【NQNニューヨーク=川勝充郎】7日の米株式相場は反発して始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比89ドル25セント高の9345ドル51セント。ダウ平均の上げ幅は100ドルを上回る場面があった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同25.47ポイント高の1998.63で推移している。7月の米雇用統計で失業率が予想に反し低下したため、米労働市場底入れの可能性が意識され買いが優勢になっている。
午前8時30分発表の7月米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比24万7000人減となり、減少幅は市場予想(27万5000人程度)を下回った。9.7%程度に上昇すると予想されていた失業率は前月比0.1ポイント低い9.4%となった。週労働時間や時給も増加しており、総じて明るさの目立つ内容だった。
1.日経平均は連日で年初来高値を更新 2.繊維製品が急伸――東レの上方修正で 3.電気機器も買われる――TDKが黒字見通しを発表 4.米雇用統計を控え、商い低調 5.その他金融、鉱業などが安い
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【東レ(3402)、上期の経常赤字縮小で続急伸】 7日13時に決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常 損益は75.9億円の赤字(前年同期は124億円の黒字)に転落したが、併せ て4-9月期(上期)の同損益を従来予想の200億円の赤字→120億円の 赤字(前年同期は274億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通 しとなったことが買い材料。4-6月期は、情報通信材料・機器が1- 3月期の営業赤字から黒字に転じたものの、需要不振が響き、繊維や プラスチック・ケミカル、炭素繊維複合材料、環境エンジニアリング などが営業赤字となった。しかし、上期はIT関連分野などの需要回 復やコスト削減の進展により、フラットディスプレー向け材料などの 情報通信材料・機器、プラスチック・ケミカルの収益が改善に向かう。 なお、通期の経常利益は従来予想の50億円(前期は205億円)を据え置い た。株価は一時515円まで上昇し、年初来高値を更新。引けは35円高の 515円。 【日合成(4201)、今期業績を大幅上方修正でS高配分】 6日、10年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→65億円(前期は 20.7億円)に大幅上方修正したことが好感された。PVOH樹脂「ゴー セノール」は汎用品分野で苦戦が続いているが、国内外の景気刺激策 や顧客の在庫調整の進展を背景に液晶向け「OPLフィルム」が急回 復していることが寄与する。また、人件費などコスト削減効果や液晶 用部材の採算改善も利益を押し上げる。なお、同時に発表した4-6 月期の経常利益も前年同期比21.2%増の26.9億円に伸びた。本日は80 円ストップ高の544円で比例配分となり、667万4000株の買い注文を残 した。年初来高値を更新。 【T&Gニーズ(4331/1株)、上期黒字に上方修正で一時S高】 6日に決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益 は7.3億円の黒字(前年同期は11.8億円の赤字)に転換し、併せて4-9 月期(上期)の同損益を従来予想の5.2億円の赤字→0.9億円の黒字(前年 同期は19.9億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字見通しとなったこ とが好感された。国内ウェディング事業で当初の見込みより商品仕入 れ原価の低減や販管費の削減が進み、挙式披露宴件数が想定を上回っ たことが寄与。海外・リゾートウェディング事業がコストの適正化に より、利益を生み出せる体制となったことも利益を押し上げた。株価 は一時2000円ストップ高の1万4850円まで上昇し、年初来高値を更新。 引けは1550円高の1万4400円。 【ロート(4527・大1)、4-6月期経常81%増益で続急伸】 6日に決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益 は前年同期比80.6%増の30.8億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の 43億円に対する進捗率が71.7%に達したことから、上振れを期待する 買いが向かった。国内は好天に恵まれ日焼け止めが伸びたほか、「肌 研(ハダラボ)」を中心としたビューティ関連やメタボリック予防薬の 好調などが寄与した。海外は中国を中心にアジアでスキンケア関連な どが順調に推移した。発表を受け、日興シティグループ証券が投資判 断「1M(買い・中リスク)」を継続し、目標株価を1400円→1600円に 引き上げたことも買いに拍車を掛けた。なお、上期、通期ともに業績 見通しは従来予想を据え置いた。引けは72円高の1122円。 【サトー(6287/100株)、業績上方修正で続急伸】 6日、決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益 は前年同期比80.3%減の2.3億円に大きく落ち込んだが、併せて4-9 月期(上期)の同損益を従来予想の収支トントン→4億円の黒字(前年同 期は17.5億円の黒字)に上方修正したことが買い材料。4-6月期は一 部市場では在庫調整の一巡に伴うサプライ製品の需要回復が見られた が、サプライ製品の売上は低調だった。また、製造業などで設備投資 需要の低迷が続いているため、メカトロ製品も不調だったが、コスト 削減が進み、1-3月期(経常赤字10.1億円)比では黒字に浮上した。 上期はメカトロ製品商談の引き合い増やコストダウンなどが寄与する。 なお、通期の同利益は従来予想の12億円(前期は3.4億円)を据え置いた。 引けは58円高の860円。 【エルピーダ(6665/100株)、「政投銀と投資契約」で続急騰】 一部報道が7日付で「日本政策投資銀行は7日にも、同社と投資契約 を結ぶ方針を固めた」と報じたことが買い材料。報道によると、政投 銀が優先株を引き受ける形で約300億円を出資し、政府がその8割を実 質的に保証する。政投銀は投資契約の際に、同社が産業再生法に基づ いて作成した事業計画を着実に実行するなど複数の条件をつけて厳し く監視する方針という。市場では、公的資金の注入による財務基盤の 強化を期待する買いが優勢となった。また、6日に独社と知的所有権 のライセンス取得などで合意し、高度な画像処理に使うDRAM事業 に参入すると正式発表したことも支援材料。株価は一時1354円まで上 昇し、年初来高値を更新。引けは145円高の1340円。 【TDK(6762/100株)、1Qが前四半期から赤字縮小で続急伸】 6日に決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前 損益(米国会計基準)は54.1億円の赤字(前年同期は55.7億円の黒字)に 転落したが、1-3月期(813億円の赤字)に比べ赤字幅が大幅に縮小し たことが買い手掛かり。ノートパソコンの需要拡大で主力のハードディ スク駆動装置(HDD)用ヘッドが急回復したうえ、電子材料の復調で 工場の稼働率が回復してきたことも奏功。前期実施した構造改革効果 も表れた。また同時に、未公表だった4-9月期(上期)の連結税引き 前利益を前年同期比96.6%減の5億円と、大幅減益ながらも黒字を確 保する見通しを示したことも買いに拍車を掛けた。なお、従来未定と していた今期の上期配当を30円実施することも発表した。株価は一時 5360円まで上昇し、年初来高値を更新した。引けは340円高の5350円。 【CCC(4756/100株)、4-6月期減益で続急落】 6日に決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益 が前年同期比16.4%減の29.8億円に落ち込んだことが嫌気された。 「TSUTAYA」の新規出店や「Tカード」の会員増加が寄与する ものの、CD・DVDが3割近く落ち込み既存店が不調。TVゲーム の販売も低迷した。直営事業やFC事業が不調となり、会員サービス 事業が減益となったほか、IMJ(4305)が子会社から持分法適用会社 になったことも利益を押し下げた。4-9月期(上期)と通期の業績見 通しは従来予想を据え置いたが、4-6月期の上期計画(81億円)に対 する進捗率がわずか36.8%にとどまったことから、業績の下振れ懸念 も台頭している。引けは64円安の688円。 【AOCHD(5017/100株)、上期・通期が一転、経常赤字でS安】 6日に決算を発表。10年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益 が43.7億円の赤字(前年同期は75.3億円の黒字)に転落し、併せて4- 9月期(上期)の同損益を従来予想の34億円の黒字→66億円の赤字(前年 同期は57.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったこ とが売り材料。4-6月期は、販売数量の減少や原油価格の下落、円 高などが響き、石油・ガス開発事業が低迷。子会社の富士石油の大規 模定期修理の影響で石油製品や石油化学製品の販売が落ち込み、石油 精製事業も振るわなかった。上期も、原油価格下落や石油製品市況の 悪化などによる採算悪化が響く。上期業績の悪化に伴い、通期の連結 最終損益を従来予想の108億円の黒字→38億円の赤字(前期は317億円の 赤字)に下方修正した。なお、通期平均でドバイ原油価格の前提を従来 の1バレル=52.5ドル→同60ドル、為替レートを1ドル=95円→96円 にそれぞれ修正。引けは100円ストップ安の813円。 ■上下落率・出来高・売買代金ランキング(東証1部) …………………………………………………………………………………………… 値上がり率上位15位 値下がり率上位15位  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1) 5721 Sサイエンス +50.00 1) 5017 AOCHD -10.95 2) 4201 日合成 +17.24 2) 4902 コニカミノル -10.09 3) 6665 エルピーダ +12.13 3) 4756 CCC -8.51 4) 4331 T&Gニーズ +12.06 4) 8915 タクトホーム -6.96 5) 1819 太平工 +12.01 5) 8934 サンフロ不 -6.29 6) 4651 サニックス +10.83 6) 6326 クボタ -6.13 7) 9543 静ガス +9.28 7) 7709 クボテック -5.91 8) 4631 DIC +8.33 8) 7226 極東開発 -5.33 9) 7955 クリナップ +8.19 9) 9831 ヤマダ電 -5.17 10) 8895 アネストワン +8.16 10) 6480 トムソン -4.96 11) 3402 東レ +7.29 11) 6417 SANKYO -4.92 12) 6287 サトー +7.23 12) 4678 秀英 -4.82 13) 9305 ヤマタネ +7.05 13) 8880 飯田産業 -4.77 14) 4527 ロート +6.93 14) 7867 タカラトミー -4.72 15) 8111 ゴルドウイン +6.88 15) 7244 市光工 -4.60 出来高上位15位 売買代金上位15位  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1) 8411 みずほFG 132572 1) 8316 三井住友FG 49010 2) 6502 東芝 106534 2) 6502 東芝 47494 3) 6764 三洋電 81490 3) 7203 トヨタ 43641 4) 8306 三菱UFJ 50082 4) 8306 三菱UFJ 29777 5) 5405 住金 34789 5) 8411 みずほFG 29683 6) 3402 東レ 31409 6) 7267 ホンダ 23146 7) 1808 長谷工 30211 7) 9984 ソフトバンク 22305 8) 5401 新日鉄 27381 8) 8604 野村 19392 9) 6501 日立 25502 9) 8591 オリックス 18112 10) 8604 野村 24904 10) 6764 三洋電 18005 11) 6702 富士通 23234 11) 6674 GSユアサ 17022 12) 5202 板硝子 22903 12) 6758 ソニー 16816 13) 7201 日産自 22596 13) 9437 NTTドコモ 16466 14) 6326 クボタ 20649 14) 3402 東レ 15813 15) 9305 ヤマタネ 20540 15) 6326 クボタ 15783
| <NQN>◇今日の株価材料(新聞など7日)三菱レ、サウジで合弁生産へ ▽6日の米株、続落 小売り大手不振でダウ平均24ドル安 ▽三菱レ、サウジで液晶パネル部材原料を合弁生産(日経) ▽公的年金、新興国株に投資へ 利回り向上狙う(日経) ▽JAL、国際10路線の廃止・減便へ(各紙) ▽政投銀、エルピーダときょうにも投資契約へ(日経) ▽エルピーダ、高度画像処理に使うDRAM事業に参入(日経) ▽トヨタ、8月末から夜勤復活 大型SUV工場で(朝日) ▽総務省、次世代ネット接続方式でNTT東西の2案を認可(日経) ▽三洋電、太陽電池パネル増産 生産能力2倍に(日経) ▽伊藤忠、豪で粉乳生産に参入 日中へ輸出(日経) ▽パイオニア社長、公的資金の注入「重要な選択肢として検討」(日経) ▽パイオニア、民間ファンドからの資金調達検討(朝日など) ▽セブン&アイ、百貨店事業テコ入れでグループ専門店の出店強化(日経) ▽1~6月の薄型テレビ販売、前年同期比17%増(日経) ▽ぴあ、大相撲入場券のネット販売業務を受託(日経) ▽Uアローズやオンワード、今秋冬に低価格衣料を投入(日経) ▽中外薬と大正薬、共同開発の骨粗しょう症薬を年内に承認申請(日経) ▽空気清浄機の出荷、5年ぶり増加見通し パナソニックなど新製品(日経) ▽キリンHDの1~6月期、経常益18%増 上期の最高益更新(各紙) ▽TDKの4~6月期、最終赤字32億円 赤字縮は縮小(日経) ▽コニカミノルの4~6月期、純利益98%減 事務機など低迷(日経) ▽コナミの4~6月期、純利益94%減 大型ソフトの反動(日経) ▽大日印の4~6月期、純利益20億円 カラーフィルター回復で黒字確保(日経) ▽CCCの4~6月期、経常益16%減 TSUTAYAが不振(日経) ▽T&Gニーズ、4~9月期営業黒字に 従来予想は赤字(日経) ▽カカクコム、今期純利益28%増に上方修正(日経) ▽太陽電、今期営業損益ゼロの見通し 従来予想は赤字(日経) ▽ヤマダ電、4~9月期純利益23%減に上方修正(日経) ▽ダイキンの4~6月期、純利益88%減(日経) ▽オリンパス、4~9月期純利益360億円に上方修正(日経) 〔NQN〕 |