度合をみながら、
薬の調節やらしないといけないので
お待たせしたが自分で塗ることにした。
これは正解だった。
美容院でいつも染めてるわけじゃなくて
市販のもので顔まわりと分け目だけは染めてるみたい。
今までの経験上
市販のカラー材で染めているところは
本当に過剰軟化しやすい。
最初に毛先にPPTをつけておいたが
暖房の風ですぐからから。
とにかく、次から次へと来る難題をこなす。
アシスタントにいちいち一から説明しても
お客様は逆に不安になるだろうし。
いろいろ考えながら
進めていった。
常にトラブルシューティングという感じ。
「うわぁーここだけなんでこんなダメージ!?」
と心で思いながら…。
時間は相当かかってしまったが
結果、綺麗になった。
ああ良かったぁ〜
と肩をなでおろす。
お客様は
「こんなに綺麗になると思わなかった」
と言っていただけたので、
紹介してくださった方のメンツも保てたし
ホッとした。
心の中で
「どっかの美容師やってみろよ!」
と言いたくなるくらいの出来だった。
お客様に
「喜んでいただけて良かったです。」
と軽く言ったが
達成感に満ち溢れていた。
これだから
美容師はやめられない。