後味悪い(いい意味で)本谷有希子「静かに、ねぇ静かに」読了。戯曲は破天荒ですき。この短編は、狭い世界の息苦しさみたいなものを感じた。映えにこだわるひとが、鏡に写ったくたびれた自分と友人を見て目を逸らす、っていう場面にとてとドキリとした。わたしはアンチスノウだけど、あの手のアプリ使ったら、現実から目を逸らしたくなるのもわかる。いつまでも思ったままの自分でいたい、のだけど。