彼と会えて、宇野亜喜良展の写真を見せることができた。
この、寺山修司の絵を一番長くじっと見ていた。
左下、「渋谷の天井桟敷館の前の寺山修司」と書いてあるあたり見ていたのかも。
彼は、大学の頃、地下にあった天井桟敷の舞台を見に行っていたそうだ。
この絵、寺山だけでなくて、天井桟敷館も描いてあるから見ていたのかな。
彼は寺山修司が大好きで、影響もものすごく受けていて、思い出すことも多いのでしょう。
彼は戯曲を書き、地元の劇団で演出もして上演していましたが、初期のものは、けっこう寺山風味だったらしい?
宇野亜喜良も当然大好き。
うわーっと言いながら見てるものだから、「いっそ見に行けば」と言ったら、「うん、そう思った」とのこと。
千秋美術館は、秋田駅にほど近く、彼のお住まいからも行ける距離と思われ。
この雑誌、「懐かしい、持ってた。誰かに貸して、なくなったな。お前はこの雑誌、知らないよね」と言われたので、「時代が違います。残念ながら知りません」とお答えしました。
すみません、初めて見ました。
なんにせよ、彼にはものすごいストライクのようです。
なんだか、元気になってきたので、良かった😊
さて、1ヶ月ぶりくらいで会いました。
あまりお変わりない感じ。
少し太ったかな?
彼の病気は、もちろん程度はありますが、痩せるのがダメで、体重が増えるのは悪いことではないそうです。
病気がわかったころは、痩せてしまって、わたしは口には出さなかったけれど、細くなったと胸が痛かったのですが、あのころから8Kgぐらい重くなったみたい。
薬がよく効いて、指標となる数値も今までで一番よいそうです。
今使っている薬がとにかく効いていて、薬の耐性の中央値もだんだん伸びているそうです。
良かったなあ。
「お前に会えるってことが幸せだ」と今回は言っておりました。
そうかもなあ、お互い年も年ですからね。
なんか、ここまで来ちゃったなあ、とも思います。
いつまで、どこまで、元気な顔を見られるか分かりませんが、灰になるまで、でしょうか。

