【真実の眼から見た正しさとは何か】

一九九〇年代のバブル潰しと、日本の金融敗戦に関しては、私も多少の意見は述べていたので、残念でならない。これが中共の台頭を許し、現在の日本とアジアの防衛上の危機を招いたことは、とても残念である。
マスコミが一斉に言い出すとたいていは間違った結論になるが、それを検証したものが次の世論になることはまれである。

私はこれを、総理大臣経験者たちの霊言を通して検証し続けている。このシリーズは、決して「納涼企画」でもなければ、「ホラー」でもない。

「真実の眼から見た正しさとは何か」を追究し続けているのみである。
本書での橋本氏はとても率直な方であるとの印象を受けた。他の総理経験者の霊言と読み比べて、「政治的思考」を深められると、より一層、勉強が進むと思う。
(橋本龍太郎 元総理の霊言・あとがき)